象牙の塔とは? わかりやすく解説

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ぞうげ‐の‐とう〔ザウゲ‐タフ〕【象牙の塔】


象牙の塔

作者ヘンリー・ジェイムズ

収載図書ヘンリー・ジェイムズ作品集 6 象牙の塔・過去感覚
出版社国書刊行会
刊行年月1985.11


象牙の塔

読み方:ぞうげのとう

  1. 実利主義現実生活から脱れて、極め閉静な理想境に遊ぶことをいふ。
  2. 醜悪な世界から逃れて淋しい生活をしてる人々隠家かくれが)。〔隠語
  3. 現代物質文明乾燥無味の生活を免れ自己の別天地寂しく自我生活をなさんとせる人の美郷隠家
  4. 現代文明の無味乾燥なのに飽きて自己の別天地自我生活を営む詩美郷隠家研究没頭し社会交渉遮断した大学の研究室
  5. 自分独り天地安逸を貪つている境地を、フランスのヴイニーが評した語で、世間知らずの嘲語として用う
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象牙の塔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/16 23:20 UTC 版)

象牙の塔(ぞうげのとう、: ivory tower)とは、自ら望んで俗世間から離れ、主に精神的で難解な探求を行う場所の隠喩、または、その雰囲気を指す言葉である。19世紀以降、日常生活における問題への懸念から切り離された、知的探求の環境を意味するものとして使われる[1]。近年では、多くの国においてアカデミーや大学のシステムを指して使われている[2][3]


  1. ^ Shapin, Steven (2012). “The Ivory Tower: the history of a figure of speech and its cultural uses” (英語). The British Journal for the History of Science 45 (1): 1–27. doi:10.1017/S0007087412000118. ISSN 1474-001X. https://dash.harvard.edu/bitstream/1/8336536/1/Shapin_IvoryTower.pdf. 
  2. ^ Professor X, . (2011) (英語). In the Basement of the Ivory Tower: The Truth About College. Penguin. ISBN 978-1-101-47620-8. https://books.google.com/books?id=veF_2NS6qHwC 
  3. ^ Skowronek, Russell; Lewis, Kenneth (2010) (英語). Beneath the Ivory Tower: The Archaeology of Academia. University Press of Florida. ISBN 9780813034225. https://books.google.com/books?id=GGuPQQAACAAJ 
  4. ^ “Mary, the Ivory Tower ~ Cardinal Newman - Blessed Cardinal John Henry Newman” (英語). Blessed Cardinal John Henry Newman. (2014年5月23日). http://www.cardinaljohnhenrynewman.com/mary-the-ivory-tower-cardinal-newman/ 2021年8月18日閲覧。 
  5. ^ Bull, Marcus Graham (1999) (英語). The Miracles of Our Lady of Rocamadour: Analysis and Translation. Woodbridge: Boydell & Brewer. p. 29. ISBN 978-0-85115-765-8 
  6. ^ a b Quinion, Michael (2001年1月13日). “On "Ivory Tower"” (英語). WorldWideWords.org. 2021年8月18日閲覧。 “The origin is the Bible, specifically Chapter 7, Verse 4 of the Song of Solomon, in which Solomon is extolling the beauty of his beloved... Not quite the thing today [...] but it struck a chord with Charles-Augustin Saint-Beuve.”
  7. ^ THE IVORY TOWER by Henry James, introduction by Alan Hollinghurst” (英語). New York Review Books. 2021年8月20日閲覧。
  8. ^ Hodges, Andrew (1983) (英語). Alan Turing: The Enigma. New York City: Simon & Schuster. ISBN 978-0-671-49207-6. OCLC 10020685 
  9. ^ Jarrell, Randall (2008) (英語). 'The End of the Line' In Cook, J. 'Poetry in Theory: An Anthology 1900-2000'. Oxford: Blackwell. ISBN 978-0-631-22554-6 
  10. ^ “Philadelphia City Paper” (英語). オリジナルの2014年9月20日時点におけるアーカイブ。. https://archive.today/20140920162104/http://archives.citypaper.net/articles/113095/article018.shtml 
  11. ^ Philadelphia Living” (英語). 2017年10月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月3日閲覧。
  12. ^ “Philadelphia Weekly” (英語). オリジナルの2014年9月20日時点におけるアーカイブ。. https://archive.today/20140920162108/http://www.philadelphiaweekly.com/news-and-opinion/pnis_hall_resigns-38370649.html 


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象牙の塔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/16 16:50 UTC 版)

ロッテのおもちゃ!」の記事における「象牙の塔」の解説

イングリッド・ソルヴェイク・ソルグリムス (Ingrid Sorveig Sorgríms) 声 - 斎藤千和 99センチメートル/15キログラム・B52/W50/H54・7歳兎魔族通称イニ (Ini) 「大賢者ソルヴェイク」と呼ばれた父の知識を、生体魔術による移植ですべて受け継いだ2代目大賢者愛称の「イニ」は明日葉名付けた種族の特徴である、大きな兎耳がある。髪は紫がかった銀髪ツインテールで、瞳の色は赤。また、バニースーツの上に、サイズ大きローブ羽織っている。 空間圧縮して持ち運びできる「象牙の塔」と呼ばれる高い塔に住んでいる。生まれて以来、ずっと山奥僻地住み、塔から出たことすらなかったが、直哉に「塔から出ていろんな体験をするのは百億の知識より価値あることで、まずはロッテ邸訪れてほしい」と提案され、その翌朝にはさっそく象牙の塔ともどもロッテ邸の庭に出現し以後はそこで暮らしている。 優しく、また興味深い提案をした直哉に強い好意抱き会ったその日に唇にキスをした。また、その後すぐに直哉愛人自称しロッテを「恋人」と思っていたので「愛人」で止めたらしい)、ロッテ邸に来たのも、直哉とすぐに会える距離にいるため、と明言している。 運動は苦手で、泳いだともない知識だけではなく実体験通して心が豊かになることを日々楽しんでいて、そのきっかけ与えてくれた直哉明日葉には、深く感謝している。さらに経験深めるべく、直哉とともに週2回の通学始めた特殊なスーツ着用しているので、パンツはいていない。 アニメ版最終回では世界樹魔力研究して人間界妖魔界へ繋がる扉を常に開けるようにした。 人気投票では22票で5位に入ったタツオ ゴーレムイニ身辺世話掃除洗濯簡単な炊事など)をしている。 普通のゴーレムなので、あまり高度な作業できないソルヴェイク・オットー・ソルグリムス 先代大賢者ソルヴェイク」にして、イニ父親故人亡くなる間際生体魔術粋を集めた施術イニ施し300年生きた自らの知識全て移植した夜伽などの本の蒐集家でもあった。

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象牙の塔

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 21:11 UTC 版)

象牙」の記事における「象牙の塔」の解説

現実からかけ離れた夢想世界学者閉じこもる研究室比喩ミヒャエル・エンデ『はてしない物語』にも登場する

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