ルルイ岳(国後島)
1486m 北緯44度27分20秒 東経146度08分21秒 (世界測地系)
概 要
Dokuchaev Ridgeの北端に位置する。北西側の麓はオホーツク海に達し、北東側と南東側には第三系の基盤が露出する。南側は、Smirnov(岩山)Volcanoと接する。
現在の山体(1486m)には、最初の氷河期にできた地形が見られる。山頂に達する3本の広く深い谷によって、火口は完全に破壊されている。さらに、山麓の一部は相当量の侵食を受けている。標高が下がるにつれて狭くなる3本の谷は、明らかに次の氷河期にできたカールによって改変を受けている。これらの谷の谷壁には、典型的な火山体の構造が露出している。
頂上付近には、噴気活動によって変質した白っぽい岩石が露出するが、最近の活動は、山体西側(海抜150~350m付近にある、およそ1km2の範囲)で起きているだけである(Gorshkov、1970)。
記録に残る火山活動
参考文献
ルルイ岳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/28 07:53 UTC 版)
ルルイ岳 | |
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標高 | 1,486 m |
所在地 | 領土問題あり 日本(北海道国後郡留夜別村) ロシア(サハリン州南クリル管区) |
位置 | 北緯44度27分20秒 東経146度8分21秒 / 北緯44.45556度 東経146.13917度座標: 北緯44度27分20秒 東経146度8分21秒 / 北緯44.45556度 東経146.13917度 |
種類 | 活火山ランク分け対象外(成層火山) |
プロジェクト 山 |
ルルイ岳(ルルイだけ、ロシア語: Вулкан Руруй)は国後島にある火山。
概要
ドクチャエフ山脈の北端に位置する。北西側の麓はオホーツク海に達し、北東側と南東側には第三系の基盤が露出する。南側は岩山(標高1,189メートル)と接する。
現在の山体(標高1,486メートル[1])には、最初の氷期にできた地形が見られる。山頂に達する3本の広く深い谷によって、火口は完全に破壊されている。さらに、山麓の一部は相当量の侵食を受けている。標高が下がるにつれて狭くなる3本の谷は、明らかに次の氷河期にできたカールによって改変を受けている。これらの谷の谷壁には、典型的な火山体の構造が露出している。
頂上付近には、噴気活動によって変質した白っぽい岩石が露出するが、最近の活動は、山体西側(海抜150~350m付近にある、およそ1km2の範囲)で起きているだけである。[2]
噴火歴
記録に残る火山活動はない。
参考文献
- ^ "Ruruidake [Smirnov]". Global Volcanism Program. Smithsonian Institution. 2023年8月6日閲覧。
- ^ 気象庁|ルルイ岳
固有名詞の分類
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