はるな‐さん【榛名山】
はるなさん 【榛名山】
榛名山(群馬県)
1449m 北緯36度28分38秒 東経138度51分03秒 (掃部ケ岳)(世界測地系)
概 要
底面の直径約20kmの大型の成層火山。侵食が進んだ輝石安山岩の主成層火山の頂部に、径2km×3kmの小型のカルデラがあり、数個の角閃石デイサイトの後カルデラ溶岩ドームがある。活動史は複雑で、主成層火山の形成後、山体の破壊・再構築、数回の火砕流の流出、2回のカルデラ形成などが起きた。溶岩ドームはカルデラ中央の榛名富士のほか、主山体の東斜面にかけて東西方向に数個あり、その最新のものが二ツ岳である。二ツ岳北麓に伊香保温泉がある。
最近1万年間の火山活動
約1万年前に山体の東部で山体崩壊(行幸田(みゆきだ)岩屑なだれ)が発生し、その直後に水沢山溶岩ドームが形成された。この活動以降、顕著な火山活動は発生しなかったが、5世紀に活動が再開し、6世紀中頃までに3回の噴火が発生した。6世紀の2回の噴火は規模が大きく、大量の降下火砕物や火砕流も噴出した。現在の二ッ岳溶岩ドームは、最新の噴火に伴って形成されたものである(早田,1998)。
噴火記録はないが、噴出物と考古遺跡との関係から3回の噴火が知られている。
5世紀:噴火。
6世紀初頭:現在の二ツ岳付近からマグマ水蒸気爆発、水蒸気爆発、火砕流など。
6世紀中頃:プリニー型噴火による降下軽石・火砕流と二ツ岳溶岩ドームの生成。
<日本活火山総覧(第3版)(気象庁編2005)による。>
榛名山
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/14 09:47 UTC 版)
榛名山(はるなさん)は、関東地方の北部の群馬県にある上毛三山の一つであり、古来山岳信仰を受けてきた山である。山の南西麓に榛名神社が祀られている。
注釈
- ^ 榛名の「榛」(=“春”)を「秋」に置き換えている。なお他の地名は全て実名となっている。
出典
- ^ 群馬県埋蔵文化財調査事業団 2013, p. 1.
- ^ 【平成24年12月10日付け】金井東裏遺跡に関する報道提供資料群馬県ホームページ 2016年11月19日閲覧
- ^ 栗原久「人々を楽しませる赤城山の魅力 2.赤城山をめぐる伝説とそのルーツの考察」『東京福祉大学・大学院紀要』第4巻第2号、東京福祉大学・大学院、2014年3月、155-167頁、CRID 1390577309351894016、doi:10.57530/00000149、ISSN 1883-7565、NAID 120005486690。
- ^ “群馬県 榛名湖「ツツジ」見ごろ”. 地球の歩き方 (2018年5月22日). 2020年8月8日閲覧。
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