岩屑なだれとは? わかりやすく解説

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岩屑雪崩

読み方:がんせつなだれ
別名:岩屑なだれ、岩屑流

山が崩壊して雪崩のように麓まで流れ落ちる現象。主に、火山の噴火などに伴う山体崩壊結果として発生する

岩屑雪崩は、膨大な量の土砂岩屑が、表層雪崩要領高速滑り落ちてくるという特徴がある。高速である分だけ、遠方到達しやすい性質もある。

寛政年間発生した島原大変肥後迷惑」と呼ばれる眉山山体崩壊では、3億立方メートル優に超える体積土砂岩屑が岩屑雪崩となって崩れ落ちたとされる

文部科学省2012年5月富士山真下巨大地震震源となりうる活断層存在する可能性があることを発表した。この活断層震源としてマグニチュード7級の地震発生した場合富士山崩壊し岩屑雪崩を起こす可能性もあるという。

がんせつ‐なだれ【岩×屑雪崩】

読み方:がんせつなだれ

岩屑流


山体崩壊

(岩屑なだれ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/09/15 06:19 UTC 版)

山体崩壊(さんたいほうかい、sector collapse)とは、火山などに代表される脆弱な地質条件の山体の一部が地震動噴火、深層風化などが引き金となって大規模な崩壊を起こす現象である。




「山体崩壊」の続きの解説一覧

岩屑なだれ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/08 14:18 UTC 版)

戸室山」の記事における「岩屑なだれ」の解説

戸室山爆発によって西側金沢市街側)山腹崩壊しており、その山麓に岩屑なだれ堆積物分布する流れ山呼ばれる多数の小丘をつくるとともに大量岩塊含まれる戸室山基盤高度は東側で約400m西側で約300mであり、西側へ約6度傾く斜面上にあり、崩壊した部分溶岩円頂丘底面最大傾斜方向に当たる。戸室山底面積1.25km2、基盤からの高さ200mで、体積は0.111km3と推定される戸室山三日月型の山体について、南北尾根の同じ高さの地点直線結んだ形が本来のものと仮定して崩壊によって失われた凹部体積計測すると0.016km3となる。北陸周辺の火山崩壊の例には、1984年御岳斜面の伝上崩壊(0.036km3)、4400年前白山斜面大白川岩屑流(0.13km3)などがある。戸室山崩壊はこれらより小規模だが、緩傾斜丘陵上の比較なだらかな溶岩円頂丘なのに、全体積の10%以上が崩壊した点で特異である。 1999年、この岩屑なだれによる流れ山中にトチノキ巻き込まれ露頭発見され、岩屑なだれ発生時の14Cによる年代測定が可能となった半減期5568年を用いた経過年は18200±200年であった最新値5730年を用いると18700±200年)。この年代は最終氷期後期更新世を示す。 この岩屑なだれの理由は、火山基盤となった地形面が金沢市方向(西)に傾斜していることと、溶岩円頂丘形成された際、この傾斜影響溶岩円頂丘下流側斜面急傾斜作られていたためと考えられる有史以降記録に残る噴火はない。

※この「岩屑なだれ」の解説は、「戸室山」の解説の一部です。
「岩屑なだれ」を含む「戸室山」の記事については、「戸室山」の概要を参照ください。

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