乗鞍岳とは? わかりやすく解説

のりくら‐だけ【乗鞍岳】

読み方:のりくらだけ

岐阜長野両県にまたがる飛騨山脈南部火山標高3026メートルの剣(けん)ヶ峰を最高峰に、摩利支天岳・富士見岳恵比須岳などからなるコロナ観測所宇宙線研究所などがある。


乗鞍岳(岐阜県・長野県)

3026m 北緯360623秒 東経1373313秒 (剣ケ峰) (世界測地系

乗鞍岳地図

概 要

 南から権現池鶴ヶ池烏帽子の3火山体が南北配列しそれぞれ古期山体新期噴出物からなる安山岩デイサイト溶岩ドーム溶岩流主体とする。山頂部には火口湖せき止め湖など多くの池がある。北東側山麓湯川上流域硫気孔がある。



最近1万年間の火山活動

 9600年前と9200年前頃に剣ヶ峰噴火起こり9600年前噴火では火山砂噴出、9200年前噴火で、火山灰スコリア噴出溶岩流流出起こった。これらの活動以降も、給源不明であるが、何回かの水蒸気爆発発生している。最新の噴火は、約2000年前恵比寿岳で発生し火山灰噴出溶岩流出起こっている(尾関ほか,2000)。



記録に残る火山活動

1990(平成2)年
地震群発南南西10 ㎞地震群発1 月24 日 M4.2、4 月1 日 M4.6。

1991(平成3)年
前年以来地震続く、1 月23 日 M4.3。1992 年末にかけて減少しつつ続 いた。

1995(平成7)年
8月 南西約2kmで地震群発

日本活火山総覧第3版)(気象庁2005)による。




乗鞍岳

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/23 09:31 UTC 版)

乗鞍岳(のりくらだけ)は、飛騨山脈南部の長野県松本市岐阜県高山市にまたがる剣ヶ峰標高3,026 m)を主峰とする山々の総称。山頂部の権現池火口の外輪山に位置する最高峰の剣ヶ峰、朝日岳などの8峰を含め、摩利支天岳、富士見岳など23の峰があり、高山市奥飛騨温泉郷、高山市丹生川町、高山市朝日町、高山市高根町長野県松本市安曇にまたがる広大な裾野をもつ。飛騨側の高山市街地などから大きな山容を望むことができ、親しまれてきたである[5][6]。剣ヶ峰は、本州太平洋側と日本海側に分ける分水界上の最高峰でもある。




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