ミサイル防衛(Missile Defense : MD)
【ミサイル防衛】(みさいるぼうえい)
Missile Defence (MD)
弾道ミサイルなどに対する防御手段全般をさす言葉。
具体的にはAWACSや早期警戒機、イージス艦、偵察衛星による探知系と、ミサイル本体への攻撃を行う「弾道ミサイル迎撃ミサイル」を指す。
北朝鮮のテポドン事件以来、近年の日本では差し迫った脅威であり、防衛大網の柱となりつつある。
しかし、数兆円にも及ぶ開発費やその費用に対する技術的な困難に起因する不確実さから、度々積極的な導入に批判が上がっている。
弾道ミサイルの元々の特性(発射と同時か、あるいは着弾直前に探知して撃墜するしか対処法がない)から、確実に迎撃できるわけではない。
とは言え、確実に防ぐ事ができないのは当たり前であり、無いよりマシという方針の元開発が続いている。
関連:NMD THAAD スターウォーズ計画 弾道弾迎撃ミサイル制限条約 MIM-104(パトリオット) RIM-161(SM-3)
ミサイル防衛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/30 09:58 UTC 版)
ミサイル防衛(ミサイルぼうえい、英語: Missile Defense, MD)または弾道ミサイル防衛(だんどうミサイルぼうえい、英語: Ballistic Missile Defense, BMD)は、主に弾道ミサイルからある特定の区域を防衛すること及びその構想である。敵のミサイルを迎撃するミサイル防衛は時代と共にその名称が変遷して国家の安全保障にとって重要になってきている[1]。
注釈
- ^ 元東京新聞論説委員の半田滋はSM3と火星12双方の最高高度の差から、撃ち落とすのは不可能である旨や[11]、変則軌道で飛行するミサイルにはミサイル防衛が無力である旨も主張している[12]。
- ^ 東京都知事政務特担当特別秘書の宮地美陽子によれば、「極超音速ミサイルや、大量の弾道ミサイルが撃ち込まれる『飽和攻撃』に対処するためには、迎撃による防衛だけでは対応が難し」く[13]、「大量のミサイル攻撃に遭った場合にすべてを撃ち落とすことが困難なのは自明」であるので、日本政府は抑止力として反撃能力の保有を決定した[14]。
- ^ 2008年2月に制御不能に陥った偵察衛星NROL-21を撃墜した際には、高度247km、低高度周回衛星であるので速度8km/s以上で要撃し、撃破している。
- ^ ただし、田岡俊次は「標的のデータが分かっているから当たって当然」、「実戦で相手はそれを通知しない」ことを指摘している[16]。
- ^ イラク戦争時の迎撃実績は、15目標に対して9迎撃機会9撃破。うち2目標はPAC-3を4基発射、7目標はPAC-2・22基発射での撃破。残りの6目標は防空エリアを外れたため、交戦規則上射程外目標への空撃ち禁止のため迎撃せず標的は何れも砂漠に消えた。
- ^ なお、攻撃側の液体燃料弾道弾の即時使用信頼性は装備数の約3割とされ、配備数がそのまま完全に実効力のある攻撃手段となるわけではない。また防御側の現用のMDも、即応弾数ではなくレーダーの数によって同時対処数は制限されるため、即応弾数の数だけ同時対処できるというわけではない。
- ^ PAC-3開発時の推定ではあるが、早期警戒衛星の情報が無い要撃部隊単体での期待要撃率は早期警戒衛星の情報がある場合に比べて半減する物と考えられている。イラク戦争時の先例では比較的低速な短距離弾道ミサイルの弾着までの余裕は7分強あり、早期警戒衛星が敵弾道ミサイルの発射を確認するまで10秒以内、防空部隊への情報伝達は3.3分まで短縮され、防空部隊がレーダーで補足する前までに1分間の余裕が稼げたと伝えられている。
- ^ 海上自衛隊の基幹指揮回線である海上作戦部隊指揮管制支援システム(MOFシステム)はSUPERBIRD B2による衛星通信を使用するが、将来的にMOFシステムとJADGEシステムが連接された場合、これによって受信できる可能性も考えられる。
- ^ RIM-156 SM-2ERブロックIV、SM-6などの開発により、将来的には終末航程での交戦能力を付与する予定である。
出典
- ^ サウジ、イエメン武装勢力のミサイル迎撃 首都の宮殿を標的CNNニュース
- ^ 株式会社講談社 ブルーバックス「レーザーの世界」
- ^ Gorbachev's Reversal on Strategic Defense: An Opportunity for Bush
- ^ Limited Ballistic Missile Strikes. North Atlantic Treaty Organization.
- ^ 『戦域ミサイル防衛』 - コトバンク
- ^ “ロシアが誇る「無敵」核兵器をアメリカは撃ち落とせない”. Newsweek Japan (2018年3月7日). 2018年4月1日閲覧。
- ^ 中国が新型ICBM「東風41」を公開 全米を射程 - 日本経済新聞
- ^ a b c “防衛省、「レールガン」本格開発へ 極超音速兵器迎撃、対艦攻撃も:時事ドットコム”. 時事ドットコム. 2022年1月18日閲覧。
- ^ “イージス・アショアが事実上の白紙撤回――「ミサイル迎撃は常に不利」米軍幹部が警告”. 高橋浩祐. Yahoo!ニュース. 2020年6月16日閲覧。
- ^ 北朝鮮ミサイル、自衛隊の迎撃に現実味 技術向上で「困難」の見方も 時事通信 2023年4月15日07時14分配信
- ^ 半田滋 (2022年10月6日). “Jアラートは誤報、「火星12」は撃ち落とせない…北朝鮮「ミサイル発射」で判明した残念な現実”. 現代ビジネス. 講談社. p. 3. 2023年2月22日閲覧。
- ^ 半田滋 (2022年10月6日). “Jアラートは誤報、「火星12」は撃ち落とせない…北朝鮮「ミサイル発射」で判明した残念な現実”. 現代ビジネス. 講談社. p. 4. 2023年7月22日閲覧。
- ^ 宮地美陽子 (2024年5月25日). “日本人が意外と知らない「弾道ミサイル発射」の大きすぎる脅威…本当に撃ち落とせるのか?”. 現代ビジネス. 講談社. p. 2. 2024年5月30日閲覧。
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- ^ 能勢(2008)において、Jane's Strategic Weapon Systems Issue 47によるとの記述。
- ^ 田岡俊次 (2018年8月9日). “イージス・アショアが吹っかけられた「高い買い物」に終わる理由”. ダイヤモンド・オンライン. p. 5. 2019年7月29日閲覧。
- ^ 『軍事研究』2008年7月号56ページによる。
- ^ 04年度:1,068億、05年度:1,198億、06年度:1,399億、07年度:1,826億 防衛省公式サイト 平成19年度政策評価 総合評価 弾道ミサイル防衛政策 参考
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- ^ 平成23年度 事後の事業評価 評価書一覧 将来光波センサシステム構成要素技術の研究
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- ^ 平成18年度 事前の事業評価 評価書一覧 将来無人機構成要素の研究
- ^ 平成23年度 事後の事業評価 評価書一覧 早期警戒滞空型レーダ技術の研究
- ^ 平成21年度 事前の事業評価 評価書一覧 電波・光波複合センサシステムの研究
- ^ 図説 自衛隊有事作戦と新兵器 P.87
- ^ 総合取得改革に係る諸施策について(平成27年度概算要求) P.15
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- ^ “陸上イージス、撤回の方針決定 攻撃能力保有、議論へ”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞 (2020年6月24日). 2020年6月25日閲覧。
- ^ 岡部いさく (2006)
- ^ 自衛隊・防衛問題に関する世論調査 平成18年(2006年)2月
- ^ 韓国を操る中国――「三不一限」の要求
- ^ 米ミサイル防衛システム=THAAD韓国配備にまつわる攻防
- ^ THAAD:韓国防戦 中国一転圧力 対立封印、見通せず - 毎日新聞
- 1 ミサイル防衛とは
- 2 ミサイル防衛の概要
- 3 日本におけるミサイル防衛
- 4 配備の是非に関する議論
ミサイル防衛
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「タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦」の記事における「ミサイル防衛」の解説
一部の艦にはイージスBMDシステムを搭載し、SM-3弾道弾迎撃ミサイルの運用に対応する改修がなされている。2002年より、まず「レイク・エリー」において試験が開始された。また「シャイロー」(CG-67)はイージスBMD3.6システムを搭載し、2006年6月の試験によってミサイル防衛能力を確認したのち、横須賀海軍施設に配備された。その後、2013年までに、CG-61、CG-70、CG-72、CG-73がイージスBMDシステムを搭載しており、更に少なくとも5隻の改修が見込まれている。 これらのイージスBMD搭載改修の成果はAMODで統合され、2014年度から2016年度にかけて、ベースライン4搭載艦ではBMD5.0の適用が予定されている。
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ミサイル防衛
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「アメリカ合衆国の外交政策」の記事における「ミサイル防衛」の解説
詳細は「en:National missile defense」、「戦略防衛構想」、および「en:US missile defense complex in Poland」を参照 1983年3月23日、アメリカのロナルド・レーガン大統領によって、のちに「スター・ウォーズ」になぞらえられた大陸間弾道ミサイルからアメリカを守るために地上と宇宙に基地を配備するシステムを利用した戦略防衛構想(SDI)が提案された。構想は以前の「相互確証破壊」の攻撃ドクトリンではなく、戦略的な防衛に焦点をあてたものだった。それが完全に開発され、配備されることはなかったが、SDIの研究と技術は現在のミサイル防衛システムの一部の基礎になった。 2007年2月、アメリカは地上配備型ミッドコースミサイル防衛システムの建設についてポーランドとチェコとの交渉を公式に開始した(2007年の4月に行われたポーランドでの投票結果では57%が計画に反対した)。記者の報告によると、ポーランドではミサイル迎撃基地の建設を受け入れたが、チェコ政府はミサイル防衛のレーダーの配備に合意したが67%のチェコ人はそれに同意しなかった。 ロシアはもし、アメリカがポーランドとチェコで行おうとしている迎撃ミサイルとレーダーの配備計画を中止しなければロシアとNATOの国境付近に短距離弾道ミサイルを配備すると脅迫した。2007年4月、ウラジーミル・プーチン大統領はもしアメリカが中央ヨーロッパにミサイル防衛システムを配備すれば新しい冷戦が始まると警告した。プーチンはまた、ロシアはアメリカと1987年に締結した中距離核戦力全廃条約で約束した義務を放棄する準備ができているとも語った。 2008年10月14日、アメリカとポーランドはミサイル防衛システムをポーランドに導入し、チェコには追跡システムを配備することを発表した。ロシアのドミトリー・ロゴジンNATO特使は「このことが示した事実はグルジアをめぐる状況が示しているように、ロシアとアメリカの関係が非常に厳しい危機に突入したということであり、ミサイル防衛システムは、もちろん、イランに対してではなく、戦略的、潜在的にはロシアに対するものである」と語った。
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ミサイル防衛
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日本政府が導入しようとしている「日本版弾道ミサイル防衛(BMD)」構想はまったく無益であると断じている。兵頭もマッハ20で飛来するミサイルを撃墜するなど技術的にも不可能であると評価し、BMD構想は日本の核武装を阻み、かつBMD実現化の費用と技術を日本から奪おうとするアメリカの策謀であるとしている。
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ミサイル防衛
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2008年2月20日、USA-193撃墜のためSM-3を発射する「レイク・エリー」 USA-193撃破の瞬間 詳細は「イージス弾道ミサイル防衛システム」を参照 上記の通り、AWSはもともと、有人の攻撃機・爆撃機や、これらの航空機または艦艇から発射される対艦ミサイルの排除を目的とする究極の艦載防空システムとして位置付けられていた。当時、ソビエト連邦はSS-20中距離弾道ミサイルやスカッド短距離弾道ミサイルを配備していたものの、西側諸国からは、SS-20は準戦略兵器として、またスカッドは欧州の地上戦での長距離砲兵として捉えられており、これらを撃墜することによる防衛は重視されなかった。 しかしイラン・イラク戦争や湾岸戦争でスカッドが大量に使用されたほか、ソビエト連邦の崩壊によって弾道ミサイルと関連技術・技術者が第三世界に拡散したことで、これらの戦術弾道ミサイルへの対策が求められるようになった。まず応急的な施策が行われたのち、1993年に成立したクリントン政権において、本土防衛のための国家ミサイル防衛(NMD)と、同盟国および海外展開米軍部隊の防衛のための戦域ミサイル防衛(TMD)の二本柱として再編成された。これらの新しいBMD体制では宇宙配備システムは棄却され、地上配備システムと海上配備システムに注力することとされた。そしてこの海上配備システムのプラットフォームとして、イージス艦が期待されるようになった。 しかしこれらのミサイル防衛任務は、元来のAWSが目的としてきた対航空機任務とは多くの点で異なる対応が要求されることから、イージスBMD(ABMD)として独自のバージョン管理がなされている。開発にあたってはスパイラルモデルが採択されている。 イージスBMD 3.0シリーズ(ブロック2004) まず2004年9月、交戦機能を省いて、弾道ミサイルの捜索・追尾のみを行うLRS&T(Long range surveillance & track)機能だけを実装したBMD 3.0Eが先行配備されたのち、2005年春より、SM-3ブロックI弾道弾迎撃ミサイルによる交戦に対応したBMD 3.0が実用化された。ただしこちらも、あくまで予備的な交戦機能(Preliminary Engagement Capability)と位置付けられている。 その後、2006年8月には、SM-3ブロックIAの運用に対応して、実戦的な交戦機能(Operational Engagement Capability)を備えたBMD 3.6が承認された。 イージスBMD 4.0シリーズ(ブロック2006/08) 第二段階としてのイージスBMD 4.0シリーズでは、迎撃ミサイルをSM-3ブロックIBに更新することで、SRBM・MRBMに加えて、限定的ながら中距離弾道ミサイル(IRBM)への迎撃能力も付与される。またLOR機能も更に拡張されるほか、新型のBSP(BMD Signal Processor)を導入するなど、レーダー信号処理能力の強化も図られる。 そしてこれをもとに、AWSベースライン9.C1と統合したのがBMD 5.0CUである。BMD 4.0以前では、対空戦(AAW)機能とミサイル防衛(BMD)機能とで異なるプログラムを切り替えて使用していたが、BMD 5.0CUでは同時に使用できるようになり、IAMD(integrated air and missile defense)が実現される。 イージスBMD 5.0シリーズ(ブロック2010/2012/2014) イージスBMD 5.1はAWS ベースライン9.C2と統合されたものとなり、迎撃ミサイルをSM-3ブロックIIAに更新してIRBMへの本格的な対処能力を獲得する。
※この「ミサイル防衛」の解説は、「イージスシステム」の解説の一部です。
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ミサイル防衛
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 09:29 UTC 版)
「こんごう (護衛艦)」の記事における「ミサイル防衛」の解説
2007年10月4日から翌年1月4日の間、BMD機能付加に伴う装備認定試験のためハワイに派遣され、12月18日、米軍以外によるものとしては初となるスタンダードSM-3による迎撃演習(JFTM-1)をハワイ・カウアイ島沖で行い、太平洋ミサイル試射場から発射された高度160キロメートルの熱圏を飛行する標的ミサイル1発の迎撃に成功した。
※この「ミサイル防衛」の解説は、「こんごう (護衛艦)」の解説の一部です。
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「ミサイル防衛」の例文・使い方・用例・文例
- スペインはアメリカのミサイル防衛システムへの参加を正式決定した。
- 弾道ミサイル防衛の実現化を担当する国防総省の政府機関
- 高運動性能軽量誘導ミサイルというミサイル防衛兵器
- 米国,ミサイル防衛を配備
- 12月17日,ブッシュ大統領は米国が2005年末までにミサイル防衛システムを実戦配備すると発表した。
- 米国のミサイル防衛システムは,人工衛星のセンサーや地上配備のレーダーで弾道ミサイルの発射を探知するよう計画されている。
- 昨年12月に米国は,ミサイル防衛システムを禁止した弾道弾迎撃ミサイル制限条約から脱退している。
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