イスラーム教とは? わかりやすく解説

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イスラム‐きょう〔‐ケウ〕【イスラム教】

読み方:いすらむきょう

《(アラビア)al-Islām》世界宗教の一。7世紀初めにアラビアメッカムハンマドマホメット)が創唱した。ユダヤ教・キリスト教と並ぶ一神教で、神からの啓示記録とされるコーラン聖典信仰基本として、唯一神アッラー天使啓典預言者終末来世予定天命)の六つ信じること(六信)と、実行すべき基本的義務として、信仰告白礼拝喜捨断食メッカへの巡礼を行うこと(五行)にまとめられる多数の派があり、特にスンニー派シーア派大別されるアフリカから中近東東南アジアにかけて約7億の信徒がおり、独自の社会国家形成している。中国には7世紀末に伝わり清真教回教回回(フイフイ)教などと呼ばれたマホメット教

「イスラム教」に似た言葉

イスラム教

(イスラーム教 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/07 10:26 UTC 版)

アッラーフ · イスラーム
六信 · 五行
タウヒード · ジハード
モスク · マドラサ
カアバ · ハッジ





イスラーム教

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/14 15:49 UTC 版)

チャム族」の記事における「イスラーム教」の解説

上記のように、チャム共同体近世以来「蛮」フロイ、「占」バチャム、「尼」バニー(含むカンボジアのカンイマムサン Kan Imam San)、「イスラームベトナム及びカンボジアのジャウィー化したシャーフィイー人々を指す。海南オチャ U-Tsatも1930年代記録ではシャーフィイーであった)の四集団分けられる。バチャムとバニー信仰は、アニミズム祖霊信仰)と習合しアッラー信仰である。非チャム山地であっても、チュルーやラグライなどの中には、カトリック・プロテスタントへの改宗以後も、キリスト教的な神とは別にアニミズム的な神アッラーへの信仰維持する人々がある。チャムあり、か山地民と国から認定されているフロイについては、イスラーム化した後でモン・クメール系山地民バフナル(バナバナール)と共存しバフナル化する中で祖霊信仰もどったのか、もともイスラーム化されていなかったのか不明であるが、アッラー信仰存在確認されていない。 『宋史によればチャム国家チャンパ占城)はすでに宋代11世紀)においてイスラーム化が相当進み朝貢使の多くアラビア語名を持つ。チャムイスラーム信仰においてはアリー極めて重視される。アル・ディマシュキーの『コスモグラフィー』(1325-1327ごろ)にはヒジャーズにおけるアル・ハッジャージの追討から逃れてアッ・サンフ(チャンパ)に渡った7世紀アリーユーン派(初期シーア派)の亡命伝承載せられている。『占皇家編年史』(チャム年代記, Sakkarai dak rai patao Cam)や、サカヤーがパンラン Pa-nrang、パリク Parik 地方収集した伝承では、チャムイスラームは、ジュク滅ぼされて南属領のパンランに逃げた旧チャンパー・アグイ王国 Bal Angueiの王族遺民に、最初期イスラーム伝道者ポーシワンのふたりの子、ポーハニインパン Po Haniim Per とポークロンバラウ Po Klaong Barau の兄弟伝えたのである1930年代調査では、13世紀末に占城から海南移住したとの伝承を持つ海南チャムオチャ U-Tsat)はシャーフィイーであったため、宋代明代占城イスラムシャーフィイーだったと考えられる現在の海南チャムはハナフィー集団属する)。ポーシワンの「シワン」Siwan はNursawan, Nursiwan の異表記であり、イラン英雄王ホスローの別名アヌシルワン Anusirvan が変化したもので、イランまたは中央アジア出自考えられるため、これをジャワ初期イスラム伝道者スナン・グレシク(Sunan Gresik, Asmarakandi、中央アジア・サマルカンドの出身考えられる)と同一人物比定する意見もある。宗教職能者として、祖先祭祀司るバチャムのアヒイン Ahiér < akhir(最後の人々)各職階と、アッラー祭祀を司るバニーのアワン Awal < awwal(最初の人々)の各職階がある。アワンの各職階はイムム(イマーム)など一般的なイスラームの職階と共通するものが多い。

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イスラーム教(イスラム教)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 09:57 UTC 版)

葬儀」の記事における「イスラーム教(イスラム教)」の解説

en:Islamic funeral」も参照 イスラーム教における死は、神アッラーへの服従一時的な別れとし、アッラー審判の日復活をすると信じられているため、土葬される。死後なるべく早く葬儀済ませるべきであるという考えから、死亡翌日には執り行われることが多い。死亡した場所の法律にもよるが、同性遺族または専門業者遺体洗浄し縫い目のない白い布に包まれミンバル(説教壇)の前にある台に設置される。その前にイマーム(導師)が立つ。礼拝イマーム従い参列者が起立したま行われる。遺族葬儀中に泣き叫ぶことは禁止されている一方で泣き女として雇われ女性が「オルルル!」という声を響かせる礼拝が終わると遺体墓地運ばれ頭部メッカ方向を向かせて、右腕下になるようにして埋葬される遺族男性3日間、女性は4ヶ月10日間を喪に服し派手な生活は控えるよう規定されている。

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イスラーム教

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 00:17 UTC 版)

「夫」の記事における「イスラーム教」の解説

イスラーム教の婚姻についての法によれば、夫は家庭と妻たちの保護者である。そのため、法的経済的家庭的な面において妻よ多く権利を持つとともに義務負っている。婚姻に関するイスラーム法文化は、そのほとんどがクルアーン依拠している。 多く場合ムスリムイスラーム教徒)の夫婦は完全に対等な関係を互いに求めることができる。イスラーム教は、世界多く信者を持つ主要宗教としては唯一一夫多妻複婚認めている。これはイスラーム教草創期には戦争戦死する男性多く未亡人となった女性生き残った男性扶助する必要があったためである。ただし、夫が持てる妻は4人までとされ、すべての妻を公平に扱うことが求められている。イスラーム教では、結婚した男女以外の間での異性関係厳しく禁止している。 夫である、既婚男性であることを示す外見特徴として定められているのは結婚指輪のみである。

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イスラーム教

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/25 23:47 UTC 版)

インドの宗教」の記事における「イスラーム教」の解説

インドにおけるイスラーム」および「インド・イスラーム文化」も参照 12世紀頃に西部からムスリムによるインド征服が行われ、その後にイスラーム教が広まりインド最初イスラーム国家ゴール朝成立したそれ以来ムガル帝国崩壊まで、インドイスラム教国であったイギリスとの紛争の際に全インド・ムスリム連盟結成された。 13.4%のインド人ムスリムである。核問題に関して隣国パキスタンとの対立続いている上に、ムンバイでは2006年ムンバイ列車爆破事件が、2008年にはムンバイ同時多発テロ発生したそれまでにも存在していたヒンドゥー教との対立相互不信は、これらの事件によって更に深まった

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イスラーム教

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/31 02:32 UTC 版)

一神教 (唯一神)」の記事における「イスラーム教」の解説

イスラーム教において、初期のころは、他との調和をはかる拝一神教であったが、メディナ期になると、敵と戦う絶対的一神教転化したウスマーン版ムスハフ全体通じて神の呼称一貫していないとされている。初期メッカ時代には、その時期ではおもに「主」と「アッラー」が、用いられているとされるまた、「われ」と言ったり、「われわれ」と言ったりする場面数多くある。 神の存在について、ムスハフ解釈本では、二種類の姿が啓示されている。一つには、神は、「超越的遍在的な人格神としての姿であるとしている。これは、現代宇宙論にも通用する姿であるといえるもう一つは、神は、人間の上にあって全ての存在支配している「高み座に座している人格神」であるとしている。そのどちらも、ムスハフでは、慈悲の神の姿として啓示されている。 啓示宗教における実存的な神としてみた場合イスラームにおける「超越的遍在的な人格神」は、ユダヤ教・キリスト教における「在りてある神」という神観念と同じであると見ることができる。

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