箱根ターンパイク 通行料金

箱根ターンパイク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/02 14:39 UTC 版)

通行料金

2019年令和元年)10月1日現在[10][11]

  • 普通車の通行料金
    • 箱根小田原本線区間 730円
    • 箱根伊豆連絡線区間 150円

全線では880円となる(1 km単価56.7円)。両区間は独立しているので、料金は別々に支払う必要がある。

  • 自動二輪の通行料金
    • 箱根小田原本線区間 550円
    • 箱根伊豆連絡線区間 130円

なお、料金所付近ではUターンができない。また、2007年(平成19年)3月から2019年(平成31年)3月まで次世代型料金収受システム(IBAサービス)を導入していた(サービスの利用には多機能型ETC車載器と事前の会員登録が必要)[12]

営業時間

かつては箱根小田原本線と箱根伊豆連絡線とで営業時間が異なっていたが、現在は全線一律で5:30 - 22:30(最終入場時間 22:00)の営業となっており[11]、営業時間外の夜間は全線が完全に封鎖され、通行できない。

運営主体

もともと東急グループの開発計画に伴って建設されたものであり、長年、東急グループの東急ターンパイク(事業譲渡後にTTP株式会社に改称[13]、2013年以降に法人消滅)が保有・運営していた。

しかし、赤字が続いたこともあり、2004年(平成16年)3月にオーストラリア投資会社マッコーリー銀行グループが主体となるインフラストラクチャー・ファンドが設立した箱根ターンパイク株式会社に11億5700万円で営業譲渡され、運営が移管された[14]。その後、2014年4月25日に箱根ターンパイク株式会社は中日本高速道路の子会社であるNEXCO中日本インベストメントにより買収され100%子会社となった[15]

沿革

  • 1954年昭和 29年)3月5日 - 東京急行電鉄道路運送法に基づき、渋谷 - 江ノ島間の一般自動車道(有料道路)「東急ターンパイク」を免許申請。
  • 1955年(昭和30年)
    • 2月16日 - 吉浜開発株式会社設立。
    • 8月23日 - 東京急行電鉄が小田原 - 箱根間の一般自動車道(有料道路)「箱根ターンパイク」を免許申請。
  • 1957年 (昭和32年)8月26日 - 東京急行電鉄が藤沢 - 小田原間の一般自動車道(有料道路)「湘南ターンパイク」を免許申請。
  • 1957年(昭和32年)11月5日 - 吉浜開発株式会社が東急グループの傘下に入る。
  • 1960年 (昭和35年)5月12日 - 「箱根ターンパイク」の事業免許を取得。「東急ターンパイク」は第三京浜道路 と、「湘南ターンパイク」は西湘バイパス と競合したため、認可されなかった。
  • 1961年 (昭和36年)
    • 5月10日 - 工事施行認可申請。
    • 10月19日 - 工事施行認可。
  • 1962年 (昭和37年)10月19日 - 起工式挙行。
  • 1963年 (昭和38年)5月10日 - 吉浜開発株式会社が箱根ターンパイク株式会社に商号変更。東京急行電鉄から箱根ターンパイクの建設を引き継ぐ。
  • 1965年 (昭和40年)7月23日 - 大観山線が開通。
  • 1966年 (昭和41年)12月1日 - 箱根ターンパイク株式会社が東急ターンパイク株式会社に商号変更。
  • 1967年 (昭和42年)10月1日 - 十国線開通。
  • 1972年 (昭和47年)
    • 3月31日 - 東急ターンパイク株式会社の経営悪化に伴い、東京急行電鉄が自動車道と東急ターンパイク株式会社が所有する土地を62億8853万円で買収。
    • 4月1日 - 東京急行電鉄が東急ターンパイク株式会社に箱根ターンパイクの営業を委託。
  • 2004年平成 16年)3月1日 - 東京急行電鉄は、経営を箱根ターンパイク株式会社へ約11億円で譲渡[14] 。箱根ターンパイク株式会社は、オーストラリア の投資銀行マッコーリー銀行 グループと、日本政策投資銀行 が出資するジャパンインフラストラクチャーグループ有限会社の出資を受けている。
  • 2005年 (平成17年)7月30日 - 東京急行電鉄からの譲渡後、改装工事をしていたドライブイン大観山にターンパイク・ビューラウンジが新装オープンした。
  • 2007年 (平成19年)3月1日 - 東洋ゴム工業 株式会社がネーミングライツ(命名権)を取得したことにより、道路名称が「TOYO TIRES ターンパイク」、施設名称が「TOYO TIRES ビューラウンジ」となる[16][17]
  • 2014年 (平成26年)
    • 4月25日 - 中日本高速道路 (NEXCO中日本)が子会社を通して箱根ターンパイク株式会社の全株を取得。100%子会社とした[15]
    • 8月1日 - マツダ 株式会社がネーミングライツ(命名権)を取得したことにより、道路名称が「MAZDA ターンパイク箱根」、施設名称が「MAZDAスカイラウンジ」となる[1][18]
    • 11月18日 - 株式会社三栄書房 が刊行する自動車雑誌「モーターヘッド」第14号の巻頭特集企画「Motorhead Hill Climb Supported by RECARO 」として、箱根小田原本線を封鎖・専有のうえで、競技用車両数台による登り区間のヒルクライム アタックを実施[19]
  • 2017年 (平成29年)8月1日 - マツダとの契約期間満了により、道路名称が「箱根ターンパイク」、施設名称が「大観山スカイラウンジ」となる[20][21]
  • 2018年 (平成30年)2月22日 - アネスト岩田 がネーミングライツを取得、同年3月1日より道路名称が「アネスト岩田 ターンパイク箱根」、施設名称が「アネスト岩田 スカイラウンジ」となる。同時に自動車道ナンバリング「D18a」「D18b」を導入する[2][22]



注釈

  1. ^ a b c 西湘接続線を除く距離
  2. ^ 大観山スカイラウンジ周辺は、箱根町湯河原町の境界線上をまたぐように走る。
  3. ^ 西湘接続線を含む
  4. ^ NHK(日本放送協会)における広告(CM)放送の禁止を定めた放送法83条の規定や、交通情報の放送時間の短さから、日本道路交通情報センターが交通情報でターンパイクについて言及する際は、民放各局を含めて、これまでの路線名に近い「箱根ターンパイク」という表現を用いている。
  5. ^ 正式な施設名ではない

出典

  1. ^ a b c 浅井建爾 2015, p. 32.
  2. ^ a b c “アネスト岩田株式会社、ネーミングライツを取得「アネスト岩田 ターンパイク箱根」と命名” (PDF) (プレスリリース), 箱根ターンパイク, (2018年2月22日), http://mitte-x-img.phj.jp/htpl/file/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B9/NewsRelease_20180222.pdf 2018年2月25日閲覧。 
  3. ^ a b c d 小川、栗栖、田宮 2016, p. 75.
  4. ^ a b c d 中村純一 編 2017, p. 75.
  5. ^ a b 会社概要”. 箱根ターンパイク. 2018年2月閲覧。
  6. ^ 道路貸切 - アネスト岩田 ターンパイク箱根
  7. ^ 谷口信輝 ドライバーズコラム 第6回 箱根ヒルクライム - GAZOO.com・2016年1月19日
  8. ^ ポルシェ919がターンパイク箱根を走った! - MEN'S EX Online・2018年6月22日
  9. ^ 【動画】MotoGP王者マルク・マルケスが箱根ターンパイクを走る! - オートスポーツ・2018年10月20日
  10. ^ 消費税率引き上げに伴う通行料金改定のお知らせ”. 箱根ターンパイク. 2020年2月閲覧。
  11. ^ a b 営業時間・料金”. 箱根ターンパイク. 2020年2月閲覧。
  12. ^ 次世代料金徴収システム 「IBAサービス」のご案内”. 箱根ターンパイク. 2018年2月閲覧。
  13. ^ 資産運用会社における取締役の変更予定に関するお知らせ (PDF)” (プレスリリース), 東急リアル・エステート投資法人, (2012年3月28日) 
  14. ^ a b “営業の一部譲渡および子会社の解散に関するお知らせ” (PDF) (プレスリリース), 東京急行電鉄, (2003年11月27日), https://www.tokyu.co.jp/ir/upload_file/library_03/9005_2010060911020303_P02_.pdf 2018年2月閲覧。 
  15. ^ a b 中日本高速道路株式会社 (2014-06-05) (PDF). 平成26 年3月期 決算情報 (Report). 中日本高速道路株式会社. p. 21. http://media2.c-nexco.co.jp/images/news/3492/595cbe9055bd95cebdf4cec71c9bf73c.pdf 2018年1月5日閲覧。. 
  16. ^ 日本初 道路のネーミングライツ(命名権) 「箱根ターンパイク」のネーミングライツで合意 2007年3月1日に「TOYO TIRES ターンパイク」が誕生”. 東洋ゴム工業株式会社 (2007年2月20日). 2013年4月9日閲覧。
  17. ^ “東洋ゴム工業、箱根ターンパイクの命名権を取得”. nikkei BPnet. (2007年2月23日). http://www.nikkeibp.co.jp/news/biz07q1/526384/ 2013年4月9日閲覧。 
  18. ^ NEWS FROM MAZDA マツダ、箱根ターンパイクのネーミングライツを取得2014年7月22日
  19. ^ MH Hillclimb In HAKONE!!!2014年12月25日
  20. ^ 道路名称ならびに施設名称 変更のご案内2017年8月1日[リンク切れ]
  21. ^ 道路の名前、売ってみたらどうなった? 旧に復した「箱根ターンパイク」の10年間とは”. 乗りものニュース. 2018年2月25日閲覧。
  22. ^ 箱根ターンパイクのネーミングライツを取得 - アネスト岩田 2018年2月22日(2018年2月23日閲覧)






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