痛快なりゆき番組 風雲!たけし城
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ネット局
放送対象地域 | 放送局 | 系列 | 備考 |
---|---|---|---|
関東広域圏 | 東京放送 | TBS系列 | 制作局 現:TBSテレビ |
北海道 | 北海道放送 | ||
青森県 | 青森テレビ | ||
岩手県 | 岩手放送 | 現:IBC岩手放送 | |
宮城県 | 東北放送 | ||
福島県 | テレビユー福島 | ||
山梨県 | テレビ山梨 | ||
新潟県 | 新潟放送 | ||
長野県 | 信越放送 | ||
静岡県 | 静岡放送 | ||
石川県 | 北陸放送 | ||
中京広域圏 | 中部日本放送 | 現:CBCテレビ | |
近畿広域圏 | 毎日放送 | ||
鳥取県 島根県 |
山陰放送 | ||
岡山県 香川県 |
山陽放送 | 現:RSK山陽放送 | |
広島県 | 中国放送 | ||
山口県 | テレビ山口 | 1987年9月まではフジテレビ系列とのクロスネット局 | |
高知県 | テレビ高知 | ||
福岡県 | RKB毎日放送 | ||
長崎県 | 長崎放送 | ||
熊本県 | 熊本放送 | ||
大分県 | 大分放送 | ||
宮崎県 | 宮崎放送 | ||
鹿児島県 | 南日本放送 | ||
沖縄県 | 琉球放送 |
日本以外での放送
日本から世界各国に番組自体が輸出されて放送されたり、番組のフォーマットが輸出され現地版が作られたりした。
各国での「たけし城」の人気は高く、これまでに159カ国・地域で放送されている。特にアメリカのテレビ局「Spike」では、「スタートレック」や「CSI:科学捜査班」に並ぶ看板番組として定着しており、ビル・クリントン元米国大統領やヒラリー・クリントン米国務長官も度々番組のファンを公言しているという(ただし、後述の通り米国版は現地用に再編集されている点を留意しなければならない)[38]。
- 1988年5月より、「たけし城」各ゲームをお手本にしたアトラクションゲーム番組『WAY OF LIFE』が放送。
- 1988年9月より、TBSの姉妹局である台湾の中華電視公司が「たけし城」各ゲームの図面を購入し、『百戦百勝』の名で放送。日本版と異なりチーム戦方式となっており1回に20人以上の団体で5チームが参加する。参加者同士の対抗もあるが、最終的には5チームがはっきり順位を並べることはない。ゲームにもいくつかオリジナルの要素を加えている。本家『たけし城』でも台湾に遠征し、『百戦百勝』にチャレンジするSP版が行われた。2006年からは、台湾のJET TVにてTBS版『たけし城』が『百戦百勝王』の名で放送された。放送は50分間で、一部の内容がカットされている。
- 1980年代には、たけし城の亜流番組『KING OF MOUNTAIN』が放送。
- 2003年4月からは『Most Extreme Elimination Challenge』(SPIKE TVでは、MXC)として放送された。30分番組のためオリジナルと比べるとかなり編集されており、2チームの対戦という設定に改変させている。吹き替えもアメリカンジョークを多用し「警察官対犯罪者チーム」などとでっちあげ、当時の日本の一般人の映像に「この人は前科何犯です」等でたらめなナレーションをつけるなどより本家より失礼な台詞になっている。たけしとそのまんま東はそれぞれ "Vic Romano"、"Kenny Blankenship" と呼ばれて、日本の一般人出演者も適当な名前がつけられ、台詞も全部でっちあげ。特定の場面だけをピックアップして放送するため、カート戦もカットされている。
- 2008年6月24日よりABC系列で『ワイプアウト』という番組が放送された。内容は本番組と似た構成で、賞金は50,000ドルとなっている。なお、TBS側は『たけし城』『SASUKE』との類似性を指摘し、ABCテレビに提訴していたが、2011年に和解が成立した。
- 「Takeshi's Castle」として放送している。「たけし城」を英語に吹き替え忠実に再現したもの。1990年代に既に部分的には紹介されていたが、2002年11月にBSkyB系のChallenge TVでシリーズ・レギュラー放送開始。俳優でコメディアンのCraig Charlesが英語版ナレーションを担当。2012年にレギュラー放送再開(再放送)で再び人気を博している。
- 2013年にはリブートとしてイギリス版が製作。さらに復活版の製作も決定している。撮影はタイで行われる[39]。
- 「Humor Amarillo」として吹き替え版が放送されている。
- 吹き替え版ではなく映像と現地のタレント達のコメントやリアクションを交えながら放送されていた。原音声は全くと言っていいほど聞こえないが、スタッフロールは最後まで流す。セットに「タケシカスル」と書かれた垂れ幕があったが、後のリニューアルで撤去された。放送時間は30分以下と短い。タイトルはイギリス版と同じ「Takeshi's Castle」。
- 「Takeshi's Castle」として吹き替え版が放送されており、音声は日本語のままだが、バックグラウンドでドイツ語での実況がついている。
- W9で日曜日19時から放送。音声は日本のままだが、日本のことを全く知らないフランス人の実況が付いている。
- 2014年6月4日、TBSは現地の制作会社2社にコンセプトやノウハウを提供し、240万平方メートル(東京ドーム53個分)の敷地にアトラクションを組んで『たけし城』のタイ版「TAKESHI'S CASTLE THAILAND」を制作することを発表した。タイのチャンネル7でタイ時間の7月20日午後2時45分から4時30分までの1時間45分に初回放送、以後は毎週日曜日に放送[40]。
- 「アル・ヒスン(アラビア語で要塞)」の名で放映された。オリジナルにアラビア語のコメントをかぶせただけだが、コメントを担当したレバノン人俳優、リヤード・シャッラーラのしゃべりが受けて、アラブ全域でヒットした[41]。
- 2016年、サウジアラビアの関係者らが来日し、TBS本社を訪問。新たにサウジアラビア版を制作し、中東を中心としたアラビア語圏で放送するための契約書に調印を行った[42]。
- 2005年ごろに現地版が製作されている[39]。
スタッフ
- 企画 (クレジット表記なし):北野武
- 構成:たけし城保存会(たけしの番組に関わっている構成作家が中心・大岩賞介、高橋秀樹、海老原靖芳など)
- 音楽:小野寺忠和、佐藤典昭
- 演奏:アーチストマジソン
- ナレーター:宮内鎮雄(当時TBSアナウンサー)[注 16]
- スタント:菊地剣友会
- TP:新福剛
- TD:高橋紀男、熊本宗孝
- カメラ:山田俊明、池内和夫、星野新
- VE:岩佐博、蓑輪周治、吉田均、宇留野裕右、宮原満明
- VTR:森山和夫、川上政信、石川真人、佐野恵一、久保一昭、宮下俊彦
- 音声:沖田良一、入佐隆
- 照明:板垣賢三、白石雄二、的場謙一、海老原靖人、菱山勇
- PA:市野瀬数美、吉野晴久、新井隆男、花見秀徳
- 編集:阿久津廣次、大石康弘、庄司好孝
- 音響効果:鳥水哲也、山田弘実
- 美術:中嶋美津夫、藤井豊
- 美術デザイン:橘野永
- 協力:東通、緑山スタジオ・シティ、太田プロダクション(#87まで)、オフィス北野(#88から)
- 演出:三角英一、渡辺香、岩原貞雄、三田村泰宏、難波一弘、桂邦彦、田代誠、永田守、橋本孝 / 村木益雄
- プロデューサー:桂邦彦(全期間)、三角英一(後期のみ)
- 製作著作:TBS[注 17]
注釈
- ^ 出場資格は原則的に18歳以上の男女(後述の各大会を除く)。
- ^ 正しい慣用句は「戦いの火蓋が切られる」または「戦いの幕が切って落とされる」であり、厳密には誤用である。
- ^ 正確には所得税が源泉徴収されるため、手取りは90万円。ただし一時所得が適用されるため、他の所得が少ない者や無収入の者は翌年に確定申告することにより、天引きされた所得税の一部または全額の還付を受けることができた。
- ^ 事件後の第25~28回は逮捕前にすでに収録されたため放送された。
- ^ 第55回でたけし、稲川から正体をばらされた。
- ^ a b TBSチャンネル2移行後の再放送では、中山の出演部分(名前・顔が見えるシーン)はほぼ編集でカット。
- ^ 初期にはたけし戦車もたけし軍団戦車と同型だった。
- ^ のちにテレビ東京系『たけしの誰でもピカソ』にて、たけし本人が「自分が乗っていたカートの的は紙が二重になっており、さらに防水スプレーでコーティングしてあった」と、あらかじめ簡単に破られない工夫が施されていたことを明かしている。たけし戦車に肉薄したことを理由とする敢闘賞受賞者も多かった。
- ^ TBSチャンネルの公式ホームページ等の番宣写真はこの回の時に撮影されたもの
- ^ カート戦では全員復活。l
- ^ 最優秀選手賞として具志堅用高が受賞。具志堅の受賞を的中させた視聴者にはハワイ旅行がプレゼントされた。
- ^ a b 抜群の運動神経で難関を余裕でクリア、敢闘賞を獲得した。第73回のスペシャルで「最強敢闘賞軍」としての出場時にも敢闘賞を受賞。いずれの回でも人喰い穴で失格になった。最終回では最優秀敢闘賞を受賞し、世界一周旅行をプレゼントされた。
- ^ コミック部門賞、アクション部門賞、審査員特別賞、最優秀敢闘賞の4つ。
- ^ 東は「『SASUKE』の原点ともいえるのが、この『たけし城』」、谷隼人は「旅番組以外の久々の仕事だった」とコメントした。
- ^ 一部回でエンディング「今週の勇士たち」と人数が異なるものがある。
- ^ 宮内が都合で出演できない回では、桝井論平、柄沢晃弘(いずれも当時TBSアナウンサー)が務めた。
- ^ スタッフは「豪華版 風雲!たけし城スペシャル 全国制覇冬の陣II」1987年12月30日(TBSチャンネルでは2006年5月5日)放送より・一部省略)
- ^ 募集により本編に採用されたゲームは「まわってビーチボーイズ&ギャルズ」「ザ・ロンゲストヤード」「傷だらけのローラー」。
- ^ 当時は日本テレビ系列単独加盟局だった(ANNには1989年4月に加盟)。
- ^ 仮称時のタイトルは『復活!風雲!たけし城』だった。
- ^ 新造のたけし城にはLEDの城壁と剣を持ったロボットアームのオブジェを装備し、第1シーズン時点では「右腕建設中」となっている。
出典
- ^ “「たけし城」後日談 井手らっきょが目を付けた人妻の運命|ダンカンの笑撃回顧録”. 日刊ゲンダイDIGITAL. 2020年7月5日閲覧。
- ^ “海外でカルト的な人気番組「たけし城」、今度は中東現地版が制作へ 日本ではもう無理なのか…”. zakzak. 2020年7月5日閲覧。
- ^ a b c d e (インタビュー)「空振り続きのプロデューサー 「風雲!たけし城」で逆転の一撃」『西日本新聞ニュース』、2020年4月30日 。2020年8月23日閲覧。
- ^ “『風雲!たけし城』34年ぶり復活 アマプラで来年配信”. ORICON NEWS (2022年3月30日). 2022年4月19日閲覧。
- ^ “「フライデー襲撃事件」で大バッシング 番組とタレント守ったのは…”. 西日本新聞ニュース. 2020年7月5日閲覧。
- ^ 朝日新聞1988年1月23日付夕刊
- ^ 昭和61年9月12日読売新聞24面テレビ欄。
- ^ 昭和61年9月19日読売新聞24面テレビ欄。
- ^ 昭和61年9月26日読売新聞夕刊20面テレビ欄。
- ^ 昭和61年10月3日読売新聞24面テレビ欄。
- ^ 昭和61年10月17日読売新聞24面テレビ欄。
- ^ 昭和61年10月24日読売新聞24面テレビ欄。
- ^ 昭和61年10月31日読売新聞24面テレビ欄。
- ^ 昭和61年11月7日読売新聞夕刊16面テレビ欄。
- ^ 昭和61年11月21日読売新聞24面テレビ欄。
- ^ 昭和61年11月28日読売新聞夕刊20面テレビ欄。
- ^ 昭和61年12月12日読売新聞夕刊20面テレビ欄。紙面ではがんばれホーエルズと誤植。
- ^ 昭和62年1月9日読売新聞24面テレビ欄。
- ^ 昭和62年1月16日読売新聞24面テレビ欄。
- ^ 昭和62年1月31日読売新聞24面テレビ欄。
- ^ 昭和62年2月27日読売新聞24面テレビ欄。
- ^ 昭和62年3月6日読売新聞24面テレビ欄。
- ^ 昭和62年3月13日読売新聞24面テレビ欄。
- ^ 昭和62年3月20日読売新聞24面テレビ欄。
- ^ 昭和62年5月1日読売新聞28面テレビ欄。
- ^ 昭和62年5月15日読売新聞テレビ欄。
- ^ 昭和62年5月29日読売新聞テレビ欄。
- ^ 昭和62年6月12日読売新聞テレビ欄。
- ^ 昭和62年7月17日、24日読売新聞テレビ欄。初出は17日だが17日は金曜ナイターのため放送中止、24日の披露となった。
- ^ 昭和62年11月20日読売新聞テレビ欄。
- ^ TBSチャンネル開局時のラインナップより。東国原英夫(そのまんま東)の都道府県知事選挙、衆議院議員総選挙出馬時は放送を休止する。
- ^ ““伝説の番組”『風雲!たけし城(昭和版)』初配信決定 全129話から厳選”. ORICON NEWS (2022年12月27日). 2022年12月29日閲覧。
- ^ 大陸新秩序 (2020年6月29日). “モチーフは「風雲!たけし城」!? BitSummit Gaidenで配信された,バトルロイヤルゲーム「Fall Guys:Ultimate Knockout」の紹介番組をレポート”. 4Gamer.net. 2020年8月14日閲覧。
- ^ “TBSテレビ、『風雲!たけし城』公式ゲームをRobloxで正式ローンチ! 「竜神池」「だるまさんがころんだ」など名アトラクションを再現!”. ゲームビズ (2023年9月1日). 2023年11月26日閲覧。
- ^ ラリー遠田 (20180331T113000+0900). “大人気『SASUKE』のルーツはビートたけしのあの番組 〈dot.〉”. AERA dot. (アエラドット). 2020年7月5日閲覧。
- ^ “風雲!たけし城 ~珍プレイ!好プレイ!~”. TSUTAYA. 2020年7月5日閲覧。
- ^ “風雲!たけし城 DVD 其ノ壱”. 紀伊國屋書店ウェブストア. 2020年7月5日閲覧。
- ^ 「料理の鉄人」「風雲!たけし城」 日本の番組が海外で大ヒット
- ^ a b 『風雲! たけし城』がイギリスで甦ることに! 海外でカルト的な人気を誇る番組の復活にネット民が沸く - 2017年10月10日 ロケットニュース24 2017年10月12日閲覧
- ^ 伝説の国民的人気番組『風雲!たけし城』タイで復活!!
- ^ アラブ社会における日本のアニメ・マンガの影響 保坂修司、国際日本文化研究センター, 2007.12.20.
- ^ 伝説の番組「風雲!たけし城」が、サウジアラビアで「要塞」と呼ばれ親しまれていた HARBOR BUSINESS Online(2017年11月25日)2017年11月25日閲覧
- ^ “伝説のバラエティー「風雲!たけし城」アマゾンプライムで34年ぶり復活 上田晋也は出演懇願”. 日刊スポーツ (2022年3月30日). 2022年3月31日閲覧。
- ^ “伝説のバラエティー「風雲!たけし城」、34年ぶりに復活…Amazonプライムで”. 読売新聞 (2022年3月30日). 2022年3月31日閲覧。
- ^ “「たけし城」ビートたけし出演は調整中 壮大スケールに自信「地上波では出来ないような制作費」”. 日刊スポーツ (2022年3月30日). 2022年3月31日閲覧。
- ^ “アマゾン動画サービス、独自の新作発表 「風雲!たけし城」が復活”. 朝日新聞 (2022年3月30日). 2022年3月31日閲覧。
- ^ “『風雲!たけし城』4・21、アマプラで配信開始 予告映像&場面写真解禁”. ORICON NEWS (2023年3月24日). 2023年3月24日閲覧。
- ^ 阿部邦弘 (2023年3月24日). “アマプラ版「風雲! たけし城」は4月21日から。本予告公開”. AV Watch. 2023年3月24日閲覧。
- ^ kanda_bouの2023年4月21日のツイート、2023年4月23日閲覧。
- ^ “34年ぶり『風雲!たけし城』令和版にパワーアップ たけし城&伝説ゲームの一部公開”. ORICON NEWS (2022年7月16日). 2023年4月27日閲覧。
- ^ “復活! 風雲!たけし城(仮題)”. TBSテレビ公式. 2023年4月27日閲覧。
- ^ “復活『風雲!たけし城』一般公募でちゃっかり出演のアイドル、芸人、サッカー元日本代表など”. ORICON NEWS (2023年4月7日). 2023年4月27日閲覧。
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