塩化ナトリウム 塩化ナトリウムの概要

塩化ナトリウム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/19 04:31 UTC 版)

塩化ナトリウム
識別情報
CAS登録番号 7647-14-5
RTECS番号 VZ4725000
特性
化学式 NaCl
モル質量 58.44277 g/mol
外観 白色または無色の結晶
密度 2.16 g/cm3, 固体
融点

800.4 °C, 1074 K, 1473 °F

沸点

1413 °C, 1686 K, 2575 °F

への溶解度 35.9 g/100 g (25 °C)
構造
結晶構造 面心立方格子
配位構造 八面体
危険性
NFPA 704
0
1
1
Rフレーズ R36
Sフレーズ S15,S25,S47
関連する物質
その他の陰イオン フッ化ナトリウム, 臭化ナトリウム, ヨウ化ナトリウム
その他の陽イオン 塩化リチウム, 塩化カリウム, 塩化ルビジウム,
塩化セシウム, 塩化マグネシウム, 塩化カルシウム
関連する 酢酸ナトリウム
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。

(生体)を含めた哺乳類をはじめとする地球上の大半の生物にとっては、必須ミネラルであるナトリウム源として、生命維持になくてはならない重要な物質である。

天然には岩塩として存在する。また、海水の主成分として世界に広く分布するえんでもある(約2.8%)。この他、塩湖や温泉(食塩泉)などにも含有されていることで知られる。

性質

塩(えん)の中でも正塩(せいえん)の1種。結晶構造は塩化ナトリウム型構造で、塩化物イオンとナトリウムイオンから成るイオン結晶であり絶縁体である。常温、大気圧下で白色の固体。無臭だが、独特の塩味を持つ。純粋な塩化ナトリウムは20°Cでは湿度75%まで潮解性を示さない。

融点800.4°C。溶融するとナトリウムイオンと塩化物イオンに分離するため電気を通すようになる。溶融時には揮発性を持つ。

塩酸水酸化ナトリウム中和によって得られ、水溶液は中性を示し伝導性を有する。




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