杵とは? わかりやすく解説

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き【×杵】

読み方:き

きね。

此の粉舂(こつき)の女ども此の音を聞きて、—と云ふ物を提(ひさげ)て」〈今昔・二六・二三


き‐ね【×杵】

読み方:きね

《「ね」は接尾語

臼(うす)に入れた穀物などをつくための、木製道具脱穀餅つきなどに用いる。

紋所の名。1かたどったもの。

杵の画像
杵の紋所
杵の画像

しょ【×杵】

読み方:しょ

金剛杵(こんごうしょ)のこと。


杵,手杵,千本杵 (きね,てきね,せんぼんぎね)

杵 地方名は、手杵または千本杵という。昭和45年頃まで、餅搗用とし使用された。現在は、小学校などで実演用に利用されるにすぎない蒸した繻(もち)米をすぐ臼で搗くと、米が飛び散るので目潰し用(こねてネバリださせる)として、この手杵でこね、その後、打杵で搗いて餅とする。臼は、ふつう木製で、内径50cm、深さ33cm、外径70cm、高さ45cm重さ80kgの大型もある。石臼利用される。杵の長さ142cm、径約4.3cmである。

読み方:キネ(kine)

穀粒脱穀精白製粉したり、餅を搗くのに用い道具


きね 【杵】

臼に俗信がある如く杵にもそれがある。杵には竪杵と横杵があり竪のほうが古い。臼は女性見立てられ、杵は男性見立てられる。年越に臼と共に供物をそなえ飾りをつけ、神迎えにこれで音を立てる千本杵称して多くの人が杵で一臼の餅をつき、それを神に供える。→ 臼

読み方:きぬ

  1. 男陰俗称。〔風流
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/21 09:52 UTC 版)

(きね)とは、と共に使い、おもに穀物脱穀籾すりなどに用いる道具


  1. ^ a b 相馬デジタルミュージアム
  2. ^ 松下正司 編「草戸千軒町遺跡」『日本の美術』第215号、90頁、1984年https://books.google.com/books?id=x09JAQAAIAAJ&q=%22%E6%A8%AA%E6%9D%B5%22 
  3. ^ a b Verschuer, Charlotte von Wendy Cobcroft訳 (2016). Rice, Agriculture, and the Food Supply in Premodern Japan. Routledge. pp. 86, 91 (fig. 1.4). ISBN 1-317-50450-X. https://books.google.com/books?id=j2aaCwAAQBAJ&pg=PA86 
  4. ^ 曽槃 編『成形図説 (成形圖説)』 13巻、文化年間https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2546021/30 、30葉。
  5. ^ 尚学図書編,『日本方言大辞典』,小学館,1989,東京,ISBN 4-09-508201-1
  6. ^ 尚学図書編,『日本方言大辞典』,p698


「杵」の続きの解説一覧

出典:『Wiktionary』 (2021/09/19 11:36 UTC 版)

発音(?)



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