なか‐ご【中子/中▽心】
中子
鋳物製品で、外壁部分や中空部分をつくるために、主型(外型)とは別に鋳型をつくり、これを主型にはめ込む。これを中子という。とくに自動車用エンジンのように複雑な構造をした製品を一体化するには多くの中子を必要とする。中子に求められる特性は(1)熱間強度が高いこと(2)ガス発生量が少ないこと(3)ガス抜きが施されていること(4)砂崩壊性に優れていること(5)コストが安いことなどである。使用される造型法では、シェルモールド法、コールドボックス法などが多い。また、製品の中空部を精度よく構成するためには、主型との位置精度が重要であり、幅木という部分で主型に保持されるようにつくられる。
参照 コールドボックス法、シェルモールド法、幅木「中子」の例文・使い方・用例・文例
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