西洋史とは? わかりやすく解説

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せいよう‐し〔セイヤウ‐〕【西洋史】

読み方:せいようし

西洋歴史。ふつう、古代中世・近代近世)の三つ区分するヨーロッパ史


西洋史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/20 05:39 UTC 版)

ヘロドトス。欧州文明における「歴史の父」。

西洋史(せいようし、英語: Occidental History、Western History)は、欧州を中心とする西洋世界歴史日本韓国歴史学や歴史教育では国史東洋史と並ぶ三領域の一つ。

司馬遷などの手法に基づく東洋的な歴史学に対して、古代ギリシアヘロドトス(ヘーロドトス)などの手法に基づく西洋的な歴史学の方法を指すこともある[1]

日本の西洋史学は、ドイツレオポルト・フォン・ランケの史料批判に基づく実証主義的な科学的歴史学が、帝国大学東京帝国大学)教師のルートヴィヒ・リースによって導入されたのが始まりである[2]。ただし、近代以前にも蘭学者洋学者による実証的な西洋史研究は行われている。

古代オリエント、ローマ帝国時代や十字軍時代の地中海マグリブ中東、近代以降のアメリカ合衆国などアメリカ州やオセアニア州を含むため、欧州史とは異なる概念である。

例えば、中央大学文学部東洋史学専攻のウェブサイトでは以下の説明がある[3]

日本でいう西洋史とは、古代オリエントからギリシア・ローマを経てヨーロッパに至る文明の流れのことです。それをふまえて簡潔にいうと、「イスラーム以前の中東・北アフリカの歴史」とロシア史は西洋史、日本列島の歴史は日本史で、それらを除くアジア・アフリカの歴史はすべて東洋史だと考えておけば、だいたい間違いはありません。

下位分野

地域別

主題別

関連項目

参考文献

脚注

  1. ^ 岡田 1999
  2. ^ 土肥 2023年
  3. ^ よくいただくご質問 |”. 中央大学. 2023年9月24日閲覧。

外部リンク


西洋史

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/16 13:22 UTC 版)

摂政」の記事における「西洋史」の解説

en:Regent」も参照 古代ギリシアではマケドニア王国において時折摂政置かれ、しばしば摂政による君主殺害簒奪起こったアエロポス2世によるオレステス殺害ピリッポス2世によるアミュンタス4世廃位)。アケメネス朝ペルシア征服して大帝国築いたマケドニア王アレクサンドロス3世大王)の死後紀元前323年)、王位生まれたばかりの遺児アレクサンドロス4世と、大王異母兄弟知的障害者ピリッポス3世共同継承することになった当然のことながら彼らに統治能力はなく、摂政置かれることになった当初は有力貴族ペルディッカス摂政就任したが、彼に不満を持つ諸将は彼を滅ぼして重臣アンティパトロス摂政就任した紀元前321年)。しかし、アンティパトロス死後紀元前319年)、息子カッサンドロスアンティパトロスから地位譲られ老将ポリュペルコンとが摂政地位争いポリュペルコン懐柔したカッサンドロスによってアレクサンドロス4世殺害され大王血統断絶した紀元前309年)。 東ローマ帝国では、聖職者の長であるコンスタンティノポリス総主教摂政役を務めたこともある。 また、戦間期ハンガリー王国におけるホルティ・ミクローシュ20世紀中葉スペインにおけるフランシスコ・フランコのように、君主不在のまま摂政のみが置かれることもある。

※この「西洋史」の解説は、「摂政」の解説の一部です。
「西洋史」を含む「摂政」の記事については、「摂政」の概要を参照ください。

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