単球とは? わかりやすく解説

たん‐きゅう〔‐キウ〕【単球】

読み方:たんきゅう

白血球の一。一つもち、内部顆粒少ない。血球最大で、遊走し、食作用は非常に強い。血管外に出て組織内に入るとマクロファージ樹状細胞変化する人間では全白血球の4〜8パーセント占める。単核白血球


単球


単球

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/10 05:24 UTC 版)

単球(たんきゅう、Monocyte)は、白血球の一種で、最も大きなタイプの白血球である。マクロファージや、樹状細胞に分化することができる。単球は、脊椎動物の自然免疫の一部としても、また、適応免疫の過程にも影響をもつ。


  1. ^ “Differentiation of monocytes. Origin, nature, and fate of their azurophil granules”. J. Cell Biol. 50: 498–515. (1971). doi:10.1083/jcb.50.2.498. PMC 2108281. PMID 4107019. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC2108281/. 
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単球

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/23 07:10 UTC 版)

白血球」の記事における「単球」の解説

詳細は「単球」を参照 単球(Monocyte)は骨髄産出され末梢血白血球のうち3〜6%を占める。白血球細胞の中で最も大きく2030µm)、切れ込み入ったを持つことが多い。単核白血球ともいう。単球は、感染対す免疫開始に重要であり、アメーバ運動行って移動することができ、細菌などの異物細胞内取り込み細胞内酵素使って消化する断片化した異物を、もともと細胞質内に持っていたクラスII MHC分子結合させ、細胞表面提示し、これをヘルパーT細胞認識する。こうして免疫反応開始される。また単球は血管外の組織体腔遊走し、そこで組織固有のマクロファージ大食細胞)、樹状細胞破骨細胞分化する。あるいは、単球とは血管内に存在しているマクロファージ樹状細胞考えることもできるマクロファージ/樹状細胞存在する組織ごとに適応し異物の呑食、体液性免疫細胞への抗原提示の他に、不要になった体細胞の処理、各種サイトカイン放出骨髄において赤血球育成などさまざまな役割を果たす寿命血液中では1日以下から数日組織中では数日から数か月時には数年である。

※この「単球」の解説は、「白血球」の解説の一部です。
「単球」を含む「白血球」の記事については、「白血球」の概要を参照ください。

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