中心体

デジタル大辞泉

ちゅうしん‐たい【中心体】

読み方：ちゅうしんたい

細胞内小器官の一。細胞分裂の際にだけみられる顆粒(かりゅう)で、二つに分かれて細胞の両極に行き、これを中心として紡錘糸ができ、染色体を移動させる。

生物学用語辞典

中心体

同義/類義語：微小管形成中心
英訳・(英)同義/類義語：centrosome, centriole

細胞分裂や移動に関与する細胞小器官で、微小間を形成する中心となっており、中心体マトリックスと一対の中心小体を持つ。

「生物学用語辞典」の他の用語

細胞名や細胞内の構造オルガネラに関連する用語：

三倍体細胞  不均等細胞分裂  中央細胞  中心体  中心粒外周物質  二次卵母細胞  休眠胞子

ウィキペディア

中心体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/08/23 01:59 UTC 版)

中心体（ちゅうしんたい、centrosome）とは、動物細胞における細胞小器官の一つ。微小管形成中心（MTOC; microtubule organizing center）とも呼ばれる。なお、植物細胞においては中心体の存在が認められず、微小管形成中心は細胞内に分散する多数の極性中心として認められる。

Weblio日本語例文用例辞書

「中心体」の例文・使い方・用例・文例

• 中心体の、または、中心体に関する
• 有糸分裂の間、中心体を囲む放射線上の繊維を持つ細胞の細胞質に形成される星状構造
• 中心体という細胞内の小器官