スタンディング‐ウエーブ【standing wave】
スタンデイングウエーブ(タイヤ)
高速走行時、タイヤサイドウォール部の接地部後方に現れる波状の変形をいう。回転しているタイヤ上にできる変形が、あたかも止まっているように見えるので、スタンディングウエーブ(定在波、定常波)と呼ばれる。スタンディングウエーブが発生すると、タイヤの発熱と転がり抵抗が急速に増え、タイヤはセバパーションやバーストを引き起こす。バイアスタイヤは、通常の使用条件下では140km/h付近で発生する。ラジアルタイヤはトレッド部の剛性が高いため、発生速度が高く、問題にならない。ただし、空気圧が低いとスタンディングウエーブを発生しやすいので、日常の空気圧の管理が大切である。
参照 バースト(タイヤ)定在波
空間に固定された一定の振幅分布をもった周期的波動のこと。ある方向に伝播する進行波と、同じ周波数の逆向ぎの進行波が共存すると、これらの波動は干渉し、1/4波長ごとに極大、極小となる振動振幅(振幅の腹と節)が空間に固定され定在波を生ずる。空間に不連続な境界があると、波動の反射が生じ、同じ周波数の逆向きの波動となり定在波が発生する。車室内後席では大きいこもり音が問題となっても、前席ではなんら問題にならないという現象が生ずるが、これはエンジン、駆動系振動、吸・排気音、路面刺激などによって、車室内に発生した特定周波数の音で定在波が生ずることによるものである。
定在波
定常波
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定常波(ていじょうは、standing waveまたはstationary wave)とは、波長・周期(振動数または周波数)・振幅・速さ(速度の絶対値)が同じで進行方向が互いに逆向きの2つの波が重なり合うことによってできる、波形が進行せずその場に止まって振動しているようにみえる波動のことである。定在波(ていざいは)ともいう。
特徴
- 各点は同じ位相・周期で振動する。そのため全ての点の変位が0になる時刻および全ての点の変位が最大になる時刻が存在する。
- 媒質中の各点はそれぞれの位置に応じた振幅で振動する。
- 全く振動せず振幅が0になる点および振幅が最大になり変位が最も揺れ動く点が現れる。前者を節(node)、後者を腹(anti-node)という。重なり合う2つの波の波長をλとすると、節および腹はそれぞれλ/2ごとに現れる。
- 腹における振幅は元の波の2倍になる。
- 各点の振動の周期は元の波と同じである。
正弦定常波
波長・周期・振幅・速さが等しく互いに逆向きの2つの正弦波を考える。
導出
上記の特徴は以下のように証明できる。
閉曲線上での定常波の例。閉曲線の長さLが波長λの自然数倍となっている。 弦のような線上で波を発生させると、波源から互いに逆向きの2つの波が発生する。これを閉曲線上で行うとこれら2つの波はその閉曲線を半周した後にぶつかり合い、定常波ができる条件を整える。このとき、閉曲線の長さLが波長λの自然数倍となっていると、位相が各位置で一致するので安定した定常波を得ることができる。すなわち
「Standing wave」の例文・使い方・用例・文例
- <wend, waver<wave.
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