ていざい‐は【定在波】
読み方:ていざいは
⇒定常波
定在波
空間に固定された一定の振幅分布をもった周期的波動のこと。ある方向に伝播する進行波と、同じ周波数の逆向ぎの進行波が共存すると、これらの波動は干渉し、1/4波長ごとに極大、極小となる振動振幅(振幅の腹と節)が空間に固定され定在波を生ずる。空間に不連続な境界があると、波動の反射が生じ、同じ周波数の逆向きの波動となり定在波が発生する。車室内後席では大きいこもり音が問題となっても、前席ではなんら問題にならないという現象が生ずるが、これはエンジン、駆動系振動、吸・排気音、路面刺激などによって、車室内に発生した特定周波数の音で定在波が生ずることによるものである。
定在波
定在波
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 00:48 UTC 版)
伝送線路に電源をおいて奨励波を発生させ、伝送線路上に入射波と反射波の両方の波が存在するとき、2つの波は互いに干渉しあって合成が起き、伝送線路上には時間に無関係で位置に固有な波ができ、これを「定在波」という。 また、電圧の振幅の最大値と最小値の比を「定在波比」(または「電圧定在波比」)という。定在波比 σ {\displaystyle \sigma } は以下で定義される。 σ = | V m a x | | V m i n | = 1 + | ρ | 1 − | ρ | {\displaystyle \sigma ={\frac {|V_{max}|}{|V_{min}|}}={\frac {1+|\rho |}{1-|\rho |}}} | ρ | {\displaystyle |\rho |} はl点における反射係数。
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