スタンデイングウエーブ(タイヤ)
高速走行時、タイヤサイドウォール部の接地部後方に現れる波状の変形をいう。回転しているタイヤ上にできる変形が、あたかも止まっているように見えるので、スタンディングウエーブ(定在波、定常波)と呼ばれる。スタンディングウエーブが発生すると、タイヤの発熱と転がり抵抗が急速に増え、タイヤはセバパーションやバーストを引き起こす。バイアスタイヤは、通常の使用条件下では140km/h付近で発生する。ラジアルタイヤはトレッド部の剛性が高いため、発生速度が高く、問題にならない。ただし、空気圧が低いとスタンディングウエーブを発生しやすいので、日常の空気圧の管理が大切である。
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