paellaとは? わかりやすく解説

paella

別表記:パエリア

「paella」の意味・「paella」とは

「paella」は、スペインバレンシア地方発祥とする伝統的な料理である。主に短粒種の米を使用し鶏肉ウサギ肉、エビイカムール貝などの海産物肉類野菜加えて調理する特徴的なスパイスとしてサフラン用いられ、その黄色特徴的な色合いを米に与える。大きな平底鍋で調理され、その鍋もまた「paella」と呼ばれる

「paella」の発音・読み方

「paella」の発音スペイン語発音規則従いIPA表記では/pa'eʎa/となる。カタカナ表記では「パエーヤ」と読む。ただし、日本人発音する際には「パエリア」となることが多い。この単語発音によって意味や品詞が変わるものではない。

「paella」の定義を英語で解説

「paella」is a traditional Spanish dish originating from the Valencia region. It is primarily made with short-grain rice and includes a variety of ingredients such as chicken, rabbit, shrimp, squid, mussels, and vegetables. The spice saffron is used to give the rice its characteristic yellow color. The dish is cooked in a large flat-bottomed pan, which is also called a "paella".

「paella」の類語

「paella」の類語としては、「risotto」や「jambalaya」が挙げられる。これらも米を主成分とし、様々な具材を加えて調理する料理である。ただし、「risotto」はイタリア料理であり、「jambalaya」はアメリカ南部クレオール料理であるため、調理法風味は「paella」とは異なる。

「paella」に関連する用語・表現

「paella」に関連する用語としては、「tapas」や「sangria」がある。「tapas」はスペイン小皿料理で、「sangria」は果物入れて作るスペインサングリア呼ばれるワインベースのカクテルである。これらは「paella」と同じくスペイン食文化代表する存在である。

「paella」の例文

1. I love the taste of paella with plenty of seafood.(私は海鮮たっぷりのパエリアの味が大好きだ。)
2. We cooked paella in a large pan.(私たち大きな鍋でパエリア調理した。)
3. Paella is a traditional dish from Spain.(パエリアスペイン伝統的な料理だ。)
4. The yellow color of paella comes from saffron.(パエリア黄色サフランから来ている。)
5. Paella is usually served in the pan it was cooked in.(パエリア調理した鍋でそのまま提供されることが多い。)
6. Paella is a popular dish in Valencia.(パエリアバレンシア人気のある料理だ。)
7. The recipe for paella varies by region.(パエリアレシピ地域によって異なる。)
8. I learned how to make paella in a cooking class.(私は料理教室パエリア作り方学んだ。)
9. Paella is often eaten with a side of bread.(パエリアはよくパン添えて食べられる。)
10. The combination of rice and seafood in paella is delicious.パエリアの米と海鮮組み合わせ美味しい。)

パエリア【(スペイン)paella】

読み方:ぱえりあ

《「パエリヤ」とも》⇒パエーリャ


パエージャ【(スペイン)paella】

読み方:ぱえーじゃ

パエーリャ


パエーリャ【(スペイン)paella】

読み方:ぱえーりゃ

《「パエリア」「パエリヤ」「パエージャ」とも》スペイン料理の一。米・肉・魚介野菜などをオリーブ油で炒(いた)め、サフランで色と香りをつけて炊いたもの。浅い鍋(なべ)を使う。

パエーリャの画像

パエリア

(paella から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/14 03:11 UTC 版)

バレンシア風パエリア

パエリアパエリャもしくはジェイスモパエーヤパエージャバレンシア語: paella)とは、スペイン東部・バレンシア州バレンシア地方発祥の料理。世界的に人気のあるスペイン料理の1つで、本場バレンシア地方ではパエリアの祭りなどもある。

名称

屋外で巨大なパエリアを調理するパエジェーロ達

「パエリア」という言葉は、本来バレンシア語フライパンを意味する。バレンシア地方の外にこの調理器具を用いた料理法が伝わるうちに、調理器具よりも料理の名称としてスペイン人全体や他国民に浸透していった。

パエリアを炊く人のことを、女性なら「パエジェーラ」(paellera), 男性なら「パエジェーロ」(paellero) と呼ぶ。

歴史

パエリアの起源は、スペインに稲作をもたらしたアラブ人に由来する。紀元9世紀以後、アル=アンダルスムスリムの間で作られてきた。ピラフと同様にその歴史は古い。

つい近年までは[いつ?]オレンジの果樹園で働く農民たちが、オレンジの木の下でパエリアを昼食として調理する姿が頻繁に見かけられたという。

製法

ソカラ(お焦げ)も賞味される。

パエジェーラと呼ばれる専用のパエリア鍋(両側に取っ手のある平底の浅くて丸いフライパン)で調理する米料理で、野菜魚介類などの具材をたっぷりと入れて炒め、それにジャバニカ米、水、黄色の着色料としてサフランを加えて炊き上げる。その際に蓋をし、いわば具材を蓋の代わりにして炊きあげるのが一般的である。サフランは高価なため、安価な着色料が使われることもある。

本場バレンシア地方では芯の残ったものは炊き方が悪いものとして嫌われる。またバレンシアでは汁気が残ったり、米が柔らかくなりすぎたものもうまく炊けていないものとされる[要出典]。一方、バルセロナを中心とするカタルーニャ地方などでは、汁気を飛ばし過ぎないパエリアが一般的である。

鍋の底には、ソカラ (socarrat) と呼ばれるお焦げが出来るようにする。伝統的な調理法では、ある程度炊き上げてからパエリア鍋をオーブンに入れ、加熱して水分を飛ばすが、屋外でを使って炊いたパエリアだけが真のパエリアだとする意見もある[誰によって?]。いずれにしても「調理中は混ぜない」ことが重要である。

食材の種類

タコエビ、ムール貝(ムラサキイガイ)、ヨーロッパアカザエビイカ白身魚を用いた魚介系のパエリアが有名だが、バレンシア風パエリア (paella valenciana) は、ウサギ肉、鶏肉、カタツムリ、インゲンマメ、ピメント(パプリカ)などの山の幸を中心にして作る。基本的に塩とサフラン以外の調味料香辛料は入れないため、材料の風味を生かした素朴な味わいになる。魚介類も肉も入れたパエリアをパエージャ・ミスタ(paella mixta, ミックスパエリア)と呼ぶが、比較的新しい種類のパエリアである。

バレンシアでパエリアに使われる米は、長粒種ではなく、短粒種で一般的な日本米よりやや粒が大きいジャバニカ米が多い。またカタルーニャ地方には、米の代わりにパスタを用いたフィデウアという料理もある。

パエリアの色々

関連項目

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