Windows 95登場後
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「98NOTE」の記事における「Windows 95登場後」の解説
Windows 95時代になるとシリーズ名は98NOTE Lavieに、小型機は98NOTE Aileに変更された。それ以降は小型機以外でもRAMドライブが搭載されなくなり、FDD2台を前提としたソフトの利用が困難になった。1996年のPC-9821Nr15からはZVポートを搭載するようになったほか、Nr15を含む一部の上位機種ではCardBusも採用されるようになった。また、98NOTEとしては初めて外部ディスプレイ出力にミニD-sub15ピン3列(VGA端子)のものが標準で装備された。本体色もグレーから濃紺に変わった一方、Lowモードや40桁の表示モード、ROM-BASICの起動は廃止された。リセットボタンも無くなったが、代わりにサスペンド(レジューム)用のボタンを備えるようになり、電源のスライドスイッチと同時に入れることで強制電源オフ(長押しで再起動)が行えるようになっている。1997年からはMMXを搭載する機種も登場し、該当機種では型番の数字が3桁になっている。小型機ではPC-9821Ls150/Ls12が登場し、久々にA4薄型サイズのラインナップも復活した。おおむね1997年5月頃に発表されたシリーズからは、内蔵IDE-HDDの認識上限が約4.3GB以上に対応した。このため、Nr13やLs150など、この時期をまたがってマイナーチェンジされた一部の機種では、枝番によって4.3GB上限の存在するモデルとそうでないモデルが混在する。ただし例外としてB5サイズの小型機PC-9821La13では後期モデルにも4.3GBの壁が残された。 NECの主力機種がPC98-NXシリーズに移行してからも、98NOTEはNrシリーズを中心に細々と新製品が発表された。1998年のWindows 98登場後は、Windows 98搭載モデルもラインナップに加わった。シリーズ最終機種は1999年に発売されたPC-9821Nr300で、Windows 98モデルではSecond Editionが搭載されるようになった。2000年には搭載HDDをフォーマット上限の約8GBに変更した後期モデルも発売された。
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