Windows 95/NT4.0での変更点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/29 09:00 UTC 版)
「Microsoft Paint」の記事における「Windows 95/NT4.0での変更点」の解説
旧ペイントとペイントブラシの延長上にあり、再びペイントという名前に戻った。実行ファイル名はMSPAINT.EXEになった。標準ではBMPとPCXしか扱えず、PCX画像は読み込み専用となった。しかしMicrosoft Officeなどに含まれるアドオンでGIF画像やJPEG画像なども読み込めるようになる。初代ペイントから使われていたいくつかの機能(キーボードによる操作・縮小(全体)表示)が削除された。一方でスクロールしても選択範囲が保持されるようになったほか、スポイトツールや90度単位で回転させる機能も備わった。元に戻す (Undo) は3回まで可能になり、これに伴い「繰り返し」が備わった。傾きツールは1°単位の数値入力方式となったほか、垂直方向にも傾けることができるようになった。また右クリックの機能が増えたことで一部ツールの機能や操作法が大きく変わったが、これ以降XPまで基本的な操作やツール類はほぼ共通となる。 この頃から追加された機能には以下のようなものがある。 虫眼鏡(拡大) ツール (従来の「拡大と縮小」を拡張したものだが縮小表示機能は無くなった)本来、拡大は最大8倍までしかできないものの、虫眼鏡ツールで、一番下(8xではなく境界線ギリギリの部分)をクリックすることにより、10倍にすることができる。Visual Studio 6.0のリソースエディタでも同様のことができる。Windows 95からXPまでが該当し、それ以外ではインターフェースの差異に伴いこの方法は使えない。 スポイト ツール … 特定の箇所の色を抽出する 回転 ツール … 回転に関しては90°単位が基本であり、詳細な指定ができない 前身のペイントブラシとは異なるパレットが用意されるようになった。以下に詳細を示す。 95以降で画面モードがカラーにおける場合の初期設定では、以下の28色(14色×2段)が用意されている。 その内の左側16色(8色×2段)は、HTML基本16色である。 なお16色フォーマットの画像を開いた場合や、16色でセーブしたときはパレットも16色しか表示されない。 ※ 表の「値」は、16進トリプレット表記。 値 000000 808080 800000 808000 008000 008080 000080 800080 808040 004040 0080FF 004080 8000FF 804000 色 RGB 0%0%0% 50%50%50% 50%0%0% 50%50%0% 0%50%0% 0%50%50% 0%0%50% 50%0%50% 50%50%25% 0%25%25% 0%50%100% 0%25%50% 50%0%100% 50%25%0% 値 FFFFFF C0C0C0 FF0000 FFFF00 00FF00 00FFFF 0000FF FF00FF FFFF80 00FF80 80FFFF 8080FF FF0080 FF8040 色 RGB 100%100%100% 75%75%75% 100%0%0% 100%100%0% 0%100%0% 0%100%100% 0%0%100% 100%0%100% 100%100%50% 0%100%50% 50%100%100% 50%50%100% 100%0%50% 100%50%25%
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