Viiv
Viivとは、Intelが発表した、ホーム・エンターテインメント向けの技術のことである。あるいは、技術が盛り込まれたパソコン用プラットフォームも指すものでもある。2005年のIDF(Intel Developer Forum)において発表された。
Viivは、Intel社の持つデュアルコアプロセッサ、チップセット、有線技術・無線技術といった技術を包括的に統合し、大きな機能の拡充が図られている。そのプラットフォームには家庭電化製品の要素が取り入れられ、AV機器やDVDプレーヤーのような機能と、洗練されたフォルムが備わる。例えば機能としては、ゲームを行なったり映画を鑑賞したりしながら、リモコン操作で最新の音楽をダウンロードするといったことができる。また、新しく開発された技術「インテル・クイック・レジューム・テクノロジ」によって、一度パソコンを起動すれば、それ以降はボタンを押すだけで素早く電源のオン・オフを行うことが可能となる。
Viivは携帯音楽プレーヤーやDVDプレーヤー、テレビ、ステレオといった数多くの機器と簡単に接続することができるため、手軽に家庭内ネットワークを設定できる。Intel社は、パソコン、家電、コンテンツの業界と協力して、相互運用を保つ仕様の策定も進めている。なお、Viivテクノロジーが搭載されたパソコンは、2006年の第1四半期に発売される予定となっている。
参照リンク
インテル
Viiv
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/28 01:19 UTC 版)
Viiv(ヴィーヴ、ヴァイヴ)とは、インテルが定めた家庭向けのエンターテイメントコンピュータのブランド名である。CPUのPentiumなどのようにひとつの製品種類の名前ではなく、インテルの定めた製品の組み合わせを満たしていることを示す。
Viivを搭載したPCにはViivロゴシールが張られるため、外見で区別することができるようになっている。
概要
経営戦略としてプラットフォームを大々的に取り上げることで、インテル製品をCPUのみならず、チップセットやネットワーク・アダプタなど、PCの主要構成パーツにおいてPCメーカーに採用させることができると考えた。そこで家庭向けのブランドとして十分なネットワーク・マルチメディア性能をもつことをコンセプトにViivが位置づけられている。
Viivブランドを与えられたPCには対応サービスが提供される。
Viivブランドの条件・構成要素
Viivの認証は、インテルの指定する「プロセッサ」、「チップセット」、「ネットワーク・アダプタ」および「OS」が下記を満たしていないと取得できない。
- プロセッサ:インテルのデュアルコア以上のプロセッサであることが条件となっている。
- Intel Pentium D
- Intel Pentium Extreme Edition
- Intel Core Duo
- Intel Core 2
- チップセット:インテルのHD Audio対応などの条件がある。
- Intel 975X Express
- Intel 955X Express
- Intel 945G Express
- Intel 945P Express
- Intel 945GT Express
- Intel P965 Express
- Intel G965 Express
- Intel Mobile Intel 945GM Express
- ネットワーク・アダプタ:ネットワークに接続できることが条件となっている。
- Intel PRO/1000 PM
- Intel PRO/100 VE
- Intel PRO/100 VM
- 82562V 10/100
- 82566DC
- オペレーティング・システム
- Windows XP Media Center Edition 2005
- Windows XP Media Center Edition 2005 用ロールアップ修正プログラム 2 (KB900325) を適用する必要がある。
- Windows Vista Home Premium、Ultimate
- Windows XP Media Center Edition 2005
なお、TVチューナーカードは必須ではなく、オプションである。
関連項目
外部リンク
- Viivのページへのリンク