VAIO Z [Z13]
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 09:36 UTC 版)
「VAIOの機種一覧」の記事における「VAIO Z [Z13]」の解説
ハイエンドモバイルZシリーズの第5期モデル。VAIO社独立後、最初の独自開発機種としてVAIO Z Canvasと共に発表された。「モンスターPC」を標榜し、圧倒的な性能をアピールする。VAIO type Z/Zシリーズでは初となる、タブレットPCとしても使えるマルチフリップ機構を採用。ハードウェアスペックは、TDP(熱設計電力)28Wの高性能CPUと、インテルのグラフィックコントローラの最上位モデル、Iris Graphicsを搭載。これらの排熱に対応するため、冷却ファンとヒートパイプも本機種専用の設計がなされている。一般的なモバイルPCのSATA型SSDよりも3倍以上高速な、第2世代のHigh speed SSDを搭載。画面はsRGB領域を100%カバーし、フルHDを超える2560×1440ドットの13.3型ワイドIPS液晶を採用。これらの高性能な部品を搭載しつつも、省電力技術を用いて最長15時間という長時間稼働を実現している。筐体にはアルミニウムとUDカーボンがサンドイッチ構造が用いられ、安定的な使用感を得られる。薄さは16.8mm、重量は1.34kgと一般的なUltrabookを凌駕する。個人向け構成ではCPUの種類(Core i7-5557U 3.1GHzまたはi5-5257U 2.7GHz)、メモリとSSD容量を選択できる。セレクトショップのビームスとコラボレーションしたモデル、法人向け標準仕様モデルも用意される。また、予めスペックを固定(Core i5-5257U、8GBメモリ、256GBSSD)した個人向け標準販売モデルの販売を一部大型店舗で2015年3月より開始した。2015年5月より、英字配列キーボードを選択できるようになった。すでに本機種を購入している場合も交換に対応する。2015年秋冬モデルでは、OSをWindows 10に切り替えた。2016年春モデルでは、タッチパネルやマルチフリップ機構を搭載した「フリップスタイルモデル」(Z13B)に加え、それらを省いた一般的なノートPC形状の「クラムシェルモデル」(Z131)が用意された。クラムシェルモデルのみ、ダウングレード権を行使しOSにWindows 7 Professionalを選択できる。CPUには第6世代のCoreプロセッサーを搭載するなど、基本性能も向上しているが、メモリーは4GBから選択できるなど、前モデルに比べ、より安価な構成も可能になっている。両モデルとも、キーボードに一切の記載がない無刻印キーボードモデルが数量限定で用意されている。2016年11月より、第3世代ハイスピードSSDを選択可能になった。 2015年春モデル(2015年2月〜3月発売)- VJZ13A1・VJZ13A1BBF1B・VJZ13A9DBJ1B・VJZ13A9DCH1B 2015年秋冬モデル(2015年10月発売)- VJZ13A9BBM1B・VJZ13A9DCP1B 2016年春モデル(2016年2月発売)- VJZ13B1・VJZ13B90111B・VJZ13B1BBL1B・VJZ1311・VJZ13190211B・VJZ1311BDL1B
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