The Girl in the Other Roomとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > The Girl in the Other Roomの意味・解説 

ザ・ガール・イン・ジ・アザー・ルーム

(The Girl in the Other Room から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/16 08:06 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ザ・ガール・イン・ジ・アザー・ルーム
ダイアナ・クラールスタジオ・アルバム
リリース
録音 2003年 ハリウッド キャピトル・スタジオ、ニューヨーク アバター・スタジオ
ジャンル ジャズ
時間
レーベル ヴァーヴ・レコード
プロデュース トミー・リピューマ、ダイアナ・クラール
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 1位(カナダ[2]、ポルトガル[3]
  • 2位(ノルウェー[4]、フランス[5]
  • 3位(オーストリア[6]
  • 4位(アメリカ[2]、イギリス[7]、スウェーデン[8]
  • 5位(ニュージーランド[9]、ベルギー・ワロン地域[10]
  • 7位(スイス[11]、ドイツ[12]
  • 8位(イタリア[13]、ベルギー・フランデレン地域[14]
  • 11位(デンマーク[15]
  • 17位(オランダ[16]
  • 21位(オーストラリア[17]
  • 28位(フィンランド[18]
  • 38位(日本[1]
  • ダイアナ・クラール アルバム 年表
    ライヴ・イン・パリ
    (2002年)
    ザ・ガール・イン・ジ・アザー・ルーム
    (2004年)
    クリスマス・ソングス
    (2005年)
    テンプレートを表示

    ザ・ガール・イン・ジ・アザー・ルーム』(The Girl in the Other Room)は、カナダジャズ・ボーカリスト/ピアニスト、ダイアナ・クラール2004年に発表した7作目のスタジオ・アルバム

    背景

    2003年にクラールの夫となったエルヴィス・コステロと6曲を共作したのに加えて、コステロがアルバム『インペリアル・ベッドルーム』(1982年)で発表した曲「オールモスト・ブルー」のカヴァーも取り上げた。コステロは主に作詞の面で貢献しており、タイトル曲を除く5曲の作曲は、クラールが単独で行っている[19]。クラールによれば、コステロはクラールの思い出や思考の長大なリストを理路整然とした歌詞にまとめ上げたという[20]。コステロと共作した「出発(たびだち)のベイ」は、クラールが母を失った悲しみを背景とした曲である[21]

    「ラヴ・ミー・ライク・ア・マン」はブルース歌手クリス・スミザー英語版の曲だが、クラールはボニー・レイットのヴァージョンを元にしている[19]。また、本作にはモーズ・アリソントム・ウェイツジョニ・ミッチェル等のカヴァーも収録された。

    イギリス盤には1曲[22]、日本通常盤には2曲のボーナス・トラックが追加収録された。また、2005年2月に日本限定で発売されたリミテッド・エディション盤には、シングル「ナロウ・デイライト」のカップリング曲「フェイク・ティン・スター」と、リスボン公演の映像を収録したボーナスDVDが追加された[23]

    反響・評価

    本作はセールス的に大きな成功を収めた。ポルトガルのアルバム・チャートでは6週連続1位という大ヒットを記録[3]。フランスのアルバム・チャートでは最高2位に達し、2004年4月4日から2005年5月28日までの1年以上にわたり連続でトップ200入りするロング・ヒットとなった[5]。アメリカでは、Billboard 200では4位に達して自身2作目の全米トップ10アルバムとなり、ビルボードのジャズ・アルバム・チャートでは1位に達した[2]全英アルバムチャートでは4位に達して自身初のトップ10入りを果たし[7]、ドイツのアルバム・チャートでも自身初のトップ10入りを果たして最高7位に達した[12]

    ピーター・バラカンは、日本盤CDのライナーノーツにおいて「一般的な彼女のイメージとは違ったもう少しブルージーな感覚が、ここに全面的に現れている」と評している[24]

    収録曲

    特記なき楽曲はダイアナ・クラールとエルヴィス・コステロの共作。

    1. ストップ・ジス・ワールド - "Stop This World" (Mose Alison) - 3:59
    2. ザ・ガール・イン・ジ・アザー・ルーム - "The Girl in the Other Room" - 4:05
    3. テンプテーション - "Temptation" (Tom Waits) - 4:28
    4. オールモスト・ブルー - "Almost Blue" (Elvis Costello) - 4:04
    5. アイヴ・チェンジド・マイ・アドレス - "I've Changed My Address" - 4:47
    6. ラヴ・ミー・ライク・ア・マン - "Love Me Like a Man" (Chris Smither, adapted by Bonnie Raitt) - 5:49
    7. アイム・プリング・スルー - "I'm Pulling Through" (Arthur Herzog, Irene Kitchings) - 4:03
    8. ブラック・クロウ - "Black Crow" (Joni Mitchell) - 4:48
    9. ナロウ・デイライト - "Narrow Daylight" - 3:32
    10. アバンダンド・マスカレード - "Abandoned Masquerade" - 5:11
    11. アイム・カミング・スルー - "I'm Coming Through" - 5:07
    12. 出発(たびだち)のベイ - "Departure Bay" - 5:40

    ボーナス・トラック

    1. アイル・ネヴァー・ビー・ザ・セイム - "I'll Never Be the Same" (Gus Kahn, Matty Maineck, Frank Signorelli) - 4:49
      • イギリス盤および日本盤(通常盤、リミテッド・エディション盤)に収録。
    2. サムタイムズ・アイ・ジャスト・フリーク・アウト - "Sometimes I Just Freak Out" (Diana Krall) - 5:18
      • 日本盤(通常盤、リミテッド・エディション盤)に収録。
    3. フェイク・ティン・スター - "Fake Tin Star" (E. Costello) - 2:57
      • リミテッド・エディション盤に収録。

    参加ミュージシャン

    脚注

    1. ^ a b ORICON STYLE
    2. ^ a b c Diana Krall - Awards : AllMusic
    3. ^ a b portuguesecharts.com - Diana Krall - The Girl In The Other Room
    4. ^ norwegiancharts.com - Diana Krall - The Girl In The Other Room
    5. ^ a b lescharts.com - Diana Krall - The Girl In The Other Room
    6. ^ Diana Krall - The Girl In The Other Room - austriancharts.at
    7. ^ a b ChartArchive - Diana Krall
    8. ^ swedishcharts.com - Diana Krall - The Girl In The Other Room - austriancharts.at
    9. ^ charts.org.nz - Diana Krall - The Girl In The Other Room
    10. ^ ultratop.be - Diana Krall - The Girl In The Other Room
    11. ^ Diana Krall - The Girl In The Other Room - hitparade.ch
    12. ^ a b Diana Krall | Longplay-Chartverfolgung - musicline.de
    13. ^ italiancharts.com - Diana Krall - The Girl In The Other Room
    14. ^ ultratop.be - Diana Krall - The Girl In The Other Room
    15. ^ danishcharts.com - Diana Krall - The Girl In The Other Room
    16. ^ dutchcharts.nl - Diana Krall - The Girl In The Other Room
    17. ^ australian-charts.com - Diana Krall - The Girl In The Other Room
    18. ^ finnishcharts.com - Diana Krall - The Girl In The Other Room
    19. ^ a b CD英文ブックレット内クレジット
    20. ^ CD: Diana Krall, The Girl in the Other Room | Music | The Guardian
    21. ^ The Girl in the Other Room - Diana Krall : AllMusic - Review by Thom Jurek
    22. ^ Diana Krall - The Girl In The Other Room (CD, Album) at Discogs
    23. ^ ダイアナ・クラール/ザ・ガール・イン・ジ・アザー・ルーム〜リミテッド・エディション (CD+DVD) (限定) (CD) (アルバム) - CDJournal.com
    24. ^ 日本盤CD(UCCV-1057)ライナーノーツ

    「The Girl in the Other Room」の例文・使い方・用例・文例

    Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


    英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
    英語⇒日本語日本語⇒英語
      

    辞書ショートカット

    すべての辞書の索引

    The Girl in the Other Roomのお隣キーワード
    検索ランキング

       

    英語⇒日本語
    日本語⇒英語
       



    The Girl in the Other Roomのページの著作権
    Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

       
    ウィキペディアウィキペディア
    All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
    この記事は、ウィキペディアのザ・ガール・イン・ジ・アザー・ルーム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
    Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
     Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
    この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
    浜島書店 Catch a Wave
    Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
    株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
    Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
    研究社研究社
    Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
    日本語WordNet日本語WordNet
    日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
    WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
    日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
    Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
    「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
    EDRDGEDRDG
    This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

    ©2025 GRAS Group, Inc.RSS