SFCG系の投資会社に変身
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 04:47 UTC 版)
「MAGねっとホールディングス」の記事における「SFCG系の投資会社に変身」の解説
2002年(平成14年)、親会社CSKが、創業者の大川功名誉会長(兼セガ代表取締役会長兼社長、等々)の死去に伴い方針転換し、肥大したグループ企業群の整理に着手。事業者金融(商工ローン)大手の株式会社SFCG(旧商工ファンド)系投資組合の「ヴィーナス・ファンド・ホールディングス」が、CSK・エレクトロニクスに対して公開買付(TOB)を実施し、取得株式82.76%で子会社化(事実上の会社譲渡)され、社名を「株式会社ティー・ゾーン」に再変更した。以降、名義上の株主が転々とし、ティー・ゾーンは実業色を薄めて投資用持株会社の性格を帯びるようになった。2003年(平成15年)3月には、投資子会社の株式会社T・ZONEキャピタル(後の株式会社TZCS)を設立している。 これと前後して、不採算店舗の撤退を開始。2002年2月8日に秋葉原本店(PC専門店としては最大の売り場面積を誇り、ラオックスのザ・コンピューター館と並びPCの街秋葉原の象徴的存在だった)をリニューアルしたものの、5月31日には「T-ZONE AKIBA PLACE」へ移転縮小。しかしここも黒字化できぬまま、翌2003年(平成15年)2月に店舗を3分の1に再縮小した末、4月20日に突如閉店。結局、元の「T-ZONE ADO」の業務形態に近い「T-ZONE PC DIY SHOP」だけが残った。 2003年(平成15年)8月には会社分割を実施し、パソコンパーツ関連部門は新設子会社の株式会社T・ZONE DIYに移管。株式会社ティー・ゾーンは社名変更して、株式会社T・ZONEホールディングスになり(同じ頃亜土電子工業が登記上消滅した模様)、更に2004年(平成16年)10月、株式会社T・ZONE DIYは同じT・ZONEホールディングス傘下のソフトウェア会社である株式会社ストラテジィと合併して、株式会社T・ZONEストラテジィに改編されている。 2007年(平成19年)5月24日、T・ZONEホールディングスが、大島健伸会長の資産管理会社(T・ZONEホールディングスから見た場合に、親会社SFCGのさらに親会社となる)「KEホールディングス」を同年10月1日に吸収合併することを発表。合併すれば、T・ZONEホールディングスがSFCGを傘下に収める形となり、表面上親子関係が逆転する。これについては、T・ZONEホールディングス上場先のジャスダックが「T・ZONEホールディングスが実質的な存続会社でないと認められる」(要は「KEホールディングス」の裏口上場に当たる)と発表していた。この合併は、最終的に9月27日に中止が発表された。 2005年(平成17年)から2007年(平成19年)にかけて、投資子会社のT・ZONEキャピタルがグループ外の会社に盛んに投資を行ってきたが、2007年(平成19年)12月に、株式会社TZCS(T・ZONEキャピタルから商号変更)の保有全株式をSFCGに譲渡した。
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