SFCS-2/3/7
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/05 07:03 UTC 版)
「水中攻撃指揮装置」の記事における「SFCS-2/3/7」の解説
やまぐも型(37DDK)・たかつき型(38DDA)では、新世代の長射程対潜兵器としてアスロック・システムが導入されたが、これはFCSとしてアメリカ製のMk.114を含んでおり、ボフォースを管制するSFCS-1C-3と併載された。その後、これを元に弾道計算部をトランジスタ化するとともにボフォースの管制機能も兼ね備えるように国産化したものがSFCS-2で、たかつき型3番艦「もちづき」(40DDA)に搭載された。同型4番艦「ながつき」(41DDA)では、航海計器としてジャイロコンパスMk.19が導入されたことに伴って、SFCS-2からロール・ピッチ検出機能を除去したSFCS-2Aが搭載された。 またあおくも型については、最初の2隻(44・46DDK)はSFCS-2A-2、「ゆうぐも」(49DDK)はSFCS-2B-2を搭載した。これらはいずれも動揺修正機能をハイブリッド化し、対応雷種に73式魚雷Bを追加したものであった。 「みねぐも」(40DDK)では、SFCS-2のボフォース・ロケット・ランチャー系をベースにして、ボフォース・ロケット・ランチャーとともにQH-50 DASHおよび3連装短魚雷発射管の管制に対応したSFCS-3が搭載された。同型2・3番艦(41・42DDK)では、航海計器としてジャイロコンパスMk.19が導入されたことに伴って、SFCS-3からロール・ピッチ検出機能を除去したSFCS-3Aが搭載された。 その後、SFCS-3のボフォース・ロケット弾の弾道計算部をデジタル化したSFCS-7が開発された。これはボフォース・ロケット・ランチャーおよび3連装短魚雷発射管の管制に対応しており、「いしかり」(52DE)およびゆうばり型(54・55DE)に搭載された。
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