SFにおける宇宙人とは? わかりやすく解説

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SFにおける宇宙人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 05:59 UTC 版)

宇宙人」の記事における「SFにおける宇宙人」の解説

H・G・ウェルズ『宇宙戦争』(1898) で火星人地球侵略やってくる物語描いたここから単純に地球外生命との最初出会いを描くファーストコンタクトものや、宇宙人による侵略を描くものが派生していった。 まず様々な火星人登場する作品次々と書かれた。エドガー・ライス・バローズ火星シリーズ (1912 - 41) を初めとして、スタンリイ・G・ワインボウムの『火星のオデッセイ』(1934)、レイモンド・Z・ガランの「火星人774号」(1934) などがある。さらにE・E・スミス《レンズマン》シリーズ (1937 - 60) などのスペースオペラでは太陽系外異星人登場するようになったA・E・ヴァン・ヴォークトの『宇宙船ビーグル号の冒険』(1950) では、凶悪な宇宙生命体いくつも登場させている。 第二次世界大戦後宇宙人描き方多様化していく。レイ・ブラッドベリの『火星年代記』(1950) は、火星人地球人出会いからの話を叙情的に描いたロバート・A・ハインラインの『人形つかい』(1951) では、寄生型宇宙人による侵略描かれている。アーサー・C・クラークの『幼年期の終り』(1953) では、姿をなかなか見せない宇宙人によって地球無抵抗征服されるハル・クレメントは、『20億の針』(1950) では他の生物体内にもぐりこんで活動する流動体型の宇宙人、『重力使命』(1954) では高重力適応したムカデ宇宙人登場させた。ジャック・フィニイの『盗まれた街』(1955) では、人間化けて徐々に侵略していく宇宙人登場フレッド・ホイルの『暗黒星雲』(1957) は、太陽系突如出現した暗黒星雲知的生命体だったという話である。ジェイムズ・ブリッシュの『悪魔の星』(1958) では、リチアという惑星奇妙な姿の知的生物登場するハインラインの『宇宙の戦士』(1959) では、意思疎通不可能な昆虫型宇宙人などと戦争繰り広げるスタニスワフ・レムは、ファーストコンタクトテーマとした3作品『エデン』(1959)、『ソラリスの陽のもとに』(1961)、『砂漠の惑星』(1964) で、地球外生命体との意思疎通困難さ描いたその後未来史スペースオペラなどの形で、様々な異星人描かれていったストルガツキー兄弟未来史 Noon Universe (1961 - 87)、ラリー・ニーヴンの《ノウンスペースシリーズ(1964 -)、アーシュラ・K・ル=グウィンHainish Cycle (1964 - 2000)、フランク・ハーバートの《デューンシリーズ (1965 - 85) と《ジャンプドア》シリーズ (1970 - 77)、C・J・チェリイアン・マキャフリイ諸作品、ブライアン・ステイブルフォードの《宇宙飛行士グレンジャー冒険シリーズ (1972 - 75) などがある。 フレッド・セイバーヘーゲン《バーサーカー》シリーズ (1967 - 2005) は、有機生命体絶滅させることを使命としている機械生命体との戦い描いたもので、同様のテーマグレゴリー・ベンフォードの《銀河中心シリーズ (1976 - 1995) などにも見られるジョン・ヴァーリイの《八世界》シリーズ (1977 - 98) は謎の地球外生命体によって人類がほぼ絶滅させられ後の世界を描いたフレデリック・ポールの《ヒーチー年代記》(1977 - 90) では、高度な科学技術発展させたヒーチー人や謎のエネルギー生物など登場するダグラス・アダムズの『銀河ヒッチハイク・ガイド』から始まるシリーズ (1979 - 92) には様々な宇宙人登場しコミカル描かれている。デイヴィッド・ブリン知性化シリーズ (1980 -) は、銀河系知的生命体別の知的生命体によって「知性化」されてきた歴史があり、地球人類だけが独自に進化遂げたという設定である。ジェリー・パーネルラリー・ニーヴン『降伏の儀式』(1985) は異星人による地球侵略真っ向から扱った作品スティーヴン・バクスターの《ジーリーシリーズ (1991 - 02) では、地球何度異星人征服されており、生きている巨大宇宙船なども登場する

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