Robotech: The Shadow Chronicles (2007)
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「ロボテック」の記事における「Robotech: The Shadow Chronicles (2007)」の解説
2002年、トミー・ユン(Tommy Yune)が新作の展開を発表した。この作品は2004年に『ロボテック:シャドウ・フォース』(Robotech: Shadow Force)と名付けられた。タイトルはすぐに変更され、『ロボテック:シャドウ(シャダウ)・クロニクル』(Robotech: The Shadow Chronicles)となった。 ハーモニーゴールド USA 社の代表は、アメリカ、カナダ各地の、アニメコンベンションやSFコンベンション会場に展示パネルを設け、プロダクション・アートやパイロット版のCGアニメを展示した。 2005年のアニメエキスポとコミック・コンの会場において制作中の作品の予告編が上映され、これはウェブサイトでも観ることができる。 「ロボテック」20周年となる2005年の完成を目指したが、実際は遅れ、北米で2007年2月6日(オーストラリアは2007年3月7日)にDVDが発売された。 物語構成は、最初の30分が The New Generation(『機甲創世記モスピーダ』)の最終回のリメイク版とでもいうべき展開で、前述のように、その一話手前の24話で名前だけ登場したリック・ハンター(Rick Hunter、一条輝)提督が行方不明になるエピソードも加えられている。 その後の1時間は新展開となり、新たな敵でインビッド女王が「影の子供たち」あるいは「シャドウの子ら」(The children of shadow)と呼ぶハイドニット種族(Haydonites)の企みと、彼らとの遠征艦隊軍(EF)の戦いが描かれる。 旧シリーズからは スコット・バーナード(Scott Bernard、スティック・バーナードに相当) アリエル(発音上は「エリアル」 Ariel、アイシャに相当) インビッド女王リージス(Regis, Regiss、レフレスに相当) ギュンター・ラインハルト大将(General Gunther Reinhardt、無名の第三次地球奪還軍艦隊指揮官に相当)が登場。 新登場人物として、かつて Roy Fokker(ロイ・フォッカー)や Rick Hunter(一条輝)が務めたスカル飛行大隊のスカル・リーダー(Commander, Air Group:CAG)として マイア・スターリング(Maia Sterling)中佐 マーカス・ラッシュ(Marcus Rush)大尉 が登場する。 登場人物は、従来どおりの手描き作画によるアニメーションである一方、メカは可変モータサイクル「サイクロンシリーズ」(VR-052F モスピーダ VR-057S シャドウモスピーダ)を除く、そのほとんどがCGを使用したものになっている。 ハイドニット(Haydonites)の戦闘ロボに人が襲われるシーンなども、人物は作画、メカはCGという表現を通しているが、唯一ベリテック(VERITECH)「サイクロン」(Cyclone、日本版でのアーマーバイク/ライドアーマー)に関しては、バイク形態からライドアーマーに至るまでCGを使わず、作画で描かれている。 ハーモニーゴールド USA 社との提携というかたちで、タツノコプロも製作に参加している。エンディング・クレジットによると企画はタツノコプロとなっており、その製作総指揮として成嶋弘毅と九里一平の氏名が明記されている。 製作相談役として、九里一平とともに 寺田憲史の名がある。 そのほかにタツノコプロ関連で名前が知られている人物では、企画相談役として岩田弘(『マクロス』『モスピーダ』の制作担当)の名前が記されている。天野喜孝、荒牧伸志、柿沼秀樹 の名前もオリジナルデザイン担当として明記されている。アニメーション作業部の実制作は大韓民国のDR MOVIEが担当。
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