OdbcCommand.CommandText プロパティとは? わかりやすく解説

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OdbcCommand.CommandText プロパティ

データ ソースに対して実行する SQL ステートメントまたはストアド プロシージャ取得または設定します

名前空間: System.Data.Odbc
アセンブリ: System.Data (system.data.dll 内)
構文構文

Public Overrides Property
 CommandText As String
Dim instance As OdbcCommand
Dim value As String

value = instance.CommandText

instance.CommandText = value
public override string CommandText { get;
 set; }
/** @property */
public String get_CommandText ()

/** @property */
public void set_CommandText (String value)

プロパティ
実行する SQL ステートメントまたはストアド プロシージャ既定値空の文字列 ("") です。

解説解説

CommandType プロパティStoredProcedure設定した場合CommandText プロパティは、標準ODBC ストアド プロシージャエスケープ シーケンス使用して設定する必要がありますCommandTextストアド プロシージャの名前を設定しても、他の .NET Framework データ プロバイダのようには機能しません。

多く言語機能 (外部結合スカラ関数呼び出しなど) は、通常データ ソースによって実装されますこのような機能構文多くも、データ ソース固有です。そのため、ODBC では、次の言語機能標準構文を含むエスケープ シーケンス定義してます。

ODBC使用されるエスケープ シーケンス次に示します

このエスケープ シーケンスは、ODBC ドライバによって認識および解析されます。エスケープ シーケンスは、後でデータ ソース固有の文法置き換えられます。

プロシージャは、データ ソース格納される実行可能オブジェクトです。これは通常プリコンパイルされた 1 つ上の SQL ステートメントです。プロシージャ呼び出しのためのエスケープ シーケンス次に示します

{[?=]call procedure-name[([parameter][,[parameter]]...)]}

procedure-name にはプロシージャ名を、parameter にはプロシージャパラメータ指定します

いずれかExecute メソッド (ExecuteReader または ExecuteNonQuery など) を呼び出すと、このストアド プロシージャコマンドによって実行されます。

現在の接続実行またはフェッチ操作実行中の場合は、Connection、CommandType、および CommandText プロパティ設定できません。

CommandTypeText設定した場合、ODBC.NET プロバイダでは、OdbcCommand が呼び出す SQL ステートメントまたはストアド プロシージャパラメータを渡すための名前付パラメータ利用できません。この場合は、疑問符 (?) プレースホルダを使用する必要があります次に例を示します

SELECT * FROM Customers WHERE CustomerID = ?

たがってパラメータ疑問符プレースホルダの位置と、OdbcParameter オブジェクトを OdbcParameterCollection に追加する順序とを、正しく対応させる必要があります

パラメータnull 値含まれている場合でも、.NET Framework ODBCデータ プロバイダはそのパラメータバインドしますが、そのパラメータが SQL_DEFAULT_PARAM を使用して定義されている場合null 値ではなく既定パラメータ使用します。たとえば、次の OdbcParameterCollection

{1, null, 2}

CommandText プロパティ渡されとします

{call sp(?, ?, ?)}

この場合上記呼び出し実行すると、.NET Framework ODBCデータ プロバイダ最初パラメータを値 1 に、3 番目のパラメータを値 2 にバインドし、2 番目のパラメータを SQL_DEFAULT_PARAM としてバインドます。ただし、この動作は、ドライバによって異なりますドライバがこの機能サポートしてない場合、このパラメータには値を渡さないようにします。たとえば、次の OdbcParameterCollection使用し

{1, 2}

CommandText プロパティ次のように設定します

{call sp(?, null, ?)}
メモメモ

パラメータ省略した場合でも、パラメータ間を区切っているコンマそのまま残しておきます入力パラメータまたは入出力パラメータ省略した場合プロシージャは、パラメータ既定値使用します入力パラメータまたは入出力パラメータ既定値指定する別の方法として、そのパラメータ対応した長さ/インジケータ バッファ (length/indicator buffer) の値を SQL_DEFAULT_PARAM に設定することもできます

プラットフォームプラットフォーム
バージョン情報バージョン情報
参照参照
関連項目
OdbcCommand クラス
OdbcCommand メンバ
System.Data.Odbc 名前空間
Connection
.Data.Odbc.OdbcCommand.CommandTimeout
CommandType
その他の技術情報
Executing a Command


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