ObjectDataSourceView クラスとは? わかりやすく解説

ObjectDataSourceView クラス

メモ : このクラスは、.NET Framework version 2.0新しく追加されたものです。

ObjectDataSource コントロールサポートしビジネス オブジェクトデータ オブジェクトに関してデータ操作実行するためのデータ バインド コントロールインターフェイス提供します

名前空間: System.Web.UI.WebControls
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)
構文構文

Public Class ObjectDataSourceView
    Inherits DataSourceView
    Implements IStateManager
Dim instance As ObjectDataSourceView
public class ObjectDataSourceView : DataSourceView,
 IStateManager
public ref class ObjectDataSourceView : public
 DataSourceView, IStateManager
public class ObjectDataSourceView extends DataSourceView
 implements IStateManager
public class ObjectDataSourceView extends
 DataSourceView implements IStateManager
解説解説

ObjectDataSourceView クラスは、ページ コードプログラミング可能なオブジェクトとしてではなく、主にデータ バインド コントロールによって使用されるためのものです。

ObjectDataSourceView クラスは、ObjectDataSource コントロールデータ機能実装ます。この中には、SelectUpdateDeleteInsert の各操作並べ替えフィルタ処理、およびビューステート保持される設定管理あります

ObjectDataSourceView オブジェクトは、実行時ObjectDataSource クラスの各インスタンスに対して作成されます。ObjectDataSource クラスインスタンスデータ操作への呼び出しは、ObjectDataSourceView オブジェクトインスタンスによって処理されます。ページ開発者は、ObjectDataSourceView クラスインスタンス直接アクセスしません。コントロール開発者は、ObjectDataSource クラスObjectDataSourceView クラス拡張することで、カスタム データ コントロール作成できます

ObjectDataSourceView クラスは、リフレクション使用してビジネス オブジェクトまたはデータ オブジェクト上のメソッド呼び出すことにより、データ操作実行します実行時に、ObjectDataSource コントロールは、TypeName プロパティ指定された型のインスタンス作成しデータ操作適したメソッド呼び出します。インスタンス化されたオブジェクトが、ObjectDataSourceView によってメモリキャッシュされることはありません。データ メソッド呼び出されるたびに、オブジェクト作成され破棄されます。メソッドstatic (Visual Basic では Shared) の場合インスタンス作成されませんが、データ操作メソッド呼び出されます。

ObjectDataSourceViewObjectDataSource コントロールによってページ開発者直接公開されていません。代わりにObjectDataSource使用して ObjectDataSourceViewプロパティメソッドアクセスます。たとえば、ObjectDataSourceView プロパティの DeleteMethod を設定するには、ObjectDataSourceDeleteMethod プロパティ設定します

データ取得
データ更新
データ挿入

ObjectDataSourceView オブジェクトは、InsertMethod プロパティ指定されビジネス オブジェクトまたはデータ オブジェクトメソッド呼び出すことで、データ新しい行の挿入サポートしますGridViewDetailsView などの、挿入自動的に実行するデータ バインド コントロールは、IOrderedDictionary インターフェイス内のパラメータObjectDataSourceView渡しビュー オブジェクトがこれらのパラメータを InsertParameters コレクション見つかった任意のパラメータマージます。

次の挿入メソッドプロパティ、およびイベントは、ObjectDataSourceView によって実装され、その ObjectDataSource コントロールによってページ開発者と他の呼び出し元に直接公開されます。

データ削除
データフィルタ処理並べ替え

データ動的にフィルタ処理できると、データ取得がより強力になりますObjectDataSource コントロールによってフィルタ処理サポートされるのは、Select メソッドが DataTable オブジェクトまたは DataSet オブジェクト返す場合だけです。FilterExpression プロパティと FilterParameters プロパティ使用すると、動的なフィルタ処理データ取得適用できます。これらのプロパティは、ObjectDataSourceView オブジェクトによって実装され、その ObjectDataSource コントロールによってデータ バインド コントロールと他の呼び出し元に直接公開されます。

ObjectDataSource取得したデータ並べ替えるには、取得後メモリ内のデータ順序付与します。ObjectDataSource コントロールによって並べ替えサポートされるのは、Select メソッドDataTable または DataSet返す場合だけです。CanSort プロパティは常に true返しますObjectDataSourceView では、Select メソッド呼び出さずにそのメソッドから返される型を判断することはできないからです。SortExpression プロパティ構文は、DataView.Sort プロパティ構文と同じです。

ビューステート追跡

ObjectDataSourceView は IStateManager インターフェイス実装し、ビューステート使用して複数ページ要求またがってその状態を追跡しますコントロールビューステート追跡有効にするために、LoadViewState、SaveViewState、および TrackViewState の各メソッド実装用意されています。詳細については、「ASP.NET状態管理概要」を参照してください

.NET Framework のセキュリティ.NET Frameworkセキュリティ
継承階層継承階層
System.Object
   System.Web.UI.DataSourceView
    System.Web.UI.WebControls.ObjectDataSourceView
スレッド セーフスレッド セーフ
この型の public static (Visual Basic では Shared) メンバはすべて、スレッド セーフです。インスタンス メンバ場合は、スレッド セーフであるとは限りません。
プラットフォームプラットフォーム
バージョン情報バージョン情報
参照参照
関連項目
ObjectDataSourceView メンバ
System.Web.UI.WebControls 名前空間
ObjectDataSource クラス
DataSourceView
その他の技術情報
イベント利用



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