NEO-BUTCHER(ネオ・ブッチャ―)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/13 06:46 UTC 版)
「アガレスト戦記 Mariage」の記事における「NEO-BUTCHER(ネオ・ブッチャ―)」の解説
第二世代において活動を再開させた新たなBUTCHER。新首領として月(シリアム)エルフのティタニアを迎え、世界征服と先代BUTCHERを壊滅させた勇者レインの子を打倒すべく暗躍する。力を蓄え続けていた、と豪語するだけあり戦闘員の実力は向上したが、ティタニアによって勇者と乙女達以外の無意味な殺戮は全面的に禁止された為、悪事の質に関しては著しく低下している。 ティタニア 声:瑞沢渓 NEO-BUTCHERの首領を務める月(シリアム)エルフの女性。先代首領であるリベロスの一人娘であり、パストラム達からは「お嬢」と呼ばれている。自らを「地獄に咲いた悪の華」と称し、亡き父の代わりに世界征服と勇者打倒を果たそうとしている。元々は魔法医を目指していた令嬢であり、笑い方や口調にその名残が残っている。普段は首領として気丈に振舞うよう心がけているが、本来は根が優しく他人を放っておけない性格の持ち主。 帝王学の授業において「臣民の命をないがしろにする者に真の統率者たる資格はない」と学んだ影響により、以前のBUTCHERが企てていたような大量虐殺をすることなく世界征服をしようとしている。だが、考える作戦は質の悪い悪戯程度の内容であり、悪の首領という立場に反して悪人としての適正は低い。その一方で、自分の意志をなんとしてでも貫こうとする芯の強さを持ち合わせており、ドーズからも「悪の首領としての適正はともかく統率者としての資質だけは秀でている」と評されている。 父が死んだのは悪事を働いていたことにも気付かずに生きていた自分の責任であると後悔しており、せめてその意志だけでも継ごうと勇者と出会うたびに決闘を望んでいた。しかし、親友の娘を守ろうとするパストラムによって妨害を受けてしまい直接戦うことができずにいた。そしてベルデ岩洞における決戦後、勇者から亡きレインの代わりに謝罪されたことやパストラムから父の本当の最期と望みを聞き、自分が亡き父親に何もしてあげられる事がないないことを理解すると「きっかけは勇者だったとしても父の死は自らが望んだ幕引き」として勇者討伐を取りやめた。同時に落盤から助けてもらった借りを返すという名目でパストラムと共にパーティーに加わった。戦闘では、NEO-BUTCHERの戦闘員たちに指示を出して様々なトラップを仕掛ける。 パストラムには立場上命令口調で話しかけているが、実際は父の死を教えてくれた恩人として全幅の信頼を置いており彼が語調を強めた際には逆に圧倒されてしまう。 ちなみに彼女もリベロスほどではないにしろ露出度の高い格好をしている。が、彼と違って羞恥心は持っているらしくピアディナに「痴女?」と指摘された際には激しく動揺している。 パストラム 詳細は「アガレスト戦記 Mariage#BUTCHER(ブッチャ―) 」を参照 第1章及び第2章から引き続き登場するハイオーク。BUTCHERにいた時と同様、NEO-BUTCHERにおいても行動隊長を務めている。ズーラ砂漠での決戦で死亡したと思われていたが、親友であるリベロスから頼まれた遺言をティタニアに伝える為、基地が崩壊する寸前に脱出していた。しかし、父を誇りに思っていたティタニアに「父親が自殺した」という事実をどうしても伝えることができず、やむを得ず「父親は勇者に倒されて死んだ」と誤った真実を伝えた。彼女に父の死を伝えた後は、傷が癒えぬまま勇者に挑もうとしたが、自ら死にに行こうとする彼を止めようとティタニアが二代目BUTCHER首領を宣言した為、再び行動隊長として生きる道を選ぶ。以前の戦いで本来の義理堅い人格を取り戻しており、親友の娘であるティタニアに危害が及ばぬように自らが率先して勇者に挑みかかる、部下たちにティタニアを守ることを最優先で命令する等、その義理堅さを遺憾なく発揮している。最終的には、勇者にそのまま自身を倒させてティタニアや部下たちを全うな道へと帰そうと考えていた。 ベルデ岩洞での決戦後はティタニアと共に受けた恩を返す為、勇者のパーティーに加わる。仲間になってからは、ピアディナに「ハムのおじさん」と呼ばれるようになった。さらにゲルシア樹海において、そこで生活するハイオークの里の族長であったことと結婚して妻帯していたことが判明する。この里で疫病が流行った際、魔法医だったリベロスに助けられたことが縁で彼とは種族を超えた親友となった。しかし、そんな彼らがなぜ世界征服をしようとしたのかは謎に包まれている。
※この「NEO-BUTCHER(ネオ・ブッチャ―)」の解説は、「アガレスト戦記 Mariage」の解説の一部です。
「NEO-BUTCHER(ネオ・ブッチャ―)」を含む「アガレスト戦記 Mariage」の記事については、「アガレスト戦記 Mariage」の概要を参照ください。
- NEO-BUTCHERのページへのリンク