MGC出場権(2020年東京五輪・男子マラソン選考会)獲得・出場
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2018年4月30日をもって、2年1か月間所属していたコニカミノルタを退社し、プロランナーへの転身を公表。同年7月には、約2か月半の滞在予定でケニア合宿へ出発した。 2018年9月、3度目のフル・自身初めて海外挑戦のベルリンマラソンに出走したが、レース後半に入って再び腹部の激痛に泣かされて大きくペースダウン、34Km付近で結局途中棄権に終わった。 2018年11月、再生医療事業を展開するセルソース株式会社(東京都渋谷区)との所属契約が発表された。 2018年12月、2年連続2回目となる第72回福岡国際マラソンに出場。25Km手前までは、14年振りに日本人覇者となった服部勇馬らのトップ集団に加わったが、その後は大きくペースダウン。32Km付近で腹痛と低体温症の影響で35~40Kmのラップタイムが20分25秒まで落ち込み、昨年に引き続き川内優輝に抜かれる。最終的に2時間19分台の総合29位と完走した記録・順位共ワーストに終わり、MGC獲得は果たせなかった。 2019年2月、昨年に続いて東京マラソン2019にエントリー。序盤からハイペースの先頭争いにつかず、第2集団で待機したが、16Km付近で遅れ始める。しかし、その後に大きなスローダウンは無く、レース後半から徐々に追い上げ、結果2時間11分台の総合8位(日本人4着)でフィニッシュ。更にMGC出場権獲得のワイルドカード(上位2大会2時間11分以内)での条件をクリアし、MGCへの出場も決定した。ゴール後の神野は「今は安堵の気持ちで一杯だが、このままじゃ戦える状況では無い。プロランナーとしてもっとレベルを高めていかないと」と気を引き締めていた。 その後、恒例のケニアと及び北海道の各合宿を終えて、2019年9月のMGC本番レースに出場。スタート後に間もなくハイペースで独走する設楽悠太に付いて行かず、2位集団で待機。13Km手前で神野自ら集団の先頭に立ちペースアップする場面もあったが、17Km付近で2位集団から脱落。それ以降は上位争いをできないまま、2時間17分台の17位に完敗に終わり、2020年東京五輪・男子マラソン日本代表入りは果たせなかった。
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