アイ‐イー‐ティー‐エフ【IETF】
IETF
読み方:アイイーティーエフ
別名:インターネットエンジニアリングタスクフォース
IETFとは、インターネットに関連する技術の標準化を促し、インターネットの円滑な運用を図っている国際的組織の名称である。
IETFでは、インターネットに関連する多種多様な技術の標準的仕様について議論、策定を行い、主にRFC(Request for Comment)と呼ばれる文書として公開している。TCP、POP3、UTF-8など、多数の重要な技術規格の仕様がRFCにおいて策定されている。
IETFの使命について、RFC 3935において「A Mission Statement for the IETF」(IETF の使命についての言明)として表明されている。それによれば、ITEFの目標は「インターネットがより良く機能すること」にある。
ITEFは所定の法人格を持たない、ボランティア活動によって成立している活動体である。RFCも仕様策定に関する議論などは主にメーリングリスト上で行われており、誰でも活動に参加し、仕様策定の議論に関与することができる。
なお、IETFはインターネット関連技術全般の仕様策定を行っているが、Web関連技術についてはW3C(World Wide Web Consortium)が標準化を行っている。
参照リンク
IETF Home Page
Internet Engineering Task Force
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/07 14:12 UTC 版)
The Internet Engineering Task Force(頭字語:IETF、インターネット技術特別調査委員会[3][4])は、インターネット、わけてもインターネット・プロトコル・スイート(TCP/IP)の技術面に関するNPOで標準化団体である。
- ^ Jacobsen, Lynch 1991, "doi:10.17487/RFC1208".
- ^ a b c Bradner 1991, "Internet Engineering Task Force".
- ^ 網野 2012, p. 64.
- ^ 船渡、He、Fu、Moo 2004, p. 24.
- ^ a b Cerf, Vint (1995年7月18日). “IETF and the Internet Society”. Internet Society. 2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月21日閲覧。
- ^ “Register for the Next IETF Meeting”. IETF. 2014年7月21日閲覧。
- ^ “Active IETF Working Groups”. IETF. 2014年7月21日閲覧。
- ^ "Charter of the Internet Architecture Board(IAB)", 規約番号RFC 2850, B. Carpenter, May 2000.
- ^ “Groups > Nominating Committee” (英語). IETF. 2021年10月28日閲覧。
- ^ “Internet Engineering Task Force(IETF)”. .ORG (2021年5月27日). 2021年10月28日閲覧。
- ^ “2.5. Intellectual Property Rights(IPR)” (英語). IETF. The IETF process: an informal guide. 2021年10月28日閲覧。
- ^ “About > Roles > IESG” (英語). IETF. 2021年6月3日閲覧。
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- ^ "IAB and IESG Selection, Confirmation, and Recall Process: Operation of the Nominating and Recall Committees", 規約番号RFC 3777, J. Galvin(Ed.), June 2004.
- ^ “Past IESG Members and IETF Chairs”. IETF. 2014年7月21日閲覧。(歴代のIESG加盟者および当組織の代表)
- ^ “IETF Profile: Alissa Cooper”. IETF. 2017年5月30日閲覧。
- 1 Internet Engineering Task Forceとは
- 2 Internet Engineering Task Forceの概要
- 3 団体の構成
- 4 歴代の要職
- 5 参考文献
- 6 関連項目
Internet Engineering Task Force
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 02:22 UTC 版)
「インターネットの歴史」の記事における「Internet Engineering Task Force」の解説
詳細は「Internet Engineering Task Force」を参照 Internet Engineering Task Force (IETF) は、インターネット技術の設計や進化に貢献しているボランティアによる、緩やかかつ自律的に組織されたグループである。インターネットの新しい規格の仕様を開発する主要な団体である。作業部会(ワーキンググループ)でほとんどの作業を行っている。色々な間違った捉え方をされているが「インターネットを運営」しているわけではない。IETFはインターネット利用者がよく採用している規格を策定しているが、インターネットを制御したり、ましてや監視したりしているわけではない。 IETFは1986年1月、アメリカ政府が資金提供している研究者らの四半期ごとの会議として始まった。1986年10月の第四回会議で、政府とは無関係の代表者が招かれるようになった。1987年2月の第五回会議で、作業部会の概念が導入された。1987年7月の第七回会議には、初めて100名以上が参加している。1992年に専門家の会員制団体インターネット協会が創設され、IETFはその下で独立国際標準化団体として運営されるようになった。IETFの会議がアメリカ合衆国以外で最初に開催されたのは1993年7月、オランダのアムステルダムでのことである。2012年現在、IETFは年に3回の会議を開催しており、1,300名以上が参加することが多いが、多くても2,000名以下である。一般に3回に1回はヨーロッパかアジアで会議を開催している。アメリカ合衆国以外の参加者がおよそ50%であり、アメリカ合衆国内で開催される場合でもその比率は変わらない。 IETFは出来事の集合体として存在しているという点で普通ではなく、企業でもないし、取締役会も持たないし、会員制でもないし、会費も徴収していない。IETFに参加する近道は、IETFまたは作業部会のメーリングリストに参加することである。IETFのボランティアは、世界中から、そしてインターネットコミュニティの様々な部分から集まっている。IETFは Internet Engineering Steering Group (IESG) と インターネットアーキテクチャ委員会 (IAB) と密接な関連があり、それらの監督下にあるとも言える。Internet Research Task Force (IRTF) と Internet Research Steering Group (IRSG) はIETFとIESGと共にIABの監督下にあり、長期的な研究課題を扱っている。
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Internet Engineering Task Force (IETF)
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「標準化団体 (コンピュータと通信)」の記事における「Internet Engineering Task Force (IETF)」の解説
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