I'm Proud
I'm proud
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「I'm proud」 | ||||
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華原朋美 の シングル | ||||
初出アルバム『LOVE BRACE』 | ||||
リリース | ||||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | ORUMOK RECORDS | |||
作詞・作曲 | 小室哲哉 | |||
プロデュース | Tetsuya Komuro | |||
ゴールドディスク | ||||
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チャート最高順位 | ||||
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華原朋美 シングル 年表 | ||||
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「I'm proud」(アイム・プラウド)は、日本の女性歌手、華原朋美の3作目のシングル。小室哲哉プロデュースによる楽曲である。
解説
- 前作「I BELIEVE」に続いて、2作連続でミリオンヒットとなり、華原朋美最大のヒット曲となった。
- TBC(東京ビューティセンター)「the レディ・エステティック」のCMソング。当時のプロデューサー・小室哲哉と共に出演し、“恋よりキレイになれるもの”のキャッチコピーにシンデレラストーリー仕立てのCMが話題を呼んだ。セレブ感を出すために「PRADA」「GUCCI」などのハイブランドでファッションも統一している。
- 制作にあたって小室が描いたイメージは「風と共に去りぬ」。小室曰く、「数多くの小室作品の中でも5本の指に入る力作」であり、「1st、2ndは手探りでやっていたが、とてつもない速さで自分をどう表現するかという力を身に着け、難しい楽曲を歌うことができるようになった。」と当時語っている。また、華原の要望も受けて小室は歌詞を書き換えており「曲自体はデビュー前にある程度出来ていたが、歌詞を完成させるのに凄く時間がかかった」とも語っている。
- 当初、サビフレーズの歌詞「いちごの様に」の果物の部分は“りんご”であったが、小室が作詞をしているときに一緒にいた華原は小室がシャンパンのグラスの中にイチゴを入れる様子を見て、「I’m Proud」の歌詞に「いちご」という言葉を入れるのはどうかと提案して“いちご”に変更された。[1]。
- レコーディングや、ジャケット・PVの撮影はロサンゼルスで行われた。ジャケットはハンティントンビーチで撮影された。ジャケット撮影時、高熱でダウン寸前だったが、根気で乗り切ったと本人が語った。PVは、倉庫街ビル(1100 Wilshire)屋上(ヘリコプターを使っての大掛かりなシーン)とスタジオで撮影され、小室も共に出演した。PVとメイキングが収められたシングル・ビデオは、同年3月27日に発売された。
- 記録的なビッグ・セールスとなった1枚目のアルバム『LOVE BRACE』では、シングルの [Radio Edit] ではカットされたラストのサビをさらに盛り上げる歌詞とメロディーが加わった、全編の [full version] で収録されている。
- 発売週に出演した『ミュージックステーション』では、サビ歌詞を間違えて“ラララ~♪”で歌いきり、ハプニングシーンとなった。また、この曲での2回目出演時には、吉野家の牛丼が大好きで“並・玉・つゆだく”で食べていると公言したことから、吉野家に女性客が急増し、“つゆだく”という用語も広く一般に浸透した。
- この曲で、1996年の『第47回NHK紅白歌合戦』に初出場し、小室がピアノ演奏として参加した。
- デビュー10周年を迎えた2005年には、「I BELIEVE 2004」のリメイクに続き、シングル「涙の続き」のカップリングに「I'm proud 2005」を収録した。さらに2013年には、長期活動休止からの復帰第1弾シングルとなった「夢やぶれて -I DREAMED A DREAM-」のカップリングに「I'm proud -2013 Orchestra Ver.-」を収録した。
- 冒頭のサビを終えた直後の間奏からAメロにかけて、J.S.バッハ以前の時代に使われていた教会旋法の中からドリア旋法を用いて書かれており、敢えて現代の調性に合わないように見せかけたのち、Bメロで日本のヨナ抜き音階を取りこんでいるなど、高校までの音楽の授業で習うような理論の範疇を超えて作曲されており、手腕の高さが伺える。
- 導入部のサビの後の四つ打ちキック音とその後のベース音は、TMNのアルバム『CLASSIX』の「Human System -Cafe De Paris Mix-」と同じものである。
- 同年のオリコン年間シングルチャートでは、安室奈美恵の「Don't wanna cry」や「Chase the Chance」を抑えて、女性ソロ部門では最大のヒット曲となった。
- 本作が収録された「LOVE BRACE」は、小室哲哉が自身のアルバムプロデュース作品の中で一番気に入っている作品。最初から最後の一音まで徹底的に拘った。当時、楽曲以外のネタで騒がれることが多くなってた風潮に対し、絶対に負けたくなく音楽で答えたかったという思いで製作された。[2]
- 小室が、楽曲製作において、詞をきちんと意識したのは華原朋美が初めてであった。それまでは洋楽的エッセンスを取り入れることを重視しており、TRFや篠原涼子の楽曲から少しずつ詞も意識し初めていたが1~2フレーズ残れば良いという程度だった。最初から最後まで、リスナーにきちんと伝わる詞を書くようになったのは華原朋美から。[3]また、当時、小室が華原を通じて表現していたのは「元々、普通の女の子なのに、意図せず規律の外に出てしまった女の子」「自分に自信が持てず『どうせ自分なんて』とため息をつく、そんな若者の切なさ、やりきれなさを表現したかった」としている[4]
主な記録
- 登場6週目でミリオンセラーを達成。
- オリコン・1996年度年間シングルチャート8位。
- オリコン・年間カラオケリクエスト回数1位。
- オリコン・年間アーティストセールス6位。
- 「第38回日本レコード大賞」優秀作品賞。
- HEY!HEY!HEY!MUSIC CHAMP・パーフェクトランキング 3 YEARS BEST 100(95・96・97) 9位。
- オリコン・1997年間カラオケリクエスト回数 11位。
- 2005年元日に放送されたテレビ朝日「全部歌えるカラオケ祭り日本の名曲ベスト100」の歴代カラオケランキングで4位。
- 2005年にNHKが実施した「スキウタ〜紅白みんなでアンケート〜」で紅組77位。
収録曲
- I'm proud [Radio Edit]
- I'm proud [Extended Mix]
- I'm proud [Orchestral Mix]
- I'm proud [Instrumental]
- (C) 1996 バーニングパブリッシャーズ & ジェネオン音楽出版
※[Instrumental]は1曲目の[Radio Edit]ではなく、[full version](もしくは[Original Mix])のものである。
収録CD・PV集
- 1stアルバム「LOVE BRACE」
- I'm proud [full version]
- kahala compilation
- I'm proud [full version]
- Best Selection
- I'm proud [Radio Edit]
- Super Best Singles 〜10th Anniversary〜
- I'm proud [Radio Edit]
- ALL TIME SINGLES BEST
- I'm proud [Radio Edit]
- PV集
- VHS「I'm proud」
- I'm proud [Radio Edit] +メイキングインタビュー
- DVD「very best of MUSIC CLIPS」
- I'm proud [Radio Edit]
- ALL TIME SINGLES BEST(初回限定版DVD)
- I'm proud [Radio Edit]
- その他
- 24thシングル「涙の続き」カップリング
- I'm proud 2005 - ヴォーカル再レコーディング&ジャジー調アレンジ
- 27thシングル「夢やぶれて -I DREAMED A DREAM-」カップリング
- セルフカバー・ベストアルバム「DREAM -Self Cover Best-」
- I'm proud -2013 Orchestra Ver.- - ヴォーカル再レコーディング&フルオーケストラ演奏
- 10周年記念6thアルバム「NAKED」初回限定盤DVD
- I'm proud -special version from 僕らの音楽2-
- 「HOW TO MAKE TOMOMI KAHALA 華原朋美はいかにして華原朋美となり得たか」
ローソン予約限定で発売されたヒストリー・ビデオ
カバー
- 黒人女性3人組のSISTER Kが、小室作品カバー・アルバム『DEPERTURES』(1999年6月23日発売)でカバーしている。
- スピッツが1999年に、ファンクラブ会員限定ライヴ「go!go!scandinavia」を行った際の、お土産デモテープの中で「スピッツのアイムプラウド」としてカバーしている。
- 台湾出身で小室プロデュースとしてデビューした女性歌手Ringが、自身のアルバム『TEEN'S RING』(1999年7月22日発売)で「I'm proud」(Mandarin Language Version)をカバーしている。
- HONDALADY・FARMSTAY・航空電子のインディーズ3バンドが「I'm Proud EP」として同時カバーし、色違いのシングルとして2006年5月10日に同時発売している。
- 嘉門達夫も1996年に発売された「TK替え歌メドレー2」の中で、「天ぷらうどん」を主体とした替え歌で歌っている。
- 「TVアニメ『らき☆すた』エンディングテーマ集 〜ある日のカラオケボックス〜」にて柊かがみ(加藤英美里)が [full version]をカバーしていたが、曲中の台詞では声の高さなどに大苦戦している様子が描かれた。
- サカモト教授がアルバム『サカモト教授の8bit ジュークボックス』にてチップチューンカバーした。
- May J.が2012年のアルバム『SECRET DIARY』でカバー。ミュージックビデオも収録している。
備考
- 発売日がB'zの「ミエナイチカラ ~INVISIBLE ONE~/MOVE」と重なったため、初動セールス争いでは敗れオリコン1位獲得は逃したが、年間累計セールスでは同曲を上回った。
- 華原の大ファンであった深田恭子は、ホリプロタレントスカウトキャラバン・オーディションでこの曲を歌ってグランプリを獲得し、芸能界入りを果たした。
- 浜崎あゆみは2004年10月の『ミュージックステーションSP』で、自身が選ぶ思い出に残るラブソングとして「I'm proud」を挙げている。
- 坂本美雨は、当時この曲をカラオケで歌っており、偶然その歌声を聴いていた音楽関係者の推薦を経て、覆面歌手SISTER M( 坂本龍一の娘)としてデビューを果たした。
脚注
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「I'm proud」の例文・使い方・用例・文例
固有名詞の分類
小室哲哉の楽曲 |
Body Feels EXIT Teenage Walk I''m proud あなたの世代へくちづけを 愛を今信じていたい |
ジェネオンエンタテインメントの楽曲 |
Save your dream Hate tell a lie I''m proud 秘密推奨!うるとLOVE My Secret |
華原朋美の楽曲 |
Save your dream Hate tell a lie I''m proud Tumblin'' dice Here we are |
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