Heavenly (L'Arc~en~Cielのアルバム)とは? わかりやすく解説

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Heavenly (L'Arc〜en〜Cielのアルバム)

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/09/27 18:46 UTC 版)

L'Arc〜en〜Ciel > ディスコグラフィ > Heavenly (L'Arc〜en〜Cielのアルバム)
heavenly
L'Arc〜en〜Cielスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ニュー・ウェーヴ
ゴシック・ロック
ロック
時間
レーベル Ki/oon Sony Records
プロデュース L'Arc〜en〜Ciel
チャート最高順位
  • 3位(オリコン
  • 登場回数56回(オリコン)
ゴールドディスク
L'Arc〜en〜Ciel 年表
Tierra
1994年
heavenly
1995年
True
1996年
『heavenly』収録のシングル
  1. and She Said
    リリース: 1995年5月21日
  2. Vivid Colors
    リリース: 1995年7月6日
  3. 夏の憂鬱 [time to say good-bye]
    リリース: 1995年10月21日
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heavenly』(ヘヴンリー)は、日本のバンドL'Arc〜en〜Cielの3作目のアルバム1995年9月1日発売。発売元はKi/oon Sony Records

解説

前作『Tierra』以来約1年2ヶ月ぶりとなる3作目のオリジナルアルバム。

アルバムのキャッチコピーは、「素敵[1]を召しませ」。オリコンアルバムチャートで初登場3位を記録し、最終的な売り上げは約39万枚を売り上げるヒット作となった。

本作はライブツアー「in CLUB '95」で先行披露された楽曲が多く収録されている[2]。また、本作のレコーディングを振り返りhydeは「『Tierra』はレコーディングにすごく時間がかかったから、『heavenly』はもうちょっとスピードを上げて作ったような記憶がある[3]」と語っている。sakuraは「バンドで合わせたときの新鮮さを失わないよう取り組んだアルバム[2]」と述べている。

また、1995年12月に音楽専科社より『heavenly』オルゴールCDを限定予約通販で発売した。申込者には12月24日に届くようになっており、先着3000名に限りシリアルナンバー付き。内容物はオルゴールCDに加え、超大型サイズの豪華写真集 (オールカラー120ページ)、シリアルナンバーカードなどである。

ジャケットの写真はビアンカという女性モデル。彼女は今作の他に上記写真集や「Vivid Colors」、「夏の憂鬱」(PVにも出演) のジャケットにも起用されている。また後に「NEO UNIVERSE」のPVにも出演しており、何かとL'Arc〜en〜Cielと縁がある人物である。

初回限定仕様はスーパーピクチャーレーベル

収録曲

  1. Still I'm With You
    • 作詞:hyde / 作曲:ken / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel
    「単なるラヴソングではなく、遠まわしに皮肉を入れた曲」とhydeは語っている。
  2. Vivid Colors
    2ndシングル。シングルバージョンよりアウトロの時間が長くなっている為、曲のトータル時間が2秒長くなっている。
    このためブックレットや公式サイトにはないが、Sony Music Shopには「アルバムヴァージョン」の表記がある。
  3. and She Said
    • 作詞・作曲:hyde / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel
    このアルバム発売前にビデオシングルとして発売された。
  4. ガラス玉
    • 作詞:hyde / 作曲:ken / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel
    このアルバムの曲の中で、一番初めに詞が書かれたバラード。最初の約30秒間は波の音で、静かにAメロに入るが、サビに入った途端、一変する。作曲者のkenによると、この曲のギターソロは、「風の行方」のPV撮影で訪れたモロッコでイメージが生まれたと語っている。曲が完成する前は「Into the silence」というタイトルだった。
    コンサートツアー「CONCERT TOUR '96〜'97 Carnival of True」以降、長らくライブで演奏されていなかったが、2011年に行われたライブ「20th L'Anniversary LIVE」で約15年ぶりに演奏された。
  5. Secret Signs
    • 作詞:hyde / 作曲:ken / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel
    hydeが「セクシーでイヤラしい歌詞」を歌ってみたいと思って書いた詞。
  6. C'est La Vie
    • 作詞:hyde / 作曲:tetsu / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel
    タイトルはフランス語で「人生なんてこんなものだ」という意味で、読み方は「セ ラ ヴィ」。
    ライブで長らく演奏されていなかったが、2012年に行われたライブツアー「20th L'Anniversary WORLD TOUR 2012 THE FINAL」で15年ぶりに演奏された。
  7. 夏の憂鬱
    • 作詞:hyde / 作曲:ken / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel
    3rdシングル「夏の憂鬱 [time to say good-bye]」の原型となった曲。
    後にパートチェンジバンドP'UNK〜EN〜CIELでリアレンジされ、32ndシングル「DAYBREAK'S BELL」のカップリングに収録されたが、原曲を留めていないくらいアレンジされており、副題もリカットシングルに付いていた[time to say good-bye]から[SEA IN BLOOD 2007]に変更されている。
  8. Cureless
    • 作詞:hyde / 作曲:tetsu / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel
    この曲の原曲は、「記憶の破片 (かけら)」というタイトルでインディーズ時代から演奏されていたが、本作収録に伴いリアレンジされている。本作の制作時では、最後に作詞と歌入れが行われている。なお、「記憶の破片」の作曲者は元ギターのhiroである。
  9. 静かの海で
    • 作詞:hyde / 作曲・編曲:L'Arc〜en〜Ciel
    作曲はメジャーデビュー後唯一のL'Arc〜en〜Ciel名義での曲。作曲は主にsakuraによって行われた。「静かの海」とは、月の海のひとつ。
    「ガラス玉」同様、最初は静かな曲である。歌詞の中には、アルバムタイトルである「heavenly」が使われている。本作の収録曲で唯一演奏時間は7分を超えている。
    アルバム発売後に行われたライブツアー「TOUR heavenly '95」ではアンコールのラスト曲として披露された[2]
  10. The Rain Leaves a Scar
    • 作詞:hyde / 作曲:ken / 編曲:L'Arc〜en〜Ciel
    hyde曰く、タイトルは「雨さえも僕の傷跡を癒せない」という意味。メンバーは派手さを意識して演奏した。ラルクのアルバムでは珍しく激しい曲で終わる。

参加ミュージシャン

収録ベストアルバム

脚注

  1. ^ 帯には、素敵の文字の横「ヘブンリィ」と読みカナが書かれている。
  2. ^ a b c 『is』、シンコー・ミュージック・エンタテイメント、1996年
  3. ^ L'Arc〜en〜Ciel バンド結成20年の歴史を振り返るメンバー4人ソロインタビュー hyde - ナタリー



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