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ヘイル・オブ・ブレッツ

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/28 03:16 UTC 版)

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ヘイル・オブ・ブレッツ
Hail of Bullets
2009年、ベルリンでのライヴ (マルティン・ファン・ドルネン (左)とステファン・ヘベーディ (右))
基本情報
出身地 オランダ
ユトレヒト州 アメルスフォールト
ジャンル デスメタル
活動期間 2006年 - 2017年
レーベル メタル・ブレイド・レコーズ
共同作業者 ダン・スワノ
公式サイト www.hailofbullets.com
メンバー デイヴィッド・イングラム(ボーカル)
ステファン・ヘベーディ (ギター)
パウル・バーイェンズ (ギター)
テオ・ファン・エーケレン (ベース)
エド・ワービー (ドラムス)
旧メンバー マルティン・ファン・ドルネン (ボーカル)

ヘイル・オブ・ブレッツ (Hail of Bullets)は、オランダアメルスフォールト出身のデスメタルバンド第二次世界大戦に関連する戦闘国家軍隊軍人を主なテーマに扱った楽曲を発表している[1]

略歴

2006年年末に、ギタリストのステファン・ヘベーディ (G)を中心に結成[1]。結成に参加したメンバーは、Asphyx、ゴアフェスト、タナトス、Houwitserといったバンドで活動経験があり、互いに知った仲であった[1]。結成時から、オールド・スクール・デスメタルバンドとすることを目的としていた[1]2007年、バンド名を冠したデモ『Hail of Bullets』をリリース[1]プロデューサーには、ダン・スワノを起用している[1]。このデモをきっかけに、アメリカ合衆国の大手ヘヴィメタルレーベルメタル・ブレイド・レコーズと契約[1]2008年に1stアルバム『…Of Frost And War』をリリースしデビューする[1]。同アルバムは、第二次世界大戦ドイツソ連の戦闘(独ソ戦)をテーマとしていた[2]

2009年には、1stEP『Warsaw Rising』をリリース[1]2010年には、2ndアルバム『On Divine Winds』をリリース[1]。同アルバムは、大日本帝國の栄枯盛衰をテーマに扱ったコンセプトアルバムで、主に太平洋戦争開戦のきっかけとなった真珠湾攻撃から終戦の玉音放送までを扱っている[注釈 1]。日本でも、メタル・ブレイド・レコーズ・ジャパンから日本盤が邦題『吹けよ神風!』としてリリースされた。リリース後には、ヴァッケン・オープン・エアなどのフェスティヴァルにも出演した[1]2013年に、3rdアルバム『III: The Rommel Chronicles』をリリース[1]。同アルバムは、ヴァイマル共和国軍ドイツ国防軍等で活躍し、陸軍元帥となったエルヴィン・ロンメルの一生を扱ったコンセプトアルバムである[1]

2015年11月末、ボーカリストのマルティン・ファン・ドルネンが脱退[3]。この脱退は、マルティンと他のバンドメンバーとの確執が大きな原因となっており、マルティンは「このバンドにいても全くもって幸せではない」、バンド側は「マルティンとバンド活動を共にすることはできない」と述べている[4]。後にマルティンがインタビューで語ったところによれば、元々マルティンがバンド側といくつかの事柄について緊張状態にあった中、マルティンが酒に酔った勢いで罵詈雑言を並び立てたメールをメンバーに送付したことが脱退の引き金となった[4]。ただし、マルティンの言い分ではこのような事態は初めてでは無く、過去に同様の事例があった際にもあるバンドメンバーがマルティンの主張を聴こうともしなかったことが背景にあるとしている[4]

その後、デイヴィッド・イングラム (Vo)がライヴセッションで参加することが発表され[5]、その後、正式に加入した。

2017年3月中旬、解散することが発表された[4]。バンド側は、数年前からバンド内で問題(バンド側はdiseaseと表現)を抱えており、その原因を排除したものの、問題は予想以上に深刻でバンドを立て直すことが出来なかったと述べている[4]

メンバー

解散時のメンバー

  • デイヴィッド・イングラム (David Ingram) - ボーカル
イギリス出身。セッションとして参加し、後に正式加入した。
  • ステファン・ヘベーディ (Stephan Gebédi) - ギター
タナトスなどでも活動。
  • パウル・バーイェンズ (Paul Baayens) - ギター
タナトス、Asphyxなどでも活動。
  • テオ・ファン・エーケレン (Theo van Eekelen) - ベース
タナトスなどでも活動。
エレジー、ゴアフェスト、Ayreon、The 11th Hour、Demiurg、Star One、Orphanageなどで活動。アフター・フォーエヴァーのライヴにセッションとして参加したこともある。

旧メンバー

  • マルティン・ファン・ドルネン (Martin van Drunen) - ボーカル
ペスティレンス、Asphyxなどでも活動。

ライヴセッション

  • デイヴィッド・イングラム (David Ingram) - ボーカル
マルティン・ファン・ドルネン脱退後のライヴに参加。後に正式加入した。

ディスコグラフィ

  • 2007年 Hail of Bullets (Demo)
  • 2008年 ...Of Frost And War
  • 2009年 Warsaw Rising (EP)
  • 2010年 吹けよ神風! On Divine Winds
  • 2013年 Imperial Anthems Vol. 11 (Split)
  • 2013年 III: The Rommel Chronicles

注釈

  1. ^ ただし、一部楽曲は満州事変日中戦争など太平洋戦争・第二次世界大戦に含まれない部分についても扱っている。

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m http://www.hailofbullets.com/cms/biography/ 2014年1月30日閲覧。
  2. ^ http://www.metal-archives.com/albums/Hail_of_Bullets/...of_Frost_and_War/189931 2014年1月30日閲覧。
  3. ^ BREAKING NEWS Hail of Bullets Official Facebook 2016年4月23日閲覧。
  4. ^ a b c d e HAIL OF BULLETS Calls It Quits”. blabbermouth.net (2017年3月13日). 2017年3月20日閲覧。
  5. ^ NEWS UPDATE DECEMBER 16th 2015 Hail of Bullets Official Facebook 2016年4月23日閲覧。

外部リンク


「Hail of Bullets」の例文・使い方・用例・文例

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