GSX400X / XS
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 13:59 UTC 版)
「スズキ・GSX400インパルス」の記事における「GSX400X / XS」の解説
1986年に2代目として発売され、車体型式はGK71Eとされた。初代カタナ(GSX1100S)を手がけたハンス・ムートによりデザインされた。当時のカタログに「日本の若者のライフスタイルをイメージした」と表現された外観は「東京タワー」や「六本木」などの現代的な日本をモチーフにした[要出典]もので、ネイキッド仕様(GSX400X)とハーフカウル仕様(GSX400XS)の二種類があった。特にネイキッド仕様は、外観の由来や、剥き出しになったフレームマウントのトラス状ヘッドライトステーの外見から、「東京タワー」という通称でも知られる[独自研究?]。当時の販売価格はネイキッド仕様が56万9千円で、ハーフカウル仕様が59万5千円だった。[要出典] エンジンは同年に発売されたGSX-R(型式:GK71F)と同じ、排気量398ccの4ストロークDOHC4バルブ直列4気筒で、シリンダーヘッドを水冷、シリンダーブロックは空冷、ピストン裏にオイルを噴射してエンジンオイルでも積極的に冷却する油冷とし、3種類の冷却方式を組み合わせたSATCS(Suzuki Advanced Three-way Cooling System)と呼ばれる独自の方式が採用された。最高出力や最大トルクもGSX-Rと同じ59psと3.8kg-mを発揮した。 フレームはGSX-Rとは違い、鉄鋼製のダブルクレードル式で、トップチューブ(タンクレール)をシリンダーヘッド側面に取り回し、ダウンチューブは左右共にボルトにより分割可能とされて整備性を向上された。トップチューブが燃料タンクよりも低く配置されてタンクの幅がフレームの影響を受けず、タンクのニーグリップ部分やシートレール周りが細く作られた。シート高も低くできており、直列4気筒エンジンを搭載した車種としてはシート高が745ミリと他の同クラスのバイクに比べて足つき性が良好なのも特徴の一つだった[要出典]。サスペンションはフロントに正立式テレスコピックフォーク、リヤに「Eフルフローター」と呼ばれるリンク式モノショックサスペンションが採用された。ブレーキはフロントに同径対向4ポット式キャリパー、リヤに同径対向2ポット式キャリパーのディスクブレーキが採用された。 同型エンジンを搭載するGSX-Rから単にカウルなどを取り外しただけではなく、社外のデザイナーにデザインを依頼してフレームが専用設計された車種だったが販売は振るわず[要出典]、2年で販売を終了した。
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