GPLとの互換性
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「Apache License」の記事における「GPLとの互換性」の解説
Apacheソフトウェア財団とフリーソフトウェア財団は、Apache License 2.0とGNU General Public Licenseバージョン3(GPLv3)が互換であるということで共通認識に達している(即ち両者を同梱するソフトウェアの頒布は許可される)。 ただし、フリーソフトウェア財団はGPLバージョン1ないし2とは非互換であるとしている。例えば、Apache License 2.0にはGPLバージョン1ないし2が要求していない特許権の停止条件が述べてある。そのような特許権停止が悪い考えとは思わないが、これに限らずGPLにはない強力な制限を加えるライセンスはいずれにしてもGPLとは非互換である、としている。
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GPLとの互換性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/14 10:09 UTC 版)
「ライセンスの互換性」の記事における「GPLとの互換性」の解説
デイヴィッド・A・ウィーラー(英語版)はGPLとの互換性がソフトウェアライセンスの重要な要素であると主張している。多くの著名なフリーソフトウェアライセンス、例えばオリジナルのMIT/X license、現行の3条項または2条項BSDライセンスならびにその変種(ただしオリジナルの4条項BSDライセンスは宣伝条項のためGPLと互換性はない)、LGPLは「GPL互換」(GPLと互いに両立)である。このことから、これらライセンスのコードをGPLと衝突することなく結合して一つのプログラムとすることができる。この時新しい「結合した著作物」全体は(コピーレフト性が最も強い)GPLのもと許諾される。コピーレフト・ソフトウェアライセンスに準ずるライセンスは、本来はGPL互換ではないが、しかし、異なるライセンスもしくは異なるライセンス・バージョン下にあるソフトウェアを結合することを許可する例外条項が存在する場合がある(またGPL自身のようにそのような例外条項の追加を予め許可しているライセンスも存在する)。 互換または非互換であるライセンスの例はFSFが承認したソフトウェアライセンスの一覧(英語版)を参照。 GPLの互換性については、コピーレフトの互換性の特殊な事情によるところがある。例外条項を持つライセンスを除いて、GPLを含む強いコピーレフト性を持つライセンスは相互に両立しなくなる。例えば、GPLの条文を直接改変したライセンスは通常非互換になる(記事"GNU General Public License#ライセンス条文の著作権者"を参照)。
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GPLとの互換性
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「GNU Affero General Public License」の記事における「GPLとの互換性」の解説
AGPLのどちらのバージョンも、それらのベースとなっているGNU GPLと同様、強いコピーレフトライセンスである。FSFの判断によれば、AGPLv1は2(d)節を加えたことで、両者はほぼ似通っているライセンスにもかかわらず、GPLv2と非互換になっている。すなわち、それら両方のライセンスのコンポーネントをまとめて単一の著作物として頒布することはできない。 対照的にGPLv3とAGPLv3には相互に互換な節があり、両ライセンスは互換性がある。両方のライセンスの13節で、一方のライセンスで提供されているコードともう一方のライセンスで提供されているコードをリンクして1つの著作物とし、それを伝達すること(conveying; 譲渡。頒布, distributionの言い換え)が許されることが明記されている。ただし、それにも関わらず、一方のライセンスを他方のライセンスで再ライセンスすることは許されない 。このようにして両方のライセンスのコピーレフトを緩めることで、そのような組み合わせの頒布を可能にしている 。 AGPLv1からFSFのAGPLv3へのアップグレードを可能にするため、Affero, Inc.は Affero General Public License version 2 を発表した。これは純粋に移行のためのライセンスであり、「AGPLv1またはAffero, Inc. が公開したそれ以降の任意のバージョン」でライセンスしたソフトウェアの受領者は、そのソフトウェアまたは二次的著作物の頒布をAGPLv3で行うことができる、というものである。
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