FARA_83とは? わかりやすく解説

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FARA 83

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/23 13:56 UTC 版)

FARA 83
FARA 83
概要
種類 アサルトライフル
製造国 アルゼンチン
設計・製造 設計:エンリケ・チチソラ
製造:FMAP-DM
性能
口径 5.45mm
銃身長 452mm
使用弾薬 5.56x45mm NATO弾
装弾数 30発(箱型弾倉
作動方式 ガス圧作動方式
全長 1000mm
重量 3.95kg
発射速度 750発/分
銃口初速 980m/秒
有効射程 123m
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FARA 83スペイン語:Fusil Automático República Argentina)は、1980年代アルゼンチンで設計・製造された小口径自動小銃である。

開発の経緯

本銃は1980年代初頭にアルゼンチン国営造兵廠(FMAP)が、同社でライセンス生産し軍によって運用されていたFALを更新する目的で設計した。

試作型は1981年に完成していたものの、国家再編成プロセスによるアルゼンチン国内の混乱のため、量産体制の確立は1984年以降まで遅れることとなった。

1980年代末にカルロス・メネム大統領に就任すると、メネムの新自由主義的政策の一環として、コンドルミサイルや国産戦車TAM等を始めとする複数の国産兵器開発・製造プロジェクトが停止された。FARA83の生産ラインも例外ではなく、1193丁が完成した時点で量産体制が凍結された。なお、1990年からは製造が再開されている。

製造されたFARA83はアルゼンチン軍に配備されたがFALを全て更新するには至らず、現在は副次的な装備品として運用されていると見られる。

構造

FARA 83はイスラエルIMI ガリルの設計思想に影響を受けて開発されたため、 構造や機能にはガリルとの類似点が見られる。

装備されたストックは、FAL PARAやガリル、56-2式自動歩槍に似た金属製ストックと、AR-18に似たストックの二種類が存在する。

照準器は折り畳み可能なトリチウムサイトが採用されている。

使用する30連発箱型弾倉は初期のベレッタAR70/90のものと互換性がある。

セレクタはアンビタイプでグリップを握った際の親指位置にあり、連射・単発・セーフティの3ポジションから選択する。

採用国

アルゼンチン - 軍で採用。

登場作品

うぽって!!
ふぁらが本銃を使用(ふぁら自身がFARA 83の擬人化キャラでもある)。

COD:Black Ops Cold War シーズン2のティア15で獲得可能である。

参考文献

関連項目

外部リンク



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