【F3D】(えふさんでぃー)
F3D(F-10) Skyknight(スカイナイト)
ダグラス社が開発した全天候艦上戦闘機。
1946年4月から開発が開始され、1948年3月28日に試作機が初飛行した。
アメリカ海軍と海兵隊で運用された。
機体は中翼配置の直線翼の主翼を持ち、エンジンは主翼付け根の下方に配置するという形状をしており、主翼は中央部で上方に折り畳む事ができる。
また、座席はサイドバイサイド配置で、非常時は射出座席ではなく、コックピット下方に設けられた脱出トンネルを利用して脱出するようになっていた。
戦歴では朝鮮戦争やベトナム戦争に投入された。
長期の運用が行われ、戦闘機としては1960年代まで、電子戦機としては1970年まで使用された。
また、軍から引退した後も、少数機がレイセオン社のテスト機として1980年代まで運用されていた。
スペックデータ
乗員 | 2名 |
全長 | 13.90m |
全高 | 4.90m |
全幅 | 15.24m |
主翼面積 | 37.2㎡ |
空虚重量 | 6,813kg |
最大離陸重量 | 12,151kg |
エンジン | ウェスティングハウス J48-WE-3ターボジェット(推力15.1kN)×2基 |
速度 (最大/巡航) | 460kt/395kt |
海面上昇率 | 905m/min |
実用上昇限度 | 11,200m |
航続距離 | 1,195nm |
兵装 | ヒスパノ・スイザM2 20mm機関砲×4門、AIM-7「スパロー」AAM、通常爆弾等 |
派生型(カッコ内は新名称)
F3D (航空機)
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