F7U (航空機)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/15 14:18 UTC 版)
飛行するF7U-3 128464 (1955年撮影)
注釈
- ^ ロケット弾パックは横列の16連装で、1基の発射筒には前後に2発のロケット弾を装弾し、総数32発を搭載する。発射筒の中央には開閉式の隔壁と発射炎排気口が設けられ、前後のロケット弾を分離していた。
- ^ 主翼後縁の動翼を下げ舵にすると、揚力を増やすと共に機首下げモーメントを生じさせてしまうため。水平尾翼ないしカナード翼(先尾翼)を装備した機体ならば、主翼後縁のフラップを下げた際に生じる機首下げモーメントを水平尾翼(昇降舵)ないしカナード翼の機首上げモーメントにより相殺できるが、無尾翼機では相殺することができない。本機に限らず無尾翼機の主翼後縁には、ピッチング制御用の昇降舵とローリング制御用の補助翼を兼用するエレボンを装備するのが一般的である。
- ^ 同じく無尾翼形式のため離着陸時に迎え角を大きく取るコンコルドは、機首を下方に折り曲げるという手法で(特に着陸時の)前方視界を確保している。
- ^ フランス海軍の場合、自国産の戦闘機であるミラージュIIIがあったがF7Uと同じく無尾翼形式であるため艦上機には向かず、アメリカよりF-8 クルセイダーを輸入し艦上機とした。F-8クルセイダーとシュペルエタンダールの後継機となったラファールMも無尾翼機ではあるが、水平尾翼の代わりにカナード翼(前尾翼)を装備しており、主翼後縁の動翼を下げて後縁フラップとすることで揚力を稼ぐ際に生じる機首下げモーメントを、カナード翼を上げ舵にしての機首上げモーメントにより相殺できる。
- ^ 搭載可能燃料は機体内燃料タンクに971gal (3,676ℓ)、落下増槽タンクを250gal (946ℓ) ×2の合計1,471gal (5,568ℓ)
- ^ NORMAL:13.43kN、MILITARY:14.99kN、MILITARY A/B:21.8kN
- ^ 航続距離は燃料消費量+5%の補正後に算出されている
出典
- ^ アメリカ軍用機カタログU.S.AIR POWER 1945〜1980(KKワールドフォトプレス)
- ^ Appendix 1: Aircraft Data--Technical Information and Drawings, BG to F9F (F-9) ドキュメント番号21
- ^ F7U-1 Cutlass Specifications STANDARD AIRCRAFT CHARACTERISTICS
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「F7U (航空機)」の続きの解説一覧
- 1 F7U (航空機)とは
- 2 F7U (航空機)の概要
- 3 概要
- 4 派生型
- 5 登場作品
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