Einführung in die vergleichende Sprachwissenschaftとは? わかりやすく解説

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Einführung in die vergleichende Sprachwissenschaft

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/02/22 14:30 UTC 版)

セメレーニ・オスヴァルド」の記事における「Einführung in die vergleichende Sprachwissenschaft」の解説

このうち主著は、何と言っても "Einführung in die vergleichende Sprachwissenschaft"(『比較言語学概論』)である。1970年初版発行以来1980年2版、1989年改訂3版、1990年4版(但し、実際出版年1991年)まで発行され、またスペイン語Editorial Gredos, 1978年)、ロシア語Moscow, 1980年)・イタリア語(Milan, 1985年)・英語(Clarendon Press, Oxford, 1996年)に翻訳された事をみても明瞭である。本書は、書名に「印欧語」とはうたっていないものの、実質的には『印欧比較言語学概論』であり、音韻論形態論からのみなり統語論含まない。しかし、300頁を越えまとまった形での印欧語言語学概論は、アントワーヌ・メイエ主著 "Introduction à l'étude comparative des langues indo-européennes"(1903年初版1937年8版)以来のものであり、さらにメイエのものと違って自説展開しながらも異説参考文献の非常に広く紹介している。多く専門家必読書として挙げる所以である。 なおセメレーニは、1950年代後半に、内容的には Einführung を凌ぐ "Introduction to IE Philology" をほぼ書き上げていた。原稿段階168頁が印欧諸語概観169346音韻論であった。この本は Einführung 初版1970年, 12頁)にも "...für 1972 geplanted Buch Introduction to Indo-European Philology" と具体的な書名及び出版予定年まであげて出版予告された。(なお1978年スペイン語訳では、この箇所は"...mi proyectado libro Introduction to Indo-European Linguistics"と出版予定年は消え書名変更されている)。この英語のIntroduction1978年至ってその出版最終的に見送られるになったのだが、その原因はセメレーニの言葉そのまま借りれば、"I did not work hard enough"(Introduction to IE Linguistics, vii)という事であり、ドイツ語版Einführung出版の陰で棚上げされた格好となったのである。 その一方、Einführung 英訳の話は1972年3月遡る原著出版社(Wissenschaftliche Buchgesellschaft)から、カリフォルニア在住のDr.Eugene E.Flajserが翻訳申し出ている旨の連絡を受け、また同氏カリフォルニア大学バークレー校教授Dr.Madison BeelerのEinführungに対す高評価参照している事を知ったのである。そこで、セメレーニはBeeler教授手紙出し、こう告げた。「Introduction to IE philologuが、今年は無理でも来年には必ず英語で出版されます。」と。その真意は、言うまでもなく英語訳出版は、英語版Introduction出版阻害しかねないので止めてほしい」という事。つまり、Einführung英語訳出版は、セメレーニ自らが消滅させたものであり、その意味で、永眠直前待望英訳出版見られた事は何よりであった。 なお、セメレーニの英語版Introductionへの執着強さは相当なものがあり、Einführung第3版1989年13頁)にも他書紹介当たって括弧付きで、「著者自身10余年前に、その規模は劣るものの完成させていた。。。」と間接的に言及している事からもうかがえる。

※この「Einführung in die vergleichende Sprachwissenschaft」の解説は、「セメレーニ・オスヴァルド」の解説の一部です。
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