Cacheとは何？わかりやすく解説 Weblio辞書

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Cache クラス

Web アプリケーションのキャッシュを実装します。このクラスは継承できません。

名前空間: System.Web.Caching
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public NotInheritable Class
 Cache
    Implements IEnumerable

Visual Basic (使用法)

Dim instance As Cache

public sealed class Cache : IEnumerable

C++

public ref class Cache sealed : IEnumerable

public final class Cache implements IEnumerable

JScript

public final class Cache implements IEnumerable

解説

このクラスのインスタンスは、アプリケーションドメインごとに 1 つずつ作成されます。このインスタンスは、アプリケーションドメインがアクティブである限り有効です。このクラスのインスタンスに関する情報は、HttpContext オブジェクトの Cache プロパティ、または Page オブジェクトの Cache プロパティから取得できます。

Topic	Location
方法 : ASP.NET のキャッシュから項目を削除する	ASP .NET Web アプリケーションの作成
方法 : キャッシュにアイテムを追加する	ASP .NET Web アプリケーションの作成

使用例

キャッシュ内の項目に割り当てられた値をユーザーに表示し、項目がキャッシュから削除されたときにユーザーに通知するページの例を次に示します。この例では、CacheItemRemovedCallback デリゲートのシグネチャを持つ RemovedCallback メソッドを作成して、キャッシュ項目が削除されたときにユーザーに通知し、CacheItemRemovedReason 列挙体を使用して、ユーザーに削除の理由を通知します。さらに、Cache.Item プロパティを使用して、オブジェクトをキャッシュに追加し、それらのオブジェクトの値を取得します。AddItemToCache メソッドでは、Cache.Add メソッドを使用して、項目をキャッシュに追加します。CacheItemRemovedCallback デリゲートを使用するには、このメソッドまたは Cache.Insert メソッドを使用して項目をキャッシュに追加し、項目が削除されたときに、ASP.NET が適切なメソッドを自動的に呼び出すことができるようにする必要があります。カスタム RemoveItemFromCache メソッドは、Cache.Remove メソッドを使用して、項目を明示的にキャッシュから削除します。その結果、RemovedCallback メソッドが呼び出されます。

Visual Basic

<%@ Page Language="VB" %>

<html>
 <Script runat=server>
    Shared itemRemoved As boolean
 = false
    Shared reason As CacheItemRemovedReason
    Dim onRemove As CacheItemRemovedCallback

    Public Sub RemovedCallback(k As
 String, v As Object, r
 As CacheItemRemovedReason)
      itemRemoved = true
      reason = r
    End Sub

    Public Sub AddItemToCache(sender As
 Object, e As EventArgs)
        itemRemoved = false

        onRemove = New CacheItemRemovedCallback(AddressOf
 Me.RemovedCallback)

        If (IsNothing(Cache("Key1")))
 Then
          Cache.Add("Key1", "Value
 1", Nothing, DateTime.Now.AddSeconds(60), TimeSpan.Zero,
 CacheItemPriority.High, onRemove)
        End If
    End Sub

    Public Sub RemoveItemFromCache(sender As
 Object, e As EventArgs)
        If (Not IsNothing(Cache("Key1")))
 Then
          Cache.Remove("Key1")
        End If
    End Sub
 </Script>

 <body>
  <Form runat="server">
    <input type=submit OnServerClick="AddItemToCache"
 value="Add Item To Cache" runat="server"/>
    <input type=submit OnServerClick="RemoveItemFromCache"
 value="Remove Item From Cache" runat="server"/>
  </Form>
<%
If (itemRemoved) Then
    Response.Write("RemovedCallback event raised.")
    Response.Write("<BR>")
    Response.Write("Reason: <B>" + reason.ToString()
 + "</B>")
Else
    Response.Write("Value of cache key: <B>"
 + Server.HtmlEncode(CType(Cache("Key1"),String))
 + "</B>")
End If
%>
 </body>
</html>

<html>
 <Script runat=server language="C#">
    static bool itemRemoved = false;
    static CacheItemRemovedReason reason;
    CacheItemRemovedCallback onRemove = null;

    public void RemovedCallback(String k, Object
 v, CacheItemRemovedReason r){
      itemRemoved = true;
      reason = r;
    }

    public void AddItemToCache(Object sender,
 EventArgs e) {
        itemRemoved = false;

        onRemove = new CacheItemRemovedCallback(this.RemovedCallback);

        if (Cache["Key1"] == null)
          Cache.Add("Key1", "Value 1", null,
 DateTime.Now.AddSeconds(60), TimeSpan.Zero, CacheItemPriority.High, onRemove);
    }

    public void RemoveItemFromCache(Object
 sender, EventArgs e) {
        if(Cache["Key1"] != null)
          Cache.Remove("Key1");
    }
 </Script>
 <body>
  <Form runat="server">
   <input type=submit OnServerClick="AddItemToCache" value="Add
 Item To Cache" runat="server"/>
   <input type=submit OnServerClick="RemoveItemFromCache" value="Remove
 Item From Cache" runat="server"/>
  </Form>
  <% if (itemRemoved) {
        Response.Write("RemovedCallback event raised.");
        Response.Write("<BR>");
        Response.Write("Reason: <B>" + reason.ToString() + "</B>");
     }
     else {
        Response.Write("Value of cache key: <B>" + Server.HtmlEncode(Cache["Key1"]
 as string) + "</B>");
     }
  %>
 </body>
</html>

JScript

<html>
 <Script runat=server language="JScript">

    static var itemRemoved : boolean = false;
    static var reason : CacheItemRemovedReason;
    var onRemove : CacheItemRemovedCallback = null;

    public function RemovedCallback(k : String,
 v : Object, r : CacheItemRemovedReason){
      itemRemoved = true;
      reason = r;
    }

    public function AddItemToCache(sender :
 Object, e : EventArgs) {
        itemRemoved = false;

        onRemove = this.RemovedCallback;

        if (Cache["Key1"] == null)
          Cache.Add("Key1", "Value 1", null,
 DateTime.Now.AddSeconds(10), TimeSpan.Zero, CacheItemPriority.High, onRemove);
    }

    public function RemoveItemFromCache(sender
 : Object, e : EventArgs) {
        if(Cache["Key1"] != null)
          Cache.Remove("Key1");
    }
 </Script>

 <body>
  <Form runat="server">
    <input type=submit OnServerClick="AddItemToCache" value="Add
 Item To Cache" runat="server"/>
    <input type=submit OnServerClick="RemoveItemFromCache" value="Remove
 Item From Cache" runat="server"/>
  </Form>
<%
if (itemRemoved) {
    Response.Write("RemovedCallback event raised.");
    Response.Write("<BR>");
    Response.Write("Reason: <B>" + reason + "</B>");
}
else {
    Response.Write("Value of cache key: <B>" + Server.HtmlEncode(Cache["Key1"].ToString())
 + "</B>");
}
%>

 </body>
</html>

継承階層

System.Object
System.Web.Caching.Cache

スレッドセーフ

この型は、マルチスレッド操作に対して安全です。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0

参照

関連項目
Cache メンバ
System.Web.Caching 名前空間
HttpContext クラス
CacheDependency
CacheItemRemovedCallback
その他の技術情報
アプリケーションデータのキャッシュ

Cache コンストラクタ

このコンストラクタは、.NET Framework インフラストラクチャをサポートします。独自に作成したコードから直接使用するためのものではありません。

Cache クラスの新しいインスタンスを初期化します。

名前空間: System.Web.Caching
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Sub New

Visual Basic (使用法)

Dim instance As New Cache

public Cache ()

C++

public:
Cache ()

public Cache ()

JScript

public function Cache ()

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0

参照

関連項目
Cache クラス
Cache メンバ
System.Web.Caching 名前空間

Cache フィールド

パブリックフィールドパブリックフィールド

	名前	説明
	NoAbsoluteExpiration	Insert メソッドの呼び出し内の absoluteExpiration パラメータで使用され、項目の有効期限が切れないことを示します。このフィールドは読み取り専用です。
	NoSlidingExpiration	Insert または Add メソッドの呼び出し内で slidingExpiration パラメータとして使用され、スライド式有効期限を無効にします。このフィールドは読み取り専用です。

参照

その他の技術情報

アプリケーションデータのキャッシュ

Cache プロパティ

パブリックプロパティパブリックプロパティ

	名前	説明
	Count	キャッシュ内に格納されている項目の数を取得します。
	EffectivePrivateBytesLimit	キャッシュで使用できる KB 数を取得します。
	Item	指定したキーのキャッシュ項目を取得または設定します。

参照

その他の技術情報

アプリケーションデータのキャッシュ

Cache メソッド

パブリックメソッドパブリックメソッド

( プロテクトメソッドも参照)

	名前	説明
	Add	依存関係ポリシー、有効期限ポリシー、優先順位ポリシー、および挿入された項目が Cache から削除されたことをアプリケーションに通知するために使用するデリゲートが設定されている Cache オブジェクトに、指定された項目を追加します。
	Equals	オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 ( Object から継承されます。)
	Get	Cache オブジェクトから指定した項目を取得します。
	GetEnumerator	キャッシュに格納されているキー設定と値を反復処理するために使用されるディクショナリ列挙子を取得します。
	GetHashCode	特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュアルゴリズムや、ハッシュテーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 ( Object から継承されます。)
	GetType	現在のインスタンスの Type を取得します。 ( Object から継承されます。)
	Insert	オーバーロードされます。項目を Cache オブジェクトに挿入します。このメソッドの 1 つのバージョンを使用して、同じ key パラメータで既存の Cache 項目を上書きします。
	ReferenceEquals	指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 ( Object から継承されます。)
	Remove	アプリケーションの Cache オブジェクトから指定した項目を削除します。
	ToString	現在の Object を表す String を返します。 ( Object から継承されます。)

プロテクトメソッド

	名前	説明
	Finalize	Object がガベージコレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 ( Object から継承されます。)
	MemberwiseClone	現在の Object の簡易コピーを作成します。 ( Object から継承されます。)

明示的インターフェイスの実装

	名前	説明
	System.Collections.IEnumerable.GetEnumerator	Cache オブジェクトコレクションを反復処理できる列挙子を返します。

参照

その他の技術情報

アプリケーションデータのキャッシュ

Cache メンバ

Web アプリケーションのキャッシュを実装します。このクラスは継承できません。

Cache データ型で公開されるメンバを以下の表に示します。

パブリックコンストラクタ

	名前	説明
	Cache	Cache クラスの新しいインスタンスを初期化します。

パブリックフィールド

	名前	説明
	NoAbsoluteExpiration	Insert メソッドの呼び出し内の absoluteExpiration パラメータで使用され、項目の有効期限が切れないことを示します。このフィールドは読み取り専用です。
	NoSlidingExpiration	Insert または Add メソッドの呼び出し内で slidingExpiration パラメータとして使用され、スライド式有効期限を無効にします。このフィールドは読み取り専用です。

パブリックプロパティ

	名前	説明
	Count	キャッシュ内に格納されている項目の数を取得します。
	EffectivePrivateBytesLimit	キャッシュで使用できる KB 数を取得します。
	Item	指定したキーのキャッシュ項目を取得または設定します。

パブリックメソッド

( プロテクトメソッドも参照)

	名前	説明
	Add	依存関係ポリシー、有効期限ポリシー、優先順位ポリシー、および挿入された項目が Cache から削除されたことをアプリケーションに通知するために使用するデリゲートが設定されている Cache オブジェクトに、指定された項目を追加します。
	Equals	オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 (Object から継承されます。)
	Get	Cache オブジェクトから指定した項目を取得します。
	GetEnumerator	キャッシュに格納されているキー設定と値を反復処理するために使用されるディクショナリ列挙子を取得します。
	GetHashCode	特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュアルゴリズムや、ハッシュテーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 (Object から継承されます。)
	GetType	現在のインスタンスの Type を取得します。 (Object から継承されます。)
	Insert	オーバーロードされます。項目を Cache オブジェクトに挿入します。このメソッドの 1 つのバージョンを使用して、同じ key パラメータで既存の Cache 項目を上書きします。
	ReferenceEquals	指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 (Object から継承されます。)
	Remove	アプリケーションの Cache オブジェクトから指定した項目を削除します。
	ToString	現在の Object を表す String を返します。 (Object から継承されます。)

プロテクトメソッド

	名前	説明
	Finalize	Object がガベージコレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 (Object から継承されます。)
	MemberwiseClone	現在の Object の簡易コピーを作成します。 (Object から継承されます。)