A・R・ラフマーン
A・R・ラフマーン A.R.Rahman | |
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基本情報 | |
生誕 | 1966年1月6日(59歳) |
出身地 |
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ジャンル | 映画音楽 |
職業 | 作曲家、キーボーディスト、歌手 |
A・R・ラフマーン(A.R. Rahman、本名:Allah Rakha Rahman、タミル語:ஏ.ஆர்.ரஹ்மான்、誕生名:A・S・ディリープ・クマール、1966年1月6日 - )は、インドの作曲家、キーボーディスト、歌手。タミル・ナードゥ州チェンナイ出身で[1]、同地にスタジオを持つ。映画音楽の作曲で知られ、2009年、『スラムドッグ$ミリオネア』でゴールデングローブ賞 作曲賞、第81回アカデミー賞で作曲賞、歌曲賞など、多数の賞を受賞した[1]。2016年福岡アジア文化賞大賞受賞[2]。
最も売れたアーティスト一覧によると、シングル・アルバムの総売上枚数が3億枚と、アジア人最高を誇る。
来歴
9歳の頃、マラヤーラム語映画の映画音楽作曲家であった父親が死去し[2]、家計を支えるために[2]、1978年からキーボード奏者として、様々な楽団で演奏する[1]。青年期にはスーフィズムに傾倒し[2]、カッワーリーの巨匠ヌスラット・ファテー・アリー・ハーンの影響を受けた[2]。1987年から1992年までの間に、300曲以上のコマーシャルソングを提供する[1]。2000年から音楽ディレクターとして、50本以上の映画音楽を担当した[1]。2006年、自身のレーベルとして「KM Music」を設立し[1]、2008年にはチェンナイに「KM Music Conservatory」を設立した[1]。2009年タイム誌「世界で最も影響力のある100人」に選出された[1]。
受賞歴
- 1992年 - タミル・ナードゥ州映画賞最優秀音楽監督賞(『ロージャー』)、ナショナル・フィルムアワード最優秀音楽監督賞(『ロージャー』)
- 1993年 - フィルムフェア賞南インド部門最優秀音楽監督賞(『ロージャー』)
- 1994年 - サンスクリット賞(サンスクリット財団より)
- 1996年 - モーリシャス賞、マレーシア賞
- 2000年 - インド国勲章パドマ・シュリー章 国際インド映画アカデミー賞最優秀音楽監督賞(Taal)
- 2008年 - アメリカ放送映画批評家協会賞作曲賞(Critics’ChoiceAward)(『スラムドッグ $ミリオネア』)
- 2009年 - 第81回米国アカデミー賞 作曲賞、歌曲賞(『スラムドッグ$ミリオネア』)、英国アカデミー賞 最優秀映画音楽賞(『スラムドッグ$ミリオネア』)、ゴールデン・グローブ賞 作曲賞 (『スラムドッグ$ミリオネア』)、グラミー賞 映画・テレビ・映像メディアサウンドトラック・アルバム賞(『スラムドッグ $ミリオネア』)、 楽曲賞(Jai Ho)
- 2010年 - インド国勲章パドマ・ブーシャン章
- 2011年 - アメリカ放送映画批評家協会賞(Critics’ Choice Awards)歌曲賞(『127 時間』)
映画作品
1990年代
- ロージャー - Roja (1992) ※デビュー作
- インディラ Indira (1995)
- ボンベイ - Bombay (1995)
- ムトゥ 踊るマハラジャ - Muthu (1995)
- インドの仕置人 - Indian (1996)
- マドラスカレッジ大通り - Kadhal Desam (1996)
- イルヴァール - Iruvar (1997)
- ジーンズ 世界は2人のために - Jeans (1998)
- ディル・セ 心から - Dil Se.. (1998)
- パダヤッパ 〜いつでも俺はマジだぜ!〜 - Padayappa (1999)
2000年代
- ラガーン - Lagaan (2001)
- バーバー - Baba (2002)
- ヘブン・アンド・アース - Warriors of Heaven and Earth (2003)
- とらわれの水 - Water (2005)
- ボス その男シヴァージ - Sivaji (2007)
- エリザベス:ゴールデン・エイジ - Elizabeth: The Golden Age (2007)
- スラムドッグ$ミリオネア - Slumdog Millionaire (2008)
- デリー6 - Delhi-6 (2009)
2010年代
- ロボット The Robot (2010)
- 127時間 127 Hours (2010)
- ピープル・ライク・アス People Like Us (2012)
- Lingaa リンガー Lingaa (2014)
- マッスル 踊る稲妻 I (2015)
- 英国総督 最後の家 Viceroy's House (2017)
- SANJU サンジュ Sanju (2018)
- ロボット2.0 2.0 (2018)
- カセットテープ・ダイアリーズ Blinded by the Light (2019)
- 響け!情熱のムリダンガム Sarvam Thaala Mayam (2019)
2020年代
- PS1 黄金の河 Ponniyin Selvan: I (2022)
- PS2 大いなる船出 Ponniyin Selvan: II (2023)
非映画作品
ミュージカル
- Bombay Dreams
ミュージック・ビデオ
- Jaya Gana Mana
脚注
外部リンク
慈悲あまねく御方 (クルアーン)
![]() 慈悲あまねく御方 | |
啓示 | マッカ啓示またはメディナ啓示(両説有) |
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章題の意味 | 冒頭の「慈悲あまねく御方」の語[1] |
啓示時期 | マッカ期またはメディナ期(両説有) |
詳細 | |
スーラ | 第55章 |
アーヤ | 全78節 |
ジュズウ | 27番 |
ルクー | 3回 |
語数 | 352語 |
文字数 | 1585文字 |
前スーラ | 月 |
次スーラ | 出来事 |
سورة الرحمن |
音楽・音声外部リンク | |
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![]() 朗誦者: ファーリス・アッバード |
音楽・音声外部リンク | |
---|---|
![]() 朗誦者: ムハンマド・スィッディーク・アル=ミンシャーウィー |
『慈悲あまねく御方』(アラビア語: سورة الرحمن、アッ・ラハマーン)とは、クルアーンにおける第55番目の章(スーラ)。78の節(アーヤ)から成る[1]。
啓示の時期
啓示時期について複数の説がある。主な日本語訳でも、大川訳[2]、井筒訳ではメッカ啓示、藤本訳ではメディナ啓示としている。
章名
سورة الرحمن (アッ・ラハマーン)は、大川訳では「大悲者章」、井筒訳では「お情け深い御神」、藤本らの訳では「慈悲深いお方の章」、日本ムスリム情報事務所では「慈悲あまねく[3]御方」となっている。
内容
冒頭の「慈悲あまねく御方が」に因んでこの題名が採られている。啓示の真実性と審判の日について繰り返し述べられる[1]。
「慈悲あまねく御方」による創造と審判と楽園が語られる。その一区切りごとに「それであなたがたは,主の恩恵のどれを嘘と言うのか[1]」という問いかけがなされる。この「それであなたがたは,主の恩恵のどれを嘘と言うのか」という言葉はこの章全体で31回繰り返される。
アラビア語による『慈悲あまねく御方』全文
- アル・クルアーン第55章 『سورة الواقعة(慈悲あまねく御方)』
脚注・出典
- ^ a b c d 日本ムスリム情報事務所 聖クルアーン日本語訳
- ^ 大川周明訳:古蘭(クルアーン) 第五十五 大悲者章
- ^ 日本語で「あまねく」は動詞ではなく副詞(または形容詞の連用形)であるから、文法的には誤り。
外部リンク
- 日本ムスリム情報事務所 聖クルアーン日本語訳
- 大川周明訳:古蘭(クルアーン)1950(昭和25)年2月(65歳) 岩崎書店 全集第7巻 (大川周明ネット)
- Exegesis of Surah Rahman
- Read Surah Ar-Rahman in many languages www.SearchTruth.com
- Ar-Rahman with English Translation and Recitation
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