ヴィクター・ヤングとは? わかりやすく解説

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ヴィクター・ヤング

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/05 03:15 UTC 版)

ヴィクター・ヤング
Victor Young
生誕 (1899-08-08) 1899年8月8日
死没 (1956-11-10) 1956年11月10日(57歳没)
職業 作曲家指揮者、編曲家、ヴァイオリン奏者

ヴィクター・ヤングVictor Young, 1899年8月8日 - 1956年11月10日)は、アメリカ合衆国作曲家指揮者、編曲家、ヴァイオリン奏者。代表曲としてジャズのスタンダードとなった「星影のステラ (Stella by Starlight)」がある。

略歴

イリノイ州シカゴ出身のポーランド系ユダヤ人。最初コンサートヴァイオリニストとして出発したが、テッド・フィオリト楽団に参加したことで、ポピュラー音楽の分野に移った。多くの軽音楽を作り、ビング・クロスビーなどの歌手に曲を提供した。1930年代中頃より映画音楽に専念するために、ハリウッドに移った。

アカデミー賞に22回ノミネートされるが、生前に受賞することはできず、死後に『八十日間世界一周』(1956年)でアカデミー作曲賞を受賞した。『ゴールデン・ボーイ』(1939年)、『ガリヴァー旅行記』(1939年)、『誰が為に鐘は鳴る』(1943年)、『ラブレター』(1945年)、『サムソンとデリラ』(1949年)、『愚かなり我が心』(1949年)、『血闘』(1952年)、『静かなる男』(1952年)、『戰う雷鳥師団』(1952年)、『シェーン』(1953年)、『大砂塵(ジョニー・ギター)』(1954年)などがある。最後の作品はヤングの死後、1957年パラマウント映画から公開されたコーネル・ワイルド主演の『勇者カイヤム』であった。

カリフォルニア州パームスプリングス脳出血のため57歳で死去。

受賞歴

アカデミー賞

受賞
1957年 アカデミー劇・喜劇映画音楽賞:『80日間世界一周[1]
ノミネート
1939年 アカデミーオリジナル音楽賞:『Army Girl』、『氷上リズム』
1940年 アカデミー作曲賞:『ゴールデン・ボーイ』、『ガリヴァー旅行記』、『Man of Conquest
1940年 アカデミー音楽賞:『Way Down South
1941年 アカデミー作曲賞:『アリゾナ』、『暗黒の命令』、『北西騎馬警官隊
1941年 アカデミー音楽賞:『囁きの木陰』
1942年 アカデミードラマ音楽賞:『Hold Back the Dawn
1943年 アカデミードラマ音楽賞:『フライング・タイガー』、『賭博の女王』、『Take a Letter, Darling
1944年 アカデミードラマ音楽賞:『誰が為に鐘は鳴る
1946年 アカデミードラマ・コメディ音楽賞、アカデミー歌曲賞(Love Letters) ※作曲:『ラヴレター』
1949年 アカデミーミュージカル音楽賞:『皇帝円舞曲
1950年 アカデミー歌曲賞(My Foolish Heart) ※作曲:『愚かなり我が心
1951年 アカデミードラマ・コメディ音楽賞:『サムソンとデリラ
1957年 アカデミー歌曲賞(Written on the Wind) ※作曲:『風と共に散る

ゴールデングローブ賞

受賞
1952年 作曲賞:『旅愁
ノミネート
1953年 作曲賞:『静かなる男

作曲した主な楽曲

文献

  • Young, Victor. Cinema Rhapsodies: The Musical Genius of Victor Young Ontario: (Hit Parade Records, 2006).

脚注

  1. ^ ヴィクター・ヤングは本作公開の直後に死去したため、受賞式にはV・ヤング夫人のリタ・キネルが出席し、オスカー像を受け取った。

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