ピープル・ライク・アスとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ピープル・ライク・アスの意味・解説 

ピープル・ライク・アス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/04 09:06 UTC 版)

ピープル・ライク・アス
People Like Us
監督 アレックス・カーツマン
脚本 アレックス・カーツマン
ロベルト・オーチー
ジョディ・ランバート
製作 ロベルト・オーチー
クレイトン・タウンゼント
ボビー・コーエン
製作総指揮 アレックス・カーツマン
出演者 クリス・パイン
エリザベス・バンクス
オリヴィア・ワイルド
マイケル・ホール・ダダリオ
音楽 A・R・ラフマーン
撮影 サルヴァトーレ・トティーノ
編集 ロバート・レイトン
製作会社 ドリームワークス
K/Oペーパー・プロダクツ
リライアンス・エンターテインメント
配給 ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
公開 2012年6月29日
劇場未公開
上映時間 114分[1]
製作国 アメリカ合衆国
言語 英語
製作費 1600万ドル[2]
興行収入 $12,617,472[3]
テンプレートを表示

ピープル・ライク・アス』(原題: People Like Us)は2012年に公開されたアメリカ合衆国ドラマ映画である。監督はアレックス・カーツマン、主演はクリス・パインエリザベス・バンクスが務めた。本作はカーツマンの映画監督デビュー作である。なお、本作は日本国内で劇場公開されなかったが、2018年6月20日にDVDが発売された[4]

ストーリー

証券会社に務めるサム・ハーパーはうっかり法律に抵触する取り引きをしてしまい、連邦取引委員会の取り調べを受けることになった。サムの上司であるリチャーズは事件が会社の責任になることを恐れ、サムの自腹で役所に賄賂を払うよう命じた。帰宅後、サムの下に父親のジェリーが亡くなったとの知らせが届いた。父親と長らく疎遠だったため、サムは葬式を欠席しようとしたが、恋人のハンナに説得されて渋々参列することにした。久しぶりに実家に帰ったサムだったが、家族の視線にはどこか冷たいものが感じられた。

賄賂のための金をどう工面するかで悩んでいたこともあって、サムはジェリーが自分にどれくらいの遺産を残していたのかを気にしていた。ところが、ジェリーの遺産管財人から渡されたのは髭剃りセットだった。ガッカリしたサムがキットを開封したところ、中には15万ドルと「このお金をジョシュ・デイヴィスに渡してくれ」というメモ書きがあった。

15万ドルを自分のものにしたい欲望を抑えつつ、サムはジョシュ・デイヴィスが何者であるかを調べた。その結果、ジョシュは11歳の少年であり、母親のフランキーはアルコール依存症の治療を受けていることを知った。デイヴィスは父親が何故ジョシュに15万ドルを残したのか気になり、親子の身辺を調査し始めた。そして、フランキーは自分の腹違いの姉であることが判明した。それを知ってもなお、サムは15万ドルを自分のものにしようとしたが、それを知ったハンナから愛想を尽かされてしまった。

どうすべきか迷った果てに、サムは「ニューヨーク出身のアルコール依存症患者」を名乗ってフランキーに接触した。2人はあっという間に打ち解け、サムは親子を社会福祉に繋ぐことができた。それと同時に、サムとジョシュも仲良くなっていった。フランキーやジョシュと親密になればなるほど、サムの良心の呵責は増大していった。しかし、「連邦取引委員会が本格的な捜査に乗り出した」という一報が届いたため、2人に15万ドルを渡すわけにもいかなかった。

キャスト

製作

2010年9月19日、クリス・パインがドリームワークスの新作映画『Welcome to People』の出演交渉に臨んでいると報じられた[5]。11月11日、エリザベス・バンクスが本作に出演することになったとの報道があった[6]2011年1月10日、ミシェル・ファイファーがキャスト入りした[7]。後に、本作のタイトルは『Welcome to People』から『Peopke Like Us』に変更された。

サウンドトラック

2012年6月19日、レイクショア・レコーズは本作のサウンドトラックを発売した[8]

公開・興行収入

2012年6月15日、本作はロサンゼルス映画祭でプレミア上映された[9]

本作は『マジック・マイク』、『マディアおばさんのドタバタNY事件簿』、『テッド』と同じ週に封切られ、公開初週末に480万ドルを稼ぎ出すと予想されていたが[10]、実際の数字はそれを若干下回るものとなった。2012年6月29日、本作は全米2055館で公開され、公開初週末に425万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場11位となった[11]

評価

本作に対する批評家の評価は伸び悩んでいる。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには118件のレビューがあり、批評家支持率は53%、平均点は10点満点で5.7点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『ピープル・ライク・アス』は先の展開が読める作品であり、メロドラマ臭が強い作品である。しかし、主演2人の名演が光る1本であり、大人の観客を満足させられる貴重な1作でもある。」となっている[12]。また、Metacriticには31件のレビューがあり、加重平均値は49/100となっている[13]

出典

  1. ^ ピープル・ライク・アス”. 2018年9月14日閲覧。
  2. ^ Seth MacFarlane's 'Ted' to dominate stuffed box-office weekend”. 2018年9月14日閲覧。
  3. ^ People Like Us (2012)”. 2018年9月14日閲覧。
  4. ^ ピープル・ライク・アス DVD”. 2018年9月14日閲覧。
  5. ^ Chris Pine in Talks for Welcome to People”. 2018年9月14日閲覧。
  6. ^ Elizabeth Banks Cast In Welcome To People”. 2018年9月14日閲覧。
  7. ^ Michelle Pfeiffer Joins Chris Pine in 'Welcome to People'”. 2018年9月14日閲覧。
  8. ^ People Like Us Soundtrack”. 2018年9月14日閲覧。
  9. ^ ‘Magic Mike’ to Close L.A. Film Fest, ‘People Like Us’ to Premiere”. 2018年9月14日閲覧。
  10. ^ Forecast (cont.): 'Madea,' 'People Like Us' and Predictions”. 2018年9月14日閲覧。
  11. ^ June 29-July 1, 2012”. 2018年9月14日閲覧。
  12. ^ People Like Us”. 2018年9月14日閲覧。
  13. ^ People Like Us (2012)”. 2018年9月14日閲覧。

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ピープル・ライク・アス」の関連用語

ピープル・ライク・アスのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ピープル・ライク・アスのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのピープル・ライク・アス (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS