90年代から現在にかけて
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 02:18 UTC 版)
その後、ダイエーは高島屋の店舗跡にディスカウントストア「エキゾチックタウン」(業態の中身はバンドール)をオープンさせ、スポーツ用品や家電などを幅広く扱い、広範囲から集客する。やがて津田沼周辺が発展していくにつれ、価格競争も次第に収拾していった。価格競争に生き残った両店は、1990年代前半にはダイエー津田沼店、イトーヨーカドー津田沼店ともに当時全国で一、二を争う売り上げ規模にまで成長したが、ダイエーは急速に業績が悪化し、2002年にはエキゾチックタウンが閉店。その後、当時ダイエーが目指していたCVC(カテゴリーバリュセンター;直営または外部企業による専門店化)を具体化させるためにリニューアルオープンさせた。 2003年には新津田沼駅北側にイオンがジャスコ津田沼店を核店舗とする大型店イオン津田沼ショッピングセンター(現在のイオンモール津田沼)をオープンさせた。これはサンポーとともに扇屋ジャスコ津田沼店を閉店して以来のオープンとなった。 新京成の線路を挟んでジャスコとイトーヨーカ堂が、JRの線路をはさんでダイエーが立ち並んだ。その後、ダイエーは産業再生機構による経営再建の一環により2005年11月30日をもって、ダイエー津田沼店は27年間の営業に終止符を打ち閉店する。 北口にあった丸井は、2007年(平成19年)2月12日に閉店し、同年11月にユニクロがキーテナントのミーナ津田沼が同じ場所にオープンした。 ダイエーの閉店以降、大部分が空きテナントとなっていたサンペデックは、日本生命が野村不動産系私募ファンドへ売却後イオンをはじめとし、TSUTAYA、ヤマダ電機LABI、マクドナルド、ブックオフ等様々なテナントが入った「モリシア津田沼」として2008年(平成20年)3月13日にリニューアルオープンした。 2011年(平成23年)3月1日にはイオン津田沼ショッピングセンターの核店舗がジャスコ津田沼店からイオン津田沼店へ変更され、同年11月21日にはイオン津田沼ショッピングセンターからイオンモール津田沼へ名称が変更された。 モリシア向かいにある大規模な土地区画整理事業「奏の杜プロジェクト」用地の一角に2013年(平成25年)4月、ベルクを中心とした新たな商業施設「奏の杜forte(フォルテ)」が開業した。 1977年(昭和52年)の西友津田沼店の開業から、パルコ地下1階で40年営業してきた西友津田沼パルコ店も、2017年(平成29年)1月31日を持って閉店。跡地は生鮮食品中心の商業施設「つだぬマルシェ」となった。 2017年(平成29年)8月31日、モリシア津田沼に入居していたイオンモリシア津田沼店が閉店。ダイエーに営業権を移譲し、9月5日にダイエーモリシア津田沼店として、約12年ぶりに津田沼、及び同施設へ再進出することとなった。これにより再び新京成の線路を挟んでイオンとイトーヨーカ堂、JRの線路を挟んでダイエーという構図が復活した。 2018年(平成30年)9月15日 「BOOKS昭和堂」が業績の低迷により閉店。 2019年(令和元年)7月20日 創業昭和46年10月の老舗喫茶店「Cafeシャローム津田沼」閉店。 2019年(令和元年)9月9日 台風15号(房総半島台風)による被害で鉄道各社が運転を見合わせた影響で、千葉県習志野市にある津田沼駅に長蛇の列ができ、Twitterトレンドに「津田沼駅」が入ったほか、「入場規制」「長蛇の列」のキーワードも入るなど話題になった。 2021年(令和3年)2月24日、パルコは津田沼パルコを2023年2月28日で閉店することを発表した。
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