4代目 610型系(1971年 - 1976年)
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「日産・ブルーバード」の記事における「4代目 610型系(1971年 - 1976年)」の解説
車格の上級移行により、車体は大型化、当時の風潮に沿った曲面基調でアクの強いデザインとなり、車名も「U」のサブネームが付いた「ブルーバードU」となった。なお、従来の510型系は、2ドアセダン/4ドアセダンの1.4Lと1.6Lの廉価モデルのみが1972年12月まで継続生産され、併売されていた。 なお、この610型系モデルではタクシー仕様(営業車)は設定されなかった。ボディタイプは、4ドアセダン、2ドアハードトップ、ワゴン、バンの4種類。エンジンは、直列4気筒1.6L(L16)と1.8L(L18)が搭載された。グレードは、STD、DX、GL、SSS、SSS-L、SSS-Eが設定され、セダン、ハードトップはサイドウインドウ下の「Jライン」と称するガーニッシュが特徴であり、その色は標準のダークグレーのほか、外板色が白の場合Jラインは黒となり、紺メタリックではオレンジ色も選べた。 販売終了前月までの国内新車登録台数の累計は52万6491台 2000GTシリーズ 直列6気筒2.0LのL20型を搭載、ホイールベースを150mm延長し、フロントオーバーハングを55mm延長したロングノーズの2000GTシリーズのGT、GT-E、GT-X、GT-XEが追加設定される。フロント周りはポンティアックを思わせる処理がなされ、スカットル部のエアアウトレット風の処理がサメのエラを連想させるデザインであったためサメブルと呼称された。マイナーチェンジ車は、オイルショック・排出ガス規制で売れ行きが伸びなかった。 1971年8月10日 - 発売。 1972年8月 - 一部改良で1.8LセダンにSSS-Lを、1.6LにEGIとSSS系に5速M/T車を追加設定。またバンを除くDX・STDグレードのフロントブレーキにディスクを採用。乗用車系のロードホイールを14インチに、SSS車のフェンダーミラーを角形に変更 1973年8月 - マイナーチェンジでフロントグリル周辺、リアコンビランプの意匠を変更。2000GTシリーズを追加。 1975年9月 - 2.0L EGI車が、10月に1.6L、1.8L、2.0Lのキャブレター仕様車が50年排出ガス規制に適合。 1976年2月 - 2.0L EGI車が、3月に1.6L、1.8L EGI車が51年排出ガス規制に適合。 モータースポーツ サファリラリー 1972年 - 1台が参戦し、総合12位。 1973年 - 2台が参戦し、総合2位・4位、チーム優勝。 710型系についてはバイオレットを参照
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