2017-18 ポストシーズン (B1残留プレーオフ)
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「横浜ビー・コルセアーズ」の記事における「2017-18 ポストシーズン (B1残留プレーオフ)」の解説
B1残留プレーオフ1回戦は、ホーム・横浜文化体育館で西地区5位の西宮ストークス(総合順位17位)と対戦。第1戦(5月11日)は拮抗した試合になったが、横浜のミスとターンオーバーから西宮が少しづつリードを広げる展開となり、横浜も第4クォーターに追いすがったものの83-86で敗戦。横浜は第2,3戦の連勝以外はB2降格が確定するという崖っぷちに追い込まれた。第2戦(5月12日)も、序盤は第1戦に勝利して勢いに乗る西宮の優勢で進んだが、第2クォーターに横浜が攻勢に出て大量リードを奪い返した。第2戦の終盤は両チームとも第3戦を見据えてベストメンバーを温存する戦いになった事もあり、横浜は今シーズン初の100点ゲームとなる102-81で圧勝した。特別ルールの第3戦(5月12日)は前半は西宮が優位に試合を運び、8-11の西宮リードで折り返したが、後半残り2分36秒で横浜が逆転に成功。20-18で西宮に勝利し、B1残留プレーオフ2回戦への進出が決定した。 B1残留プレーオフ2回戦は、中立地・片柳アリーナで中地区5位の富山グラウジーズ(総合順位15位)と5月19日に対戦。観客数は満員の2887人。富山とは2016-1017シーズンのB1残留プレーオフ2回戦でも対戦していたため、2年連続の同じ顔合わせとなった。 立ち上がりから激しいディフェンスを仕掛けた富山に気負いが出たのか第1クォーター開始から2分弱で早くも5ファウルに達してしまう。この直後に横浜が川村、サビート、ウィリアム・マクドナルドらの連続得点により14-0のランに成功。第1クォーターは21-12で横浜がゲームの主導権を握る展開となった。第2クォーターも立ち上がりは横浜が好調でサビートのアリウープや満田のブロックショットなどのビッグプレーも決まり、徐々に富山との点差を広げていったが、終盤は富山がペースを握り返して連続得点に成功したため第2クォーターは20-22で富山リード。前半トータルでは41-34の横浜リードでの折り返しとなった。後半、第3クォーター開始からは、前クォーターからの攻勢を続ける富山がサム・ウィラードと宇都直輝を中心とした猛攻を仕掛け、本日最大となる0-17のランで逆転に成功した。横浜も点差を引き離されないために懸命の反撃を見せ、ここから一進一退の攻防が続いたが、第3クォーターは17-26で富山の大量リード。横浜は第1クォーターで獲得したリードを全て失いトータルでも58-60で富山が上回った。最終第4クォーターも富山の攻撃が好調でサム・ウィラード、宇都、大塚裕土らの得点により、残り4分10秒で62-71で富山の9点リードに広がり、残り時間が少なくなると共に横浜の形勢不利が増してゆく厳しい展開となった。しかし、この局面で満田の3Pシュート成功から流れが大きく変わり、サビート、川村、細谷の連続得点で追い上げ、残り1分46秒で満田のフリースロー成功でついに73-73の同点に追いつき、残り1分10秒でサビートのスティールが成功、川村のアシストからパーマーが3Pシュートを成功させ、ついに横浜が76-73で逆転した。ここから残り時間のポゼッションを巡って双方の選手のプレイに激しさが増し、両チーム共にファウルとフリースローが続く展開となり、残り23秒で富山のデクスター・ピットマンのフリースローが2本決まり、77-76という横浜が僅か1点でのリードで横浜のポゼッションを迎える。ここで富山はファウルゲームを選択、川村がファウルで得たフリースローを2本とも決め、残り16秒で79-76の3点差に広がる。富山はこのポゼッションで3Pシュートで同点に追いつくことに勝負を託し、大塚と宇都が連続3Pシュートを放つが、この直前に投入された高島一貴の好守備などに阻まれて両方とも失敗。大接戦の末、最終スコア79-76で横浜が勝利したことで、2018-2019シーズンにおける横浜のB1残留が決定した。
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