2013世界陸上で銅メダル獲得
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「福士加代子」の記事における「2013世界陸上で銅メダル獲得」の解説
2013年8月10日に開催された世界陸上モスクワ大会の女子マラソンに出場。気温30度を超える過酷な気象条件の中、レース前半から積極的に先頭グループにつく。30km手前で先頭集団から遅れ始め、いったんは4位に落ちたが、35km過ぎにメセレク・メルカムを追い抜いて(メルカムはその後途中棄権)3位に上がる。順位を保って競技場へ入った福士は、満面の笑みでガッツポーズしながらゴールインし、3位入賞・銅メダルを獲得した(同世界陸上大会において日本選手唯一のメダル獲得でもある)。世界陸上選手権・女子マラソンの種目で日本代表のメダル獲得は、2009年・世界陸上ベルリン大会で尾崎好美が2位入賞・銀メダル以来、2大会ぶりとなった(木崎良子は4位入賞、野口みずきは33km付近で途中棄権)。 同年12月の全日本実業団対抗女子駅伝では3区に出場、記録は区間13位だったが1人を抜いて同大会で通算100人抜きを達成する。 2014年9月28日、1年1か月振りのフルマラソンとなるベルリンマラソンに出走。しかし女子の部優勝のティルフィ・ツェガエには6分7秒離され、日本女子ではトップだったが2時間26分台の6位に留まった。 2015年8月開催の世界陸上北京大会・女子マラソン日本代表選出を目指していたが、足の疲労骨折が完治しなかったため、国内選考会には一度もエントリーしなかった。 同年10月11日にシカゴマラソンに出場。再び自己ベストと優勝を目指したが、自己ベストに僅か4秒及ばず、2時間24分25秒で4位となった。 この時期、監督の永山は過去のマラソンで何度も見られた「失速」はスタミナ不足が要因と考え、食事内容を変える「食トレ」を実施、福士は管理栄養士の指導を受けながら食事の量を3倍に増やし、「練習より食べることの方がきつかった」と話すほどの対策により、2016年の大阪国際女子マラソンに臨んだ。
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